FAMLog
OpenSSL 1.1.1c、OpenSSL 1.1.0kおよびOpenSSL 1.0.2sが公開
June 06, 2019
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.1.1c」、「OpenSSL 1.1.0k」および「OpenSSL 1.0.2s」が2019年5月下旬に公開されています。
OpenSSL 1.1.1cとOpenSSL 1.1.0kでは1点のセキュリティ脆弱性(CVE-2019-1543)が修正されていますが、同時に公開されたOpenSSL 1.0.2sには特にセキュリティ上の修正は含まれていないとのことです。
なお、バージョン1.0.2系列のサポートは2019年12月31日に終了する予定、バージョン1.1.0系列のサポートは2019年9月頃に終了する予定となっているので、来年までに計画的にバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況です。
macOS Catalinaが2019年秋に登場予定
June 05, 2019
Appleが、macOS Mojaveの後継バージョンとなるmacOS Catalinaを今秋提供する予定であると発表しています。
macOS Catalinaでは、iTunesが3つのアプリケーション、Apple Music、Apple Podcasts、Apple TVアプリケーションに置き換わることになります。新機能の「Sidecar(サイドカー)」により、ユーザーはiPadを2台目のディスプレイまたは高精度の入力デバイスとして使用し、Macのデスクトップを拡張することもできます。また、アクセシビリティやセキュリティの改善を含む、数多くの機能追加や改良も予定されています。
macOS Catalinaは今秋、各Macモデル(Mid 2012以降)とMac Pro(2013以降)に対して、無料のソフトウェアアップデートとして提供される予定です。なお、macOS Catalinaと同時にiOS 13、iPadOS、watchOS 6およびtvOS 13も発表されており、それぞれ今秋正式に提供が開始される予定となっています。
FileMaker Pro 17.0.7 Advanced アップデータが公開
May 31, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 17.0.7 Advanced アップデータ」を公開しています。
バージョン17.0.7では、日本の新元号である「令和」がサポートされるようになったバージョン17.0.5およびバージョン17.0.6でYearName関数がテキストではなく日付として結果を返していた問題が修正されています。なお、日付フィールドの値が「1989/1/8」である場合、バージョン17.0.4以前ではYearName(日付フィールド; 1)は「(平)1」を返していましたが、バージョン17.0.5以降ではYearName(日付フィールド; 1)は「(平)元」を返すように仕様が変更されているので注意が必要です。
バージョン17.0.7にアップデートするには、FileMaker Pro 17 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。
[関連]FileMaker Pro 17.0.5 Advanced アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Pro 17.0.5 AdvancedとYearName関数(FAMLog)
FileMaker Pro 18 Advancedの動作環境
May 30, 2019
macOS版FileMaker Pro 18 Advancedの動作環境は、macOS High Sierra 10.13もしくはmacOS Mojave 10.14となっており、macOS Sierra 10.12が動作環境の対象から外されています。
Windows版FileMaker Pro 18 Advancedの動作環境は、更新プログラムKB2999226を適用したWindows 7 SP1(Professional EditionおよびUltimate Edition)、更新プログラムKB2919355およびKB2999226を適用したWindows 8.1(Standard EditionおよびPro Edition)もしくはOctober 2018 Updateを適用したWindows 10(Pro EditionおよびEnterprise Edition)となっています。バージョン17と同様、Windows版では32ビットバージョンと64ビットバージョンの2つのバージョンが用意されています。
なお、Windowsでは、FileMaker Pro Advancedおよびランタイムソリューションに、Microsoft .NET Frameworkのバージョン4.6以上が必要です。
[関連]FileMaker Pro 18 Advanced リリースノート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 17 Advancedの動作環境(FAMLog)、FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化(FAMLog)
curl 7.65.0が公開
May 28, 2019
curl 7.65.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。バージョン7.65.0では、2点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のFileMaker製品では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。FileMaker 18の[URL から挿入]スクリプトステップでは、SMB、SMTP、SMTPS、LDAPおよびLDAPSといったプロトコルが新たにサポートされるようになっています。
FileMaker 18 プラットフォームが登場
May 23, 2019
ファイルメーカー社が、FileMaker 18 プラットフォームを2019年5月23日から販売を開始すると発表しています。
FileMaker 18 プラットフォームのソフトウェア製品が日本国内では下記の価格にて販売され、FileMaker Go 18についてはApp Storeから無料で入手可能です。
・FileMaker Pro 18 Advanced フルバージョン:57,600円(税別)
・FileMaker Pro 18 Advanced アップグレード:22,800円(税別)
・FileMaker Pro 18 Advanced アカデミック:34,560円(税別/学生・教職員限定)
・FileMaker ユーザライセンス 5 ユーザ接続:96,000円(税別/年間利用料金の場合)
・FileMaker 同時接続ライセンス 5 同時接続:294,000円(税別/年間利用料金の場合)
・FileMaker サイトライセンス 25 シート:240,000円(税別/年間利用料金の場合)
なお、FileMaker Pro 18 Advancedでは、macOS Sierra 10.12はサポート対象外となっています。
FileMaker Server 17の新機能:セキュアデータベースフォルダ
May 22, 2019
FileMaker Server 17では、デフォルトデータベースフォルダとは別に、暗号化を強制するデータベースフォルダとしてセキュアデータベースフォルダが新設されています。
FileMaker Serverフォルダの直下にあるDataフォルダ内にあるDatabasesフォルダがデフォルトデータベースフォルダですが、そのDatabasesフォルダと同階層にあるSecureフォルダがセキュアデータベースフォルダです。
セキュアデータベースフォルダにファイルをアップロードするにはFileMaker Pro 17 Advanced以上が必要であり、セキュアデータベースフォルダはパスワードで保護された暗号化データベースファイルのみをホストします。なお、セキュアデータベースフォルダではサブフォルダはサポートされていません。
[関連]FileMaker 17 プラットフォームのその他の変更(FileMaker ナレッジベース)、データベースおよびバックアップフォルダ(FileMaker Server 17 ヘルプ)
CakePHP 2.10.18が公開
May 20, 2019
CakePHP 2.10.18が2019年5月中旬に公開されています。
CakePHP 2.10.18は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースです。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.7.7ですが、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 3.xに対応していないのでご注意ください。
FileMaker Go 17の新機能:キーボードショートカット
May 17, 2019
FileMaker Go 17ではキーボードショートカットを使用できるようになっています。
iOSデバイスに外部キーボードを接続している場合、またはiPad ProにSmart Keyboardを接続している場合、FileMaker Goでキーボードショートカットを使用できます。一般的なコマンドのショートカットの一覧を表示するには、キーボードのcommandキーを押したままにします。
なお、一部のキーボードショートカットおよびiOS標準キーボードショートカットでは、カスタムメニューに定義したキーボードショートカットが無視されます(詳細はFileMaker Go 17 ヘルプ、およびFileMaker Go 17 デベロップメントガイドを参照)。
[関連]FileMaker Go 17 ヘルプ(FileMaker)、FileMaker Go 17 デベロップメントガイド(FileMaker)
APPLE-SA-2019-5-13-5 Safari 12.1.1
May 16, 2019
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 12.1.1が配布されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 12.1.1は、macOS Sierra 10.12.6およびmacOS High Sierra 10.13.6で利用できます。同時に公開されたmacOS Mojave 10.14.5にもSafari 12.1.1が含まれています。
なお、OS X El Capitan用のSafari 12は提供されておらず、macOS Sierra以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]APPLE-SA-2019-5-13-2 macOS Mojave 10.14.5, Security Update 2019-003 High Sierra, Security Update 2019-003 Sierra(FAMLog)