FAMLog
curl 8.2.0が公開
July 20, 2023
curl 8.2.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 8.2.0では1点のセキュリティ脆弱性(CVE-2023-32001)が修正されています。
なお、Claris FileMaker Pro 2023(20.1.2)において、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションで-Vもしくは--versionオプションを使用して取得できるlibcurlのバージョン情報は次の通りです。
[出力例]
libcurl/7.83.0-DEV OpenSSL/3.0.8 zlib/1.2.11 libssh2/1.9.0_DEV
Features: AsynchDNS IPv6 Largefile NTLM NTLM_WB SSL libz TLS-SRP UnixSockets HTTPS-proxy alt-svc HSTS
Safari 16.5.2の提供が開始
July 19, 2023
セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 16.5.2の提供が開始されています。
WebKitの脆弱性(CVE-2023-37450)が修正されたSafari 16.5.2はmacOS MontereyおよびmacOS Big Surで利用でき、同時期に公開されたmacOS Ventura 13.4.1 (c)にもSafari 16.5.2が含まれています。すでに悪用された可能性のある脆弱性が修正されていることから、Safari 16.5.2にアップデートすることが推奨されます。
なお、macOS Catalina用のSafari 16は提供されていないため、macOS Big Sur以降にアップグレードすることが推奨される状況になっていると言えます。
[関連]macOS Ventura 13.4.1 (c)の提供が開始(FAMLog)、iOS 16.5.1 (c)およびiPadOS 16.5.1 (c)の提供が開始(FAMLog)
iOS 16.5.1 (c)およびiPadOS 16.5.1 (c)の提供が開始
July 18, 2023
iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 16.5.1 (c)と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 16.5.1 (c)の提供が開始されています。
緊急セキュリティ対応となるiOS 16.5.1 (c)およびiPadOS 16.5.1 (c)には重要なセキュリティに関わる修正が含まれています。すでに悪用された可能性のある脆弱性(CVE-2023-37450)が修正されていることから、iOS 16を使用している場合にはiOS 16.5.1 (c)に、iPadOS 16を使用している場合にはiPadOS 16.5.1 (c)にアップデートすることが推奨されます。
なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作します。
[関連]macOS Ventura 13.4.1 (c)の提供が開始(FAMLog)
macOS Ventura 13.4.1 (c)の提供が開始
July 14, 2023
macOS Ventura 13.4.1 (c)の提供が開始されています。
緊急セキュリティ対応となるmacOS Ventura 13.4.1 (c)には重要なセキュリティに関わる修正が含まれています。すでに悪用された可能性のある脆弱性(CVE-2023-37450)が修正されていることから、macOS Venturaを使用している場合にはmacOS Ventura 13.4.1 (c)にアップデートすることが推奨されます。
なお、macOS Ventura 13.4.1 (c)の前にmacOS Ventura 13.4.1 (a)が公開されていましたが、macOS Ventura 13.4.1 (a)では一部のWebサイトが正しく表示されない問題が発生していました。macOS Ventura 13.4.1 (a)の当該問題に対応するために急遽macOS Ventura 13.4.1 (c)が公開された次第です。
Rubyのuri gem 0.12.2および0.10.3ではセキュリティ脆弱性が修正済み
July 04, 2023
RubyのURIコンポーネントにReDoS脆弱性(CVE-2023-36617)が見つかり、2023年6月下旬に公開されたuri gem 0.12.2および0.10.3で当該脆弱性が修正されています。
特定の文字を含む無効なURLをURIパーサーが誤って取り扱っており、rfc2396_parser.rbとrfc3986_parser.rbを用いて文字列をURIオブジェクトにパースする際に実行時間が増加していましたが、CVE-2023-28755に対する不完全な修正がこの問題の原因となっていたとのことです。
uri gemを更新することが推奨されており、更新するにはgem update uriを実行します。なお、Bundlerを使用している場合はGemfileにgem "uri", ">= 0.12.2"を追加します(Ruby 3.1および3.2の場合)。
[関連]Ruby 3.2.2、Ruby 3.1.4、Ruby 3.0.6およびRuby 2.7.8が公開(FAMLog)
macOS Monterey 12.6.7およびmacOS Big Sur 11.7.8の提供が開始
June 29, 2023
macOS Monterey 12.6.7およびmacOS Big Sur 11.7.8の提供が2023年6月下旬に開始されています。
macOS Monterey 12.6.7およびmacOS Big Sur 11.7.8では、すでに悪用された可能性のある脆弱性(CVE-2023-32434)が修正されています。そのため、macOS Montereyを使用している場合にはmacOS Monterey 12.6.7に、macOS Big Surを使用している場合にはmacOS Big Sur 11.7.8にアップデートすることが推奨されます。
なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.4.1以降で正式にmacOS Montereyに対応するようになっています。FileMaker Serverは、バージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があり、バージョン19.3.1以降でユニバーサルバイナリとしてAppleシリコン搭載Macに対応しています。
[関連]macOS Ventura 13.4.1の提供が開始(FAMLog)
macOS Ventura 13.4.1の提供が開始
June 28, 2023
macOS Ventura 13.4.1の提供が開始されています。
macOS Ventura 13.4.1には重要なセキュリティに関わる修正が含まれています。すでに悪用された可能性のある脆弱性(CVE-2023-32434およびCVE-2023-32439)が修正されていることから、macOS Venturaを使用している場合にはmacOS Ventura 13.4.1にアップデートすることが推奨されます。
なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.6.1以降でmacOS Venturaでのインストールが正式にサポートされるようになっています。
[関連]Safari 16.5.1の提供が開始(FAMLog)、iOS 16.5.1およびiPadOS 16.5.1の提供が開始(FAMLog)、iOS 15.7.7およびiPadOS 15.7.7の提供が開始(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.89、9.0.75および10.1.9ではセキュリティ脆弱性が修正済み
June 22, 2023
2023年5月に公開されたApache Tomcat 8.5.89、Apache Tomcat 9.0.75およびApache Tomcat 10.1.9ではセキュリティ脆弱性が修正されています。
レスポンスにHTTPヘッダーが設定されていない場合にレスポンスヘッダーに関する情報が漏洩する可能性がある脆弱性(CVE-2023-34981)が修正されたApache Tomcat 8.5.89、Apache Tomcat 9.0.75およびApache Tomcat 10.1.9が公開されたのは2023年5月ですが、CVE-2023-34981に関する情報は2023年6月下旬に公開された次第です。
なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.10ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.1.2)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。
[関連]JVNVU#92908681: Apache Tomcatにおける情報漏えいの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 8.5.88、9.0.74および10.1.8ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)
(2023/08/28追記:「JJVNVU#92908681」を「JVNVU#92908681」に修正しました。)
Apache Tomcat 8.5.88、9.0.74および10.1.8ではセキュリティ脆弱性が修正済み
June 05, 2023
2023年4月に公開されたApache Tomcat 8.5.88、Apache Tomcat 9.0.74およびApache Tomcat 10.1.8ではセキュリティ脆弱性が修正されています。
Apache Commons FileUploadにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が修正されたApache Tomcat 8.5.88、Apache Tomcat 9.0.74およびApache Tomcat 10.1.8が公開されたのは2023年4月ですが、新たに採番されたCVE-2023-28709に関する情報は2023年5月下旬に公開された次第です。
なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.9ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.1.1)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。
[関連]JVNVU#91253151: Apache TomcatのApache Commons FileUploadにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
macOS Monterey 12.6.5およびmacOS Big Sur 11.7.6の提供が開始
April 18, 2023
macOS Monterey 12.6.5およびmacOS Big Sur 11.7.6の提供が開始されています。
macOS Monterey 12.6.5およびmacOS Big Sur 11.7.6では、すでに悪用された可能性のある脆弱性(CVE-2023-28206)が修正されています。そのため、macOS Montereyを使用している場合にはmacOS Monterey 12.6.5に、macOS Big Surを使用している場合にはmacOS Big Sur 11.7.6にアップデートすることが推奨されます。
なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.4.1以降で正式にmacOS Montereyに対応するようになっています。FileMaker Serverは、バージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があり、バージョン19.3.1以降でユニバーサルバイナリとしてAppleシリコン搭載Macに対応しています。
[関連]macOS Ventura 13.3.1の提供が開始(FAMLog)