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FileMaker Cloud 1.17の新機能:FileMaker Data API

August 13, 2018

FileMaker Cloud 1.17では、他のアプリケーションやサービスでFileMakerデータベースのデータを利用できる、RESTベースの「FileMaker Data API」が正式版として利用できるようになっています。

FileMaker Data APIは、FileMaker Cloud 1.16では試用版として利用できる機能でした。バージョン1.17では、FileMaker Server 17と同様、オブジェクトフィールドへのファイルのアップロードと、FileMakerスクリプトの実行がサポートされている他、layout.response引数を使用して結果レイアウトを指定できるようになっています。また、FileMaker Cloud Admin Consoleの[Dashboard]ページに、年間制限に対するFileMaker Data APIの使用量がギガバイト(GB)単位で表示されるようになっています。

1ライセンスあたり年間24GBがバンドルされていて、5ユーザライセンスの場合にはデータ転送量の年間上限は120GBです。FileMaker Data API経由でFileMaker Cloudから外部へデータを送信する通信処理が行われたときにデータ転送量としてカウントされ、追加購入する場合の年間Data APIライセンス価格は24GB分で6,480円(税別)となっています。

[関連]FileMaker Cloud 1.17.0.77 リリースノート(FileMaker)、FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの改善点:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション

August 10, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションに--FM-return-container-variableオプションが新たに追加されています。

[URL から挿入]スクリプトステップで変数をターゲットとする場合に、--FM-return-container-variableオプションを使用することで、返されるデータをオブジェクトデータとして強制的に変数に保存することができます。例えば、Base64Encode関数を併用して、オブジェクトフィールドを介さずにWebサイトから取得したPDFファイルのデータをWeb ビューア上に表示するようなことがバージョン17ではできるようになっています。

curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。FileMaker Pro 16以降では[URL から挿入]スクリプトステップにおいて多数の一般的なファイル転送オプションを利用できるようになっています。

[関連]サポートされている cURL オプション(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)、FileMaker Pro 16の新機能:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:「ユニバーサルタッチ」テーマ

August 08, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、「ユニバーサルタッチ」という名称のレイアウトテーマが新たに追加されています。

「ユニバーサルタッチ」テーマは、無彩色を基本としていて、スタイルのセットがあらかじめ複数含まれています。そのため、色を追加したり、スタイルを選択するだけでテーマを簡単にカスタマイズできるようになっています。

また、ローカライズされることを想定して、FileMaker Pro 17 Advancedでサポートされるすべての言語に適切に対応できるようにフィールドやテキストオブジェクトのデフォルトサイズが設定されています。

[関連]FileMaker Pro のスタイルとテーマの紹介(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 14の新機能:「ミニマリスト」および「ミニマリストタッチ」テーマ(FAMLog)

Tag: FileMaker

第41回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ

August 06, 2018

2018年8月18日(土)午前10時より「第41回カスタムWeb勉強会」を開催します。

FileMaker ServerのカスタムWeb公開やFileMaker Data APIに関する、出席者全員参加型の勉強会として進めてきましたが、今回は読書会形式として開催します。

「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」を読んで、参加者の間で知識を共有したり議論をしていく予定です。時間を決めて黙読した後、内容について議論していきたいと考えています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。

https://www.famlog.jp/cwpstudy/41

Tag: FileMaker

「FileMaker カンファレンス 2018」のご案内

August 03, 2018

ファイルメーカー社が主催する「FileMaker カンファレンス 2018」において、併設されるショウケースにエミックのブースを出展します。

データベース連動Webアプリを構築できる「INTER-Mediator」のデモ展示を行う予定です。ご来場の際には是非ともお立ち寄りください。

また、2日目の11月8日(木)17時から開始予定であるジェネラルトラックのセッション「FileMaker Admin API の使い方と活用方法」ではスピーカーとしてFileMaker ServerおよびFileMaker Cloudで利用できるFileMaker Admin APIに関する講演を行います。是非お早めに事前登録のうえ当日ご来場ください。

FileMaker カンファレンス 2018
開催日:2018年11月7日(水)〜11月9日(金)
開催場所:虎ノ門ヒルズフォーラム
参加費:無料(事前登録制)
詳細:FileMaker カンファレンス 2018 公式ページ(ファイルメーカー社)

[関連]FileMaker カンファレンス 2018の事前登録受付が開始(FAMLog)

Tag: FileMaker

INTER-Mediator 5.8でFileMaker Data APIに対応予定

August 02, 2018

INTER-Mediatorは、次期バージョンのINTER-Mediator 5.8でFileMaker 17 プラットフォームのFileMaker Data APIをサポートする予定です。

現時点におけるINTER-Mediatorの最新安定バージョンはバージョン5.7ですが、バージョン5.8系統の開発も進められており、現在バージョン5.8-RC1ベースのINTER-Mediator-Server VMを公開している状況です。

FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能でしたが、バージョン17では正式版として利用できるようになっています。なお、FileMaker Server 16のFileMaker Data API (Trial)は2018年9月27日が試用期限となっており、試用期間終了後、FileMaker Data API (Trial)を利用できなくなるので注意が必要です。

[関連]FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:バージョン17で追加されたスクリプトステップ一覧

August 01, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、次のスクリプトステップが新しく追加されています。

・ローカル通知の構成

[ローカル通知の構成]スクリプトステップは、FileMaker Goが実行されていない時やバックグラウンドで実行されている時でもiPadやiPhone上で通知を表示するようにできるもので、FileMaker Goでのみ利用できるスクリプトステップとなっています。

なお、旧バージョンでの[共有ファイルを開く]スクリプトステップはバージョン17では[ホストを開く]スクリプトステップに、旧バージョンでの[起動センターを開く]スクリプトステップはバージョン17では[マイ App を開く]スクリプトステップに変更されています。

[関連]FileMaker Pro 16の新機能:バージョン16で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)

Tag: FileMaker

FMDataAPI Ver.12が公開

July 31, 2018

新居雅行氏がFileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン12を公開しています。

FMDataAPI Ver.11ではスクリプトの結果とエラーを返すことができるようになった他、グローバルフィールド値を設定できるように修正されています。また、FMDataAPI Ver.12ではGet(UUID 番号)関数で取得した値を正常に処理できなかった不具合が修正されています。

FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能でしたが、バージョン17では正式版として利用できるようになっています。なお、FileMaker Server 16のFileMaker Data API (Trial)は2018年9月27日が試用期限となっています。

[関連]FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17.0.2 Advanced アップデータが公開

July 27, 2018

ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 17.0.2 Advanced アップデータ」を公開しています。

バージョン17.0.2にアップデートするには、FileMaker Pro 17 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。

バージョン17.0.2では、Windowsにおいて[ホスト]ダイアログボックスを開いてすぐに閉じるとFileMaker Pro Advancedが予期せず終了する問題や、macOSにおいて特定の状況でFileMaker Pro Advancedを開くとCPUの負荷が増加する問題などが修正されています。

[関連]FileMaker Go 17.0.3が公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

Apache Tomcat 7.0.90、8.0.53、8.5.32および9.0.10が公開

July 24, 2018

Apache Tomcat 7.0.90、Apache Tomcat 8.0.53、Apache Tomcat 8.5.32およびApache Tomcat 9.0.10が2018年6月下旬から2018年7月上旬にかけて順次公開された後、セキュリティ修正に関する情報が2018年7月下旬に公開されています。

Apache Tomcat 7.0.90、8.0.53、8.5.32および9.0.10では、WebSocketクライアントのTLS接続においてホスト名が検証されない問題(CVE-2018-8034)、UTF-8デコーダにおける補助文字の取り扱い不備によりデコーダが無限ループとなる問題(CVE-2018-1336)、およびデフォルトのCORSフィルタ設定が安全ではなかった問題(CVE-2018-8014)が修正されています。また、Apache Tomcat 8.5.32および9.0.10では、コネクタNIO/NIO2におけるコネクションの管理不備に関する問題(CVE-2018-8037)も修正されています。

なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。

[関連]JVNVU#90416738: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 7.0.88、8.0.52、8.5.31および9.0.8が公開(FAMLog)

Tag: Apache

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