FAMLog
PHP 7.1.30、PHP 7.2.19およびPHP 7.3.6が公開
June 04, 2019
PHP 7.1.30、PHP 7.2.19およびPHP 7.3.6が2019年5月下旬に公開されています。
PHP 7.1.30、PHP 7.2.19およびPHP 7.3.6ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 5.6系統およびPHP 7.0系統の保守は終了しており、PHP 7.1系統の保守は2019年12月に終了する予定となっています。
現時点でのPHPの最新安定バージョンはバージョン7.3.6です。FileMaker Server 18ではPHP 7.1系統が同梱されるようになっていてPHP 5.6系統から変わっているので、バージョンアップの際にはPHPスクリプトを変更・更新する必要が出てくる場合があります。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.1やPHP 7.3等に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。
[関連]FileMaker Server 17.0.3 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Server 17.0.5 アップデータが公開
June 03, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 17.0.5 アップデータ」を公開しています。
バージョン17.0.5では、日本の新元号である「令和」がサポートされるようになったバージョン17.0.3およびバージョン17.0.4でYearName関数がテキストではなく日付として結果を返していた問題が修正されています。
このアップデータを適用する前に、あらかじめWeb公開エンジンとデータベースサーバー、FileMaker Server Admin Console等を終了させておく必要があります。アップデート方法の詳細については、FileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 17.0.3 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Server 17.0.4 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Pro 17.0.7 Advanced アップデータが公開
May 31, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 17.0.7 Advanced アップデータ」を公開しています。
バージョン17.0.7では、日本の新元号である「令和」がサポートされるようになったバージョン17.0.5およびバージョン17.0.6でYearName関数がテキストではなく日付として結果を返していた問題が修正されています。なお、日付フィールドの値が「1989/1/8」である場合、バージョン17.0.4以前ではYearName(日付フィールド; 1)は「(平)1」を返していましたが、バージョン17.0.5以降ではYearName(日付フィールド; 1)は「(平)元」を返すように仕様が変更されているので注意が必要です。
バージョン17.0.7にアップデートするには、FileMaker Pro 17 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。
[関連]FileMaker Pro 17.0.5 Advanced アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Pro 17.0.5 AdvancedとYearName関数(FAMLog)
FileMaker Pro 18 Advancedの動作環境
May 30, 2019
macOS版FileMaker Pro 18 Advancedの動作環境は、macOS High Sierra 10.13もしくはmacOS Mojave 10.14となっており、macOS Sierra 10.12が動作環境の対象から外されています。
Windows版FileMaker Pro 18 Advancedの動作環境は、更新プログラムKB2999226を適用したWindows 7 SP1(Professional EditionおよびUltimate Edition)、更新プログラムKB2919355およびKB2999226を適用したWindows 8.1(Standard EditionおよびPro Edition)もしくはOctober 2018 Updateを適用したWindows 10(Pro EditionおよびEnterprise Edition)となっています。バージョン17と同様、Windows版では32ビットバージョンと64ビットバージョンの2つのバージョンが用意されています。
なお、Windowsでは、FileMaker Pro Advancedおよびランタイムソリューションに、Microsoft .NET Frameworkのバージョン4.6以上が必要です。
[関連]FileMaker Pro 18 Advanced リリースノート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 17 Advancedの動作環境(FAMLog)、FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化(FAMLog)
FMDataAPI Ver.18が公開
May 29, 2019
新居雅行氏がFileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン18を公開しています。
FMDataAPI Ver.18はFileMaker Server 18もしくはFileMaker Cloud for AWS 1.18向けのバージョンです。FMDataAPI Ver.17ではFileMaker Server 18に対応し、getMetadataメソッドやgetProductInfoメソッド、getDatabaseNamesメソッドなどが追加されています。さらに、FMDataAPI Ver.18では、getTotalCountメソッドやgetFoundCountメソッド、getReturnedCountメソッドなどが新たに追加されています。
FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能でしたが、バージョン17以降では正式版として利用できるようになっています。
[関連]FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API(FAMLog)
FileMaker Pro 18 AdvancedはFileMaker Pro 12のファイル形式を踏襲
May 27, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedのデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲しています。
同じファイル形式であり、ファイル拡張子は「fmp12」のままであるため、FileMaker Pro 18 AdvancedおよびFileMaker Go 18はFileMaker 12のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。
ただし、FileMaker Pro 18 Advancedでは新しい機能や関数が追加されています。FileMaker 18の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョン(バージョン12、13、14、15、16および17)で開いた場合には、適切に動作しない部分が出てくる場合があるので注意が必要です。
[関連]FileMaker Pro ファイルを「.fmp12」ファイル形式に変換(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化(FAMLog)
第47回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
May 24, 2019
2019年8月17日(土)午前10時より「第47回カスタムWeb勉強会」を開催します。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開やFileMaker Data APIに関する、出席者全員参加型の勉強会として進めてきましたが、2018年8月から読書会形式として開催しています。
「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」を読んで、参加者の間で知識を共有したり議論をしていきます。時間を決めて黙読した後、内容について議論していく予定です。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
https://www.famlog.jp/cwpstudy/47
(2019年6月1日はカスタムWeb勉強会を開催しません。次回の開催は2019年8月です。)
FileMaker Server 17とHSTS(HTTP Strict Transport Security)
May 21, 2019
FileMaker Server 17では、SSLを有効にすると常にHSTS(HTTP Strict Transport Security)が有効になるように仕様が変更されています。
FileMaker Server 16では、Admin Consoleに[Web クライアントに HSTS を使用する]設定が追加され、SSL有効時にHSTSを無効化することが可能でした。バージョン17ではこの設定項目が廃止され、通信の安全性がより高まるように挙動が調整・改善されています。
FileMaker Server 17では、fmsadmin certificateコマンドを使用してHSTSの有効・無効を切り替えられるようになっています。fmsadmin certificate importを実行してSSLサーバー証明書をインポートするとHSTSが有効になり、fmsadmin certificate deleteを実行してカスタムSSL証明書を削除するとHSTSが無効化されます。
[関連]2017年6月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)、データベースサーバーのセキュリティ設定(FileMaker Server 16 ヘルプ)、FileMaker 17 プラットフォームのその他の変更(FileMaker ナレッジベース)
APPLE-SA-2019-5-13-5 Safari 12.1.1
May 16, 2019
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 12.1.1が配布されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 12.1.1は、macOS Sierra 10.12.6およびmacOS High Sierra 10.13.6で利用できます。同時に公開されたmacOS Mojave 10.14.5にもSafari 12.1.1が含まれています。
なお、OS X El Capitan用のSafari 12は提供されておらず、macOS Sierra以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]APPLE-SA-2019-5-13-2 macOS Mojave 10.14.5, Security Update 2019-003 High Sierra, Security Update 2019-003 Sierra(FAMLog)
APPLE-SA-2019-5-13-2 macOS Mojave 10.14.5, Security Update 2019-003 High Sierra, Security Update 2019-003 Sierra
May 15, 2019
AppleからmacOS Mojave 10.14.5、macOS High Sierra 10.13.6およびmacOS Sierra 10.12.6用のSecurity Update 2019-003が公開されています。
上記の各アップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれています。また、macOS Mojave 10.14.5では和暦の元号「令和」がサポートされるようになっています。
FileMaker Serverはバージョン17.0.2.252以降でmacOS Mojaveに対応していますが、FileMaker Server 16をmacOS Mojaveで動作させた場合には、CWPCプロセス終了時にクラッシュすることがある問題やPHPを有効にした場合にWebサーバーが開始しないことがある問題が存在するとのことです。
[関連]FileMaker 製品と macOS Mojave 10.14 との互換性(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 17がmacOS Mojave 10.14に対応(FAMLog)