FAMLog
CakePHP 2.7.9が公開
February 02, 2016
CakePHP 2.7.9が2016年1月下旬に公開されています。
CakePHP 2.7.9は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースです。CakePHP 2.6系統からCakePHP 2.7系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.2.1ですが、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 3.xに対応していないのでご注意ください。
CakePHP 3.2.0が公開
February 01, 2016
CakePHP 3.2.0が2016年1月下旬に公開されています。
CakePHP 3.2.0は、動作にPHP 5.5.9以上が必須となり、DateTimeライブラリがCarbonからChronosに置き換えられている他、Cross-Origin Resource Sharing(CORS)関連のヘッダーを手軽に設定できるCorsBuilderが新たに追加されています。その他にも数多くの機能追加や改善が行われており、CakePHP 2からCakePHP 3.2にバージョンアップする際には、3.0 Migration Guideと3.1 Migration Guide、3.2 Migration Guideで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 3.xに対応していないのでご注意ください。
[関連]CakePHP 3.1.10 and 3.2.1 Released
FileMaker Server 10/11のAdmin ConsoleとJava 8 Update 71は非互換
January 28, 2016
セキュリティ脆弱性が多数修正されたJava 8 Update 71およびJava 8 Update 72が今月公開されましたが、Java 8 Update 71以降を適用したクライアント環境ではFileMaker Server 10およびFileMaker Server 11のAdmin Consoleを起動できなくなっています。
上記は、Java 8 Update 71において署名ハッシュアルゴリズムがMD5である証明書との互換性がなくなったことに起因しています。なお、バージョン12およびそれ以前のFileMaker ServerとJava 8の互換性に関する情報はファイルメーカー社からの案内は特にない状況であり、FileMaker Server 10や11では元々Java 8はサポートされていませんでした。
現在Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要がある状況です。FileMaker Server 13以降では管理用の端末にJavaをインストールする必要がなくなっており、安全性を考慮すると、Java 8に対応しているFileMaker Server 14もしくはFileMaker Server 13.0v10へのバージョンアップが強く推奨される状況になっていると言えます。
[関連]Java と FileMaker Server - 概要とトラブルシュート(FileMaker ナレッジベース)、Java™ SE Development Kit 8, Update 71 Release Notes(Oracle)、Java 8 Update 71およびJava 8 Update 72が公開(FAMLog)
OS XでSHA-256メッセージダイジェストを確認する方法
January 27, 2016
OS XでSHA-256メッセージダイジェストを確認するには、ターミナルで次のように入力します。
shasum -a 256 [ファイル名 or ファイルのフルパス名]
(例)shasum -a 256 jre-8u71-macosx-x64.dmg
配布されているファイルが正式に配布元から提供されているものか確かめるための手段の1つとして、最近ではSHA-256メッセージダイジェストを確認することがあります。
[関連]SHA-1ダイジェストを確認する方法(FAMLog)、MD5チェックサムを確認する方法(FAMLog)
APPLE-SA-2016-01-19-3 Safari 9.0.3
January 25, 2016
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 9.0.3が配布されています。
多数の脆弱性やプライバシーに関わる問題が修正されたSafari 9.0.3は、OS X Mavericks v10.9.5およびOS X Yosemite v10.10.5で利用できます。また、同時に公開されたOS X El Capitan v10.11.3にもSafari 9.0.3が含まれています。
OS X Mountain Lion用のSafari 9は提供されておらず、OS X Mavericks以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。
Java 8 Update 71およびJava 8 Update 72が公開
January 20, 2016
Java 8 Update 71およびJava 8 Update 72が公開されています。
バージョン8 Update 71では複数のセキュリティ脆弱性が修正されており、できる限り早く更新することが強く推奨されています。バージョン8 Update 72も公開されていますが、バージョン8 Update 71で特に問題に直面していない場合にはバージョン8 Update 72に更新する必要はありません。なお、Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要があります。
FileMaker Server 14およびFileMaker Server 13.0v10はJava 8に対応していますが、バージョン12およびそれ以前のFileMaker ServerとJava 8の互換性に関する情報はファイルメーカー社からの案内は特にない状況です。
[関連]FileMaker Server 10/11のAdmin ConsoleとJava 8 Update 71は非互換(FAMLog)
(2016/01/28追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
OpenSSH 7.1p2が公開
January 18, 2016
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 7.1p2」が公開されています。
OpenSSH 5.4から7.1におけるクライアントのコードにはSSH接続再開の実験的なサポートが含まれており、このコードが原因でプライベートキーなどメモリー内のデータが盗まれる危険性がありましたが、OpenSSH 7.1p2ではこの脆弱性が修正されています。
なお、バージョン7.1p2にすぐに更新できない場合には、OpenSSH 5.4以上ではグローバルなssh_configかユーザーの設定(~/.ssh/config)に「UseRoaming no」を加える、もしくはコマンドラインで「-oUseRoaming=no」を渡すことで、上記の脆弱性を一時的に回避することもできるとのことです。
[参考]OpenSSH 7.1p2 がリリースされました..(春山 征吾のくけー)
FileMaker, Inc.がiOS App SDKを発表
January 13, 2016
FileMaker, Inc.が、OS X上でFileMakerデータベースからiOSネイティブアプリを作成できるソフトウェア開発キットである「iOS App SDK」を発表しています。
OS Xのみで利用できるiOS App SDKをダウンロードするにはFileMaker Developer Subscriptionの購入が必要です。SDKの利用にはXcodeが必須であり、Apple Developer Programへの登録も必要となります。
現時点において、上記のSDKを使ってiOSネイティブアプリを作成する手順の詳細については、FileMaker Knowledge Baseで英語で解説されています。
[関連]iOS App SDK Instructions(FileMaker Knowledge Base)、Important development considerations before using the iOS App SDK(FileMaker Knowledge Base)
PHP 5.5.31、PHP 5.6.17およびPHP 7.0.2が公開
January 08, 2016
「PHP 5.5.31」、「PHP 5.6.17」および「PHP 7.0.2」が公開されています。
PHP 5.5.31、PHP 5.6.17およびPHP 7.0.2では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。互換性を考慮すると当面はPHP 5.5系統もしくは5.6系統の利用が現実的と言えますが、PHP 5.5系統の保守は今年の7月に終了する予定となっています。
PHP 7では実行速度が高速化されていることから将来的にはPHP 7.0系統の普及が期待されますが、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。