FAMLog
PHP 7.2.31、PHP 7.3.18およびPHP 7.4.6が公開
May 19, 2020
PHP 7.2.31、PHP 7.3.18およびPHP 7.4.6が2020年5月中旬に公開されています。
PHP 7.2.31、PHP 7.3.18およびPHP 7.4.6ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.1系統の保守は2019年12月1日に終了しており、今後はバージョン7.2系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
なお、PHP 7.2は2020年11月30日まで、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
iOS App SDK 18の新機能:OAuth 2.0のサポート
May 18, 2020
iOS App SDK 18では、OAuth 2.0が新たにサポートされ、AmazonやGoogle、Microsoft Azureのアカウント認証情報を使用してFileMakerベースのカスタムAppにログインできるようになっています。
iOS App SDK 18.0.3ではFileMaker IDにも対応しています。FileMaker Cloud 2.18では、バージョン18.0.3以降のFileMaker Pro AdvancedやFileMaker Go 18.0.3、FileMaker WebDirect以外に、iOS App SDK 18.0.3を使用して作成されたiOSアプリケーションもクライアントとしてサポートされています。
なお、App Storeで配布するAppを作成するためにiOS App SDKを利用することは推奨されていません。推奨されている配布方法についてはClaris コミュニティ内のページで確認するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:OAuth 2.0のサポート(FAMLog)、FileMaker Go 18.0.3が公開(FAMLog)
FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectでは[ヘルプを表示]スクリプトステップは非サポート
May 14, 2020
FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectでは、[ヘルプを表示]スクリプトステップがサポートされなくなっています。
FileMaker Server 18では、FileMaker WebDirect ヘルプが製品に含まれなくなったため、画面上にヘルプを表示する[ヘルプを表示]スクリプトステップはFileMaker WebDirect非互換になっています。
なお、FileMaker WebDirect ガイドについてはバージョン18対応版が用意されていて、FileMaker 18 WebDirect ガイドはClaris社のWebサイトで閲覧することができます。
[関連] FileMaker 18 WebDirect ガイド(Claris)
CentOS Linux 6のサポート終了予定日
May 13, 2020
CentOS Linux 6は2020年11月30日にサポートが終了する予定となっています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、現時点におけるCentOS Linuxの最新バージョンはCentOS Linux 8 (1911)です。CentOS Linux 7は2024年6月末に、CentOS Linux 8は2029年5月末にサポートが終了する予定となっており、これから新規に利用する場合にはCentOS Linux 7もしくはCentOS Linux 8の使用が推奨される状況と言えます。
なお、FileMaker Cloud for AWSのオペレーティングシステムではCentOS Linuxが使われています。Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker Cloud for AWSではLinuxのみサポートされており、FileMaker Cloud for AWS 1.18ではCentOS Linux 7.6が使用されています。
FileMaker Server 18の新機能:Zabbixによる監視をサポート
May 11, 2020
FileMaker Server 18では、オープンソースソフトウェアの監視ツールであるZabbixを新たにサポートするようになっています。
Zabbixを使用して、サーバーのリソースや指標をより簡単に監視することができます。FileMaker Server Admin Consoleでは1つのFileMaker Serverのみを監視しますが、Zabbixを利用することで複数のFileMaker Serverをまとめて監視することが可能です。
なお、FileMaker ナレッジベースでは、ZabbixによるFileMaker Serverの監視をすぐ始められるように、Zabbixを使用したFileMaker ServerおよびFileMaker Cloud for AWSの監視に関するホワイトペーパーと、Zabbix用テンプレートが配布されています。
[関連]FileMaker Server や FileMaker Cloud for AWS を監視するためのZabbixの使用についての白書(FileMaker ナレッジベース)
curl 7.70.0が公開
May 01, 2020
curl 7.70.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。バージョン7.70.0では不具合の修正が行われており、セキュリティ修正は含まれていません。
なお、バージョン16以降のFileMaker製品では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。FileMaker 18の[URL から挿入]スクリプトステップでは、SMB、SMTP、SMTPS、LDAPおよびLDAPSといったプロトコルが新たにサポートされるようになっています。
Claris Engage US 2020がバーチャル開催に変更
April 27, 2020
今年米国で開催されるClaris Engageがバーチャル開催に変更される予定であると発表されています。
FileMaker, Inc.からClaris International Inc.への社名変更に伴い、FileMaker Developer Conferenceは今年からClaris Engageに名称が変更されています。Claris Engageでは、基調講演やテクニカルセッション、製品ロードマップの紹介などが予定されているようですが、詳細は現在検討中とのことです。
なお、現在のところ、日本で開催されるClaris Engage Japan 2020については、東京では2020年11月11日(水)から13日(金)までの3日間、大阪では2021年1月28日(木)および29日(金)に開催される予定になっています。
[関連]Claris Engage Japan 2020が2020年11月上旬に開催(FAMLog)
Get(書式設定バーの表示状態)関数
April 24, 2020
FileMaker Pro AdvancedのGet(書式設定バーの表示状態)関数は、書式設定バーに関連したメニュー項目と書式設定バーが有効になっている場合は「1」(真)を、無効になっている場合は「0」(偽)を返します。
[書式設定バーを許可]スクリプトステップを使用すると、書式設定バーに関連したメニュー項目と書式設定バーを無効にもしくは有効にすることができます。実際に書式設定バーを表示または非表示にするには、書式設定バーに関連したメニュー項目と書式設定バーが有効になっている状態において、[表示]メニューの[書式設定バー]を選択するか、レイアウトバーの書式設定バーボタンをクリックします。
Get(書式設定バーの表示状態)関数はバージョン8で追加された関数であり、バージョン12でGet(ツールバーの表示状態)関数からGet(書式設定バーの表示状態)関数に名称が変更されていました。なお、FileMaker WebDirectではこの関数はサポートされないため「0」を返します。
[関連]FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数(FAMLog)、FileMaker Pro 12で名称が変更された関数とスクリプトステップ(FAMLog)
OpenSSL 1.1.1gが公開
April 22, 2020
OpenSSL 1.1.1gが公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1gでは、バージョン1.1.1d、1.1.1eおよび1.1.1fに存在していた、影響度高と位置付けられているセキュリティ脆弱性(CVE-2020-1967)が修正されています。
OpenSSLは現在バージョン3.0系統の開発も進められており、バージョン1.1.1系統の次のバージョンはバージョン3.0になる予定となっています。なお、バージョン1.0.2系列のサポートは2019年12月31日に終了したので、今後はバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況です。
PHP 7.2.30が公開
April 20, 2020
PHP 7.2.30が公開されています。
PHP 7.2.30ではセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.1系統の保守は2019年12月1日に終了しており、今後はバージョン7.2系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
なお、PHP 7.2系列のアクティブサポートは昨年の11月末にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2020年11月30日までの予定となっています。
[関連]PHP 7.3.17とPHP 7.4.5が公開(FAMLog)、PHP 7.2系列の公式セキュリティサポート終了予定日(FAMLog)