FAMLog


Claris FileMaker Cloud 2.19.3.1の提供が開始

June 22, 2021

Claris FileMaker Cloud 2.19.3.1の提供が開始されています。

FileMaker Cloud Admin Consoleの[ログ]タブを使用してログを表示およびダウンロードできるようになったClaris FileMaker Cloud 2.19.3.1では、Admin Consoleを使用してFileMakerスクリプトを実行するスケジュールを作成および編集できるようになっています。

バージョン2.19.3.1では、FileMaker Cloudに大きいファイルをいくつかアップロードした後にClaris FileMaker Proが応答しない問題や、FileMaker Cloudで共有しているカスタム AppのClaris FileMaker WebDirectセッションが予期せず終了することがある問題なども修正されているとのことです。

[関連]Claris FileMaker Cloud 2.19 リリースノート(Claris)

Tag: FileMaker

Get(レイアウト番号)関数

April 21, 2021

Claris FileMaker ProのGet(レイアウト番号)関数は、現在表示されているレイアウトの番号を返します。

現在のレイアウトが[レイアウトの管理]ダイアログボックスの一覧で3番目にある場合、Get(レイアウト番号)関数は「3」を返します。現在のファイルで複数のウインドウが開いている場合には一番手前にあるウインドウの結果のみが返されます。

なお、Get(レイアウト番号)関数は、レイアウトの順番を変更すると戻り値が変わるので注意が必要です。

[関連]FileMaker Proで現在表示されているレイアウトのIDを取得する(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19.2.2の変更点:[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプション

March 24, 2021

Claris FileMaker Pro 19.2.2では、OAuthまたはAD FSでサインインする際にアカウント名およびパスワードフィールドが初期状態で表示されないように変更されています。

バージョン19.2.2で[ファイルオプション]ダイアログボックスに新たに追加された[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプションを使用すると、OAuthまたはAD FSアイデンティティプロバイダが有効な場合でも、アカウント名およびパスワードフィールドを表示するように調整できます。

また、当該オプションを使用せずに、Shiftキー(Windows)またはoptionキー(macOS)を押しながらファイルを開くと、アカウント名およびパスワードフィールドを一時的に表示することが可能です。

[関連]Claris FileMaker Pro 19.2.2 アップデータが公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19.2.2の新機能:バージョン19.2.2で追加された関数一覧

March 23, 2021

Claris FileMaker Pro 19.2.2では新しい関数が追加され、インストールされているプラグインの属性を含むJSONオブジェクトを返す関数やアドオン開発者向けの関数が新設されています。

バージョン19.2.2で追加された関数一覧は次の通りです。

・Get(インストールされた FM プラグインの JSON)
・GetAddonInfo
・GetLayoutObjectOwnerInfo
・LayoutObjectUUID

GetAddonInfo、GetLayoutObjectOwnerInfoおよびLayoutObjectUUID関数は、アドオン開発者向けの関数として用意されています。Claris FileMaker Pro 19 ヘルプによると、LayoutObjectUUID関数は、[Web ビューアの設定]ダイアログボックスの[Web アドレス]ボックスにおける計算式でのみ使用できるとのことです。

[関連]Claris FileMaker Pro 19.2.2 アップデータが公開(FAMLog)

(2021/03/24追記:「なお、LayoutObjectUUID関数は、[Web ビューアの設定]ダイアログボックスの[Web アドレス]ボックスにおける計算式でのみ使用できます。」を「Claris FileMaker Pro 19 ヘルプによると、LayoutObjectUUID関数は、[Web ビューアの設定]ダイアログボックスの[Web アドレス]ボックスにおける計算式でのみ使用できるとのことです。」に変更しました。)

Tag: FileMaker

Ruby 3.0.0が公開

January 04, 2021

Ruby 3.0.0が2020年12月下旬に公開されています。

パフォーマンスが改善されたRuby 3.0.0では、Rubyプログラムの型を記述するための言語であるRBSおよび型解析ツールであるTypeProfが導入されているほか、既存のコードを変更せずに軽量な並行制御を実現するためのFiber Schedulerと呼ばれる新機能も追加されています。

なお、2021年3月末で保守が終了する予定であるRuby 2.5系列は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として重大なセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。

Tag: Ruby

Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:AD FSでの認証

November 20, 2020

Claris FileMaker Pro 19.1.2では、Claris FileMaker Server for Linuxで共有されるカスタム AppでAD FS(Active Directory Federation Services)を用いて認証できるようになっています。

Claris FileMaker Server for Linux以外に、Windows ServerでAD FSサーバーを別途構築する必要がありますが、AD FSによるシングルサインオンで共有データベースにサインインできるように設定することが可能になっています。

なお、[セキュリティの管理]ダイアログボックスでは、AD FSで認証する外部サーバーアカウントアクセスエントリを作成できるようになっています。

[関連]Linux版Claris FileMaker Server 19.1.2の新機能:AD FSを利用した外部認証(FAMLog)、「FileMaker UG 全国合同オンラインミーティング 2020」発表資料(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19.1.2の変更点:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション

October 22, 2020

Claris FileMaker Pro 19.1.2では、[ファイルオプション]ダイアログボックスの[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションの設定方法が、バージョン番号を一覧から選択するのではなく、バージョン番号を入力する方法に変更されています。

バージョン番号は「m.n」の形式で入力し、mはメジャーバージョン番号、nはマイナーバージョン番号です。例えば、ファイルをバージョン19.1以降でないと開くことができないようにするには「19.1」と入力します。

なお、現時点においてClaris FileMaker Server 19向けのアップデータはまだ公開されていません。[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションはサーバー製品利用時にも影響を与えるものであるため、クライアント側のバージョンだけでなく、利用しているサーバー製品のバージョンにも留意する必要があります。

[関連]FileMaker Pro 13の新機能:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19の改善点:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19の新機能:起動時に開くカスタム Appを指定可能に

August 26, 2020

Claris FileMaker Pro 19では、[環境設定]ダイアログボックスにおいてClaris FileMaker Pro 19の起動時に指定したカスタム Appを開くように設定できるようになっています。

FileMaker Pro 18 Advancedの場合には設定支援インストールの仕組みを利用することで起動時に開くカスタム Appを指定することができましたが、Claris FileMaker Pro 19では[環境設定]ダイアログボックス内にある[起動時にファイルを開く]設定で起動時に指定したカスタム Appを開くように調整できるようになっています。

なお、Claris FileMaker Proの[環境設定]ダイアログボックスを開くには、Windowsの場合には[編集]メニュー>[環境設定…]を選択し、macOSの場合には[FileMaker Pro]メニュー>[環境設定…]を選択します。

[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:設定支援インストールで起動時に開くカスタム Appを指定可能に(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19の変更点:デフォルトのフィールド

August 18, 2020

Claris FileMaker Pro 19では、デフォルトのフィールドが新規テーブルに追加されないようにするための空ファイルの名称が「DefaultFields.xml」から「FMDefaultFields.xml」に変更されています。

バージョン17以降では、[データベースの管理]ダイアログボックスでテーブルを作成する場合またはファイルを作成する場合に、デフォルトのフィールドがテーブルに追加されるようになっています。具体的には、主キー、作成情報タイムスタンプ、作成者、修正情報タイムスタンプおよび修正者フィールドが通常追加されます。

なお、新しいテーブルに上記のフィールドが追加されないようにするには、「FMDefaultFields.xml」という名称の空ファイルを次の場所に配置します。

・Windowsの場合:<ドライブ>:\ProgramData\FileMaker\Shared
・macOSの場合:/ユーザ/共有/FileMaker/Shared

[関連]FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:デフォルトのフィールド(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19の変更点:起動復元機能が初期状態で無効に

August 05, 2020

Claris FileMaker Server 19では、FileMaker Server 18で追加された起動復元機能が初期状態で無効になっています。

Claris FileMaker Serverの起動復元機能を利用すると、ハードウェアの障害またはソフトウェアの障害の後でファイルの復元に役立てることができる復元ログを作成するようになっています。ハードウェアまたはソフトウェアがクラッシュした後、ディスクの状態が正常であれば、復元ログを使用してFileMakerファイルを自動的に復元します。

なお、起動復元機能はfmsadminコマンドもしくはClaris FileMaker Admin APIを使用して有効または無効にすることができます。

[関連]Claris FileMaker Server 19 リリースノート(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server 18の新機能:起動復元(FAMLog)、fmsadminコマンドでFileMaker Serverの起動復元を無効にする方法(FAMLog)、

Tag: FileMaker

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