FAMLog
CentOS Linux 8 (2004)が公開
June 19, 2020
CentOS Linux 8 (2004)が公開されています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 8 (2004)はRed Hat Enterprise Linux 8.2に対応するバージョンとなっています。
なお、開発者プレビュー版のLinux用Claris FileMaker Serverの対応OSは「CentOS Linux 7.7」と記載されており、Red Hat Enterprise Linux 7.7に対応するバージョンであるCentOS Linux 7 (1908)がサポート対象となっています。CentOS Linuxの最新版はCentOS Linux 8 (2004)ですが、開発者プレビュー版で検証を行う場合にはCentOS Linux 8ではなくCentOS Linux 7を利用すると良いでしょう。
PHP 7.3.19およびPHP 7.4.7が公開
June 17, 2020
PHP 7.3.19およびPHP 7.4.7が公開されています。
PHP 7.3.19とPHP 7.4.7では不具合の修正が行われています。PHP 7.2系統の更新が行われていないことから、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていないものと推測されます。PHP 7.1系統の保守は2019年12月に終了しており、今後はバージョン7.2系列もしくはバージョン7.3系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
なお、PHP 7.2は2020年11月30日まで、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Claris FileMaker Pro 19の動作環境
June 15, 2020
macOS版Claris FileMaker Pro 19の動作環境は、macOS Mojave 10.14もしくはmacOS Catalina 10.15となっており、macOS High Sierra 10.13が動作環境の対象から外されています。
Windows版Claris FileMaker Pro 19の動作環境は、64ビットバージョンのWindows 8.1(Standard EditionおよびPro Edition)もしくは64ビットバージョンのWindows 10(Pro EditionおよびEnterprise Edition)となっており、Windows 7が動作環境の対象から外されています。バージョン19のWindows版では32ビットバージョンが動作環境の対象から外されているので、その点にも注意する必要があります。
なお、Windows版のClaris FileMaker Pro 19ではMicrosoft .NET Frameworkのバージョン4.8以上が必要です。
[関連]Claris FileMaker Pro 19 リリースノート(Claris ナレッジベース)、FileMaker 19 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(Claris ナレッジベース)、FileMaker Pro 18 Advancedの動作環境(FAMLog)
FileMaker Pro AdvancedからClaris FileMaker Proに名称変更
June 11, 2020
Claris FileMaker 19ではFileMaker Pro Advancedというアプリケーション名がClaris FileMaker Proに変更されています。
これに伴い、アプリケーション名に依存する外部スクリプトまたはGet(アプリケーションバージョン)関数を含む式を使用している場合などでは、バージョンアップ後にカスタム Appの調整や更新をする必要があります。
なお、Claris FileMaker Pro 19に含まれる高度なツール(Developer ユーティリティ、スクリプトデバッガ、データビューア、カスタムメニュー機能、カスタム関数ユーティリティ、名前を付けて XML として保存する機能およびデータベースデザインレポート機能等)を使用するには、[環境設定]ダイアログボックスの[一般]タブで[高度なツールを使用する]を選択した後にClaris FileMaker Pro 19を再起動する必要があります。
[関連]FileMaker DeveloperからFileMaker Pro Advancedに名称変更(FAMLog)、FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化(FAMLog)、Claris FileMaker 19が発売(FAMLog)
OpenSSH 8.3が公開
June 08, 2020
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 8.3」が2020年5月下旬に公開されています。
OpenSSH 8.3では、scpでファイルを受け取る際にファイルシステムを加工する攻撃を許してしまう場合があるセキュリティ上の問題が修正されています。他にも多数の機能追加や不具合修正が行われています。
なお、SHA-1アルゴリズムの危殆化により、近い将来のリリースで「ssh-rsa」公開鍵署名アルゴリズムがデフォルトでは無効化される予定であることが案内されています。
[参考]OpenSSH 8.3 がリリースされました(春山征吾のBlog)、OpenSSH 8.2が公開(FAMLog)
APPLE-SA-2020-05-26-7 Safari 13.1.1
June 03, 2020
Safari 13.1.1が2020年5月下旬に公開されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 13.1.1は、macOS High Sierra 10.13.6およびmacOS Mojave 10.14.6で利用できます。同時に公開されたmacOS Catalina 10.15.5にもSafari 13.1.1が含まれています。
なお、macOS Sierra 10.12用のSafari 13は提供されておらず、macOS High Sierra以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]APPLE-SA-2020-05-26-3 macOS Catalina 10.15.5, Security Update 2020-003 Mojave, Security Update 2020-003 High Sierra(FAMLog)
APPLE-SA-2020-05-26-3 macOS Catalina 10.15.5, Security Update 2020-003 Mojave, Security Update 2020-003 High Sierra
June 02, 2020
AppleからmacOS Catalina 10.15.5とSecurity Update 2020-003(macOS Mojave 10.14.6用ならびにmacOS High Sierra 10.13.6用)が2020年5月下旬に公開されています。
上記の各アップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれていますが、macOS Sierra用のアップデートは用意されていません。
なお、FileMaker Serverはバージョン18.0.3以降でmacOS Catalinaに対応しており、macOS版のClaris FileMaker Server 19はmacOS Catalina 10.15とmacOS Mojave 10.14をサポートしています。
[関連]FileMaker 製品と macOS Catalina 10.15 との互換性(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server 18.0.4 アップデータが公開(FAMLog)
(2020/07/20追記:関連記事の出典元を変更および修正しました。)
Apache Tomcat 7.0.104、Apache Tomcat 8.5.55およびApache Tomcat 9.0.35が公開
May 27, 2020
Apache Tomcat 7.0.104、Apache Tomcat 8.5.55およびApache Tomcat 9.0.35が2020年5月中旬に公開されています。
Apache Tomcat 7.0.104、Apache Tomcat 8.5.55およびApache Tomcat 9.0.35では、1点のセキュリティ脆弱性(CVE-2020-9484)が修正されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.35です。なお、FileMaker Server 19.0.1やFileMaker Server 18.0.4ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 8.5.46が使用されています。
[関連]JVNVU#98086086: Apache Tomcat に安全でないデシリアライゼーションの問題(Japan Vulnerability Notes)
Claris FileMaker 19が発売
May 22, 2020
クラリス・ジャパン社(旧ファイルメーカー社)が、Claris FileMaker 19を2020年5月21日から販売を開始すると発表しています。
ボリュームライセンスおよびパッケージ製品の個人向けシングルライセンスが日本国内では下記の価格にて販売され、Claris FileMaker Go 19についてはApp Storeから無料で入手可能です。
・FileMaker ユーザライセンス:96,000円/年(税別/5ユーザ、年間ライセンスの場合)
・FileMaker 同時接続ライセンス:294,000円/年(税別/5同時接続、年間ライセンスの場合)
・FileMaker サイトライセンス:240,000円/年(税別/25シート、年間ライセンスの場合)
・Claris FileMaker Pro 19 フルバージョン(シングルライセンス):57,600円(税別)
・Claris FileMaker Pro 19 アップグレード(シングルライセンス):22,800円(税別)
・Claris FileMaker Pro 19 アカデミック(シングルライセンス):34,560円(税別/学生・教職員、NPO法人限定)
オンプレミス向けボリュームライセンスおよびシングルライセンスのライセンス体系や価格はFileMaker 18と同様です。なお、Claris FileMaker Pro 19では、Windows 7およびmacOS High Sierra 10.13はサポート対象外となっています。
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:[ファイルを変換]スクリプトステップ
May 21, 2020
FileMaker Pro 18 Advancedでは、サポートされているファイル形式の場合に、[ファイルを変換]スクリプトステップが、ソースファイル内の任意の行を変換されたファイルのフィールド名として使用、インポートするフィールドの選択およびターゲットテーブル名の指定をサポートするようになっています。
バージョン18では、[インポート順の指定]ダイアログボックス(旧称[フィールドデータのインポート順]ダイアログボックス)が刷新されていて、それに伴い[ファイルを変換]ダイアログボックスも更新されて機能が強化されています。
なお、[ファイルを変換]スクリプトステップでサポートされているファイル形式に関する情報は、FileMaker Pro 18 Advanced ヘルプに記載されています。
[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:刷新された[インポート順の指定]ダイアログボックス(FAMLog)