FAMLog
FMDataAPI Ver.19が公開
September 13, 2019
新居雅行氏がFileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン19を公開しています。
FileMaker Server 17との互換性が改善されているFMDataAPI Ver.19では、FileMakerLayoutクラスにduplicateメソッドが新たに追加されています。
なお、バージョン17以降で正式版として利用できるようになったFileMaker Data APIは、FileMaker Server 18では各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を新たに取得できるようになっています。
[関連]FileMaker Server 18の改善点:FileMaker Data API(FAMLog)
OpenSSL 1.1.1d、OpenSSL 1.1.0lおよびOpenSSL 1.0.2tが公開
September 12, 2019
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.1.1d」、「OpenSSL 1.1.0l」および「OpenSSL 1.0.2t」が公開されています。
OpenSSL 1.1.1d、OpenSSL 1.1.0lおよびOpenSSL 1.0.2tでは影響度低と位置付けられているセキュリティ脆弱性が複数修正されています。
なお、バージョン1.0.2系列のサポートは2019年12月31日に終了する予定、バージョン1.1.0系列のサポートは今後は行われない予定となっているので、年内にはバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況です。
curl 7.66.0が公開
September 11, 2019
curl 7.66.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。実験的にHTTP/3に対応し始めたcurl 7.66.0では2点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のFileMaker製品では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。FileMaker 18の[URL から挿入]スクリプトステップでは、SMB、SMTP、SMTPS、LDAPおよびLDAPSといったプロトコルが新たにサポートされるようになっています。
FileMaker Developer Conference 2019のセッション動画が公開
September 10, 2019
2019年8月上旬に開催されたFileMaker Developer Conference 2019のセッション動画がYouTubeで公開されています。
今回公開されたセッションは以下の5本です。
・SHA06 - Under the Hood: Exploring FileMaker Server 18’s Performance Features
・SHA10 - Future FileMaker Cloud
・CRE02 - Under the Hood: What's New in FileMaker Pro 18 Advanced
・CRE03 - Design Surface Under the Hood
・INT24 - An Introduction to Claris Connect
なお、FileMaker ナレッジベースでは、各セッションスライドのPDFファイルをダウンロードすることができます。
[関連]FileMaker Developer Conference 2019の基調講演動画が公開(FAMLog)
FileMaker Go 18の改善点:バーコードスキャン
September 09, 2019
FileMaker Go 18では、バーコードスキャン機能において新たにPDF417、ITF-14、Aztecおよびデータマトリックスに対応しています。
スクリプトを使ってバーコードスキャン機能を利用するには[デバイスから挿入]スクリプトステップを利用します。FileMaker Pro 18 Advancedを利用して設定する必要があり、[デバイスから挿入]スクリプトステップの[次から挿入]オプションでバーコードを選択します。
バージョン18では、[デバイスから挿入]スクリプトステップが強化され、4つの新しいバーコードタイプを認識できるようになっています。なお、新しいバーコードタイプは、旧バージョンのFileMaker Pro Advancedで作成された既存のスクリプトステップでは無効になります。
[関連]FileMaker 18 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Go 13の新機能:バーコードスキャン(FAMLog)、FileMaker Go 14の新機能:バーコードの挿入(FAMLog)、FileMaker Pro 13v4 アップデータとFileMaker Go 13.0.7が公開(FAMLog)
Ruby on Rails 6.0が公開
September 02, 2019
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 6.0」が2019年8月下旬に公開されています。
バージョン6.0では、リッチテキストコンテンツと編集機能をRailsで使えるようにするAction Textや、メールをRailsアプリケーションで受信して処理できるようにするAction Mailboxが新たに導入されるなど、数多くの新機能が追加されています。
なお、バージョン6.0系統にバージョンアップを行う際には、アップグレードガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
Ruby 2.6.4、Ruby 2.5.6およびRuby 2.4.7が公開
August 29, 2019
Ruby 2.6.4、Ruby 2.5.6およびRuby 2.4.7が公開されています。
Ruby 2.6.4、Ruby 2.5.6およびRuby 2.4.7では、Rubyの標準添付ライブラリであるRDocに含まれるjQueryに存在していたクロスサイトスクリプティング脆弱性(CVE-2012-6708、CVE-2015-9251)が修正されています。
なお、2020年3月末頃を目処に、Ruby 2.4系列のセキュリティメンテナンスならびに公式サポートが終了する予定となっています。現在バージョン2.4系列以前を使用している場合には、早期にRuby 2.5系列以降に移行することが推奨される状況となっています。
Node.js v12.8.1、Node.js v10.16.3およびNode.js v8.16.1が公開
August 23, 2019
Node.js v12.8.1、Node.js v10.16.3およびNode.js v8.16.1が2019年8月中旬に公開されています。
Node.js v12.8.1、Node.js v10.16.3およびNode.js v8.16.1では、HTTP/2の実装で広範に存在していたDoS脆弱性が修正されており、計8件のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、FileMaker Server 18とFileMaker Cloud 1.18のFileMaker Data API エンジンではNode.js v8系列が使われていて、FileMaker Server 18.0.2ではNode.js v8.16.0、FileMaker Cloud 1.18.1ではNode.js v8.9.4が使用されています。
FileMaker Cloud 1.18.1が登場
August 22, 2019
Claris International社がFileMaker Cloud 1.18.1を発表しています。
OpenSSLがバージョン1.1.1に更新されたFileMaker Cloud 1.18.1では、/var/logディレクトリ内のログファイルのうち1つのファイル容量が大きくなりすぎる問題や、FileMaker Web Data Connector 2.2 for Tableau を使用するときに発生する増分更新の問題などが修正されています。FileMaker Cloud 1.18.1はFileMaker 18 プラットフォーム以降のクライアントと互換性があります。
なお、FileMaker Cloud for AWS 1.x シリーズは廃止予定であり、FileMaker Cloud for AWS 1.19がこのシリーズの最終バージョンになるとのことです。将来登場する新しいFileMaker Cloud製品がFileMaker Cloud for AWSを置き換える予定となっていますが、現時点では詳細は不明です。
[関連]FileMaker Cloud for AWS 1.18.1 リリースノート(FileMaker)、FileMaker 18 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:名前を付けて XML として保存
August 14, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、FileMaker Pro Advancedのデータベースファイルを、スキーマ、レイアウト、スクリプトなどの各部分を表すXML形式として保存できるようになっています。
XMLファイルはテキストであるため、ファイルをGitなどのバージョン管理システムに保存し、各バージョンを比較することが可能です。ファイルのコピーをXMLとして保存するには、[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップもしくは[ツール]メニュー>[名前を付けて XML として保存...]を使用します。なお、当該メニュー項目を使用するには[環境設定]ダイアログボックスの[一般]タブで[高度なツールを使用する]を選択した後にFileMaker Pro Advancedを再起動する必要があります。
上記のXML形式は、ユーザーからのフィードバックを収集するためのプレビュー機能として提供されています。今後のバージョンで大幅に変更される可能性があることから、運用システムでの使用は想定されていないのでその点は注意が必要です。