FAMLog
FileMaker Pro 17 AdvancedはFileMaker Pro 12のファイル形式を踏襲
May 24, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedのデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲しています。
同じファイル形式であり、ファイル拡張子は「fmp12」のままであるため、FileMaker Pro 17 AdvancedおよびFileMaker Go 17はFileMaker 12のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。
ただし、FileMaker Pro 17 Advancedでは新しい機能や関数が追加されています。FileMaker 17の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョン(バージョン12、13、14、15および16)で開いた場合には、適切に動作しない部分が出てくる場合があるので注意が必要です。
[関連]FileMaker Pro ファイルを「.fmp12」ファイル形式に変換(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化(FAMLog)
FileMaker Server 17でサポートされるクライアントアプリケーション
May 23, 2018
FileMaker Server 17でサポートされているクライアントアプリケーションには、以下のものがあります。
・FileMaker Pro(バージョン16および15)
・FileMaker Pro Advanced(バージョン17、16および15)
・FileMaker Go(バージョン17、16および15)
・iOS App SDK(バージョン17、16および15)を使用して作成されたiOSアプリケーション
・FileMaker WebDirect、カスタムWeb公開 with PHP、およびカスタムWeb公開 with XMLを使用したFileMaker Server Web 公開エンジンを使用してデータにアクセスするWebユーザー
・FileMaker Data APIを使用して共有ソリューションのデータにアクセスするWebブラウザーまたはアプリケーション
・FileMaker クライアントドライバを使用するFileMaker ODBCおよびJDBCクライアント
FileMaker 17 プラットフォームの発売に伴い、新しくFileMaker ユーザライセンスプログラムが導入されています。FileMaker ボリュームライセンスプログラムは、2018年5月にFileMaker ユーザライセンスプログラムに移行されているので、FileMaker 17にバージョンアップする際には注意が必要です。FileMaker ユーザライセンス以外のオプションとして、同時接続ライセンスおよびサイトライセンスも引き続き提供されています。
なお、FileMaker Server 17でカスタムWeb公開(CWP)およびODBC/JDBCを利用する場合には接続ライセンスは不要です(2018年5月現在)。
[関連]FileMaker Server 16でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)
FileMaker Server 14のテクニカルサポート終了予定日
May 21, 2018
FileMaker社が、FileMaker 14 プラットフォームのサポートを2018年9月21日に終了すると発表しています。
2018年9月にテクニカルサポートサービスが終了する予定のFileMaker製品は下記の通りです。
・FileMaker Pro 14
・FileMaker Pro 14 Advanced
・FileMaker Server 14
・FileMaker Go 14
FileMaker ナレッジベースやFileMaker Communityは引き続き利用できますが、FileMaker 14 プラットフォームのテクニカルサポート、紛失時のメディアやダウングレード用ライセンスキーの販売等は2018年9月に終了する予定となっています。
[関連]FileMaker announces the end of support for FileMaker 14 Platform(FileMaker Knowledge Base)、FileMaker Go 14の提供終了予定日(FAMLog)
FileMaker Server 16の新機能:fmsadmin WPEコマンド
May 15, 2018
FileMaker Server 16では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにWPEコマンドを利用できるようになっています。
WPEコマンドを使うことで、ワーカーマシンの追加や削除、および一覧を表示することができます。
[使用例]
$ fmsadmin wpe add 192.168.1.15 192.168.1.16
$ fmsadmin wpe list
$ fmsadmin wpe remove 192.168.1.16 -y -u USERNAME -p PASSWORD
WPE Removed: 192.168.1.16
なお、ワーカーマシンを追加するADDコマンドはワーカーマシン上で実行する必要があり、ワーカーマシンの一覧を表示するLISTコマンドとワーカーマシンを削除するREMOVEコマンドはマスターマシン上で実行する必要があります。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker WebDirectで500同時接続をサポート(FAMLog)
FileMaker Pro 16の変更点:Windows版におけるオブジェクトの座標
May 14, 2018
Windows版のFileMaker Pro 16では、マルチドキュメントインターフェース(MDI)からシングルドキュメントインターフェース(SDI)に変更されたことに伴い、GetLayoutObjectAttribute関数で取得できるオブジェクトの座標が変更されています。
FileMaker Pro 15以前では、起点の座標はFileMaker Proメニューバーもしくは表示されている場合はツールバーの左下端までの相対距離で示されていました。バージョン16では、メイン画面のデスクトップ領域の左上端までの相対距離に変更されています。GetLayoutObjectAttribute関数で影響を受ける属性は、bounds、left、right、top、bottom、startPointおよびendPointです。
なお、Windows版のFileMaker Pro 16では、GetLayoutObjectAttribute関数だけでなく次の取得関数の動作が旧バージョンと異なる場合があります。
・Get (ウインドウ左位置)
・Get (ウインドウ上位置)
・Get (ウインドウデスクトップ幅)
・Get (ウインドウデスクトップ高さ)
[関連]FileMaker Pro 16の改善点:Windows環境で一新されたユーザーインターフェース(FAMLog)、マルチドキュメントインターフェース (MDI) とシングルドキュメントインターフェース (SDI) の概要(FileMaker ナレッジベース)
CentOS Linux 7.5.1804が公開
May 11, 2018
CentOS Linux 7.5.1804が公開されています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 7.5.1804はRed Hat Enterprise Linux 7.5に対応するバージョンとなっています。
FileMaker CloudのオペレーティングシステムではCentOS Linuxが使われています。Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker CloudではLinuxのみサポートされており、FileMaker Cloud 1.16.1ではCentOS Linux 7.4.1708が使用されています。
[関連]FileMaker CloudのオペレーティングシステムはCentOS(FAMLog)
FileMaker Pro 16の改善点:AVPlayer関連のスクリプトステップと関数
May 07, 2018
FileMaker Pro 16では、AVPlayer関連のスクリプトステップと関数の機能が拡充されています。
バージョン16では、[AVPlayer オプション設定]スクリプトステップでビデオのズーム設定とオーディオのボリューム設定を変更できるようになった他、[AVPlayer 再生]および[AVPlayer オプション設定]スクリプトステップでメディア表示用の追加オプションとして[埋め込みのみ]を使用できるようになっています。
さらに、GetAVPlayerAttribute関数において、新しい属性名としてzoom、pictureInPicture、volumeおよびexternalPlaybackがサポートされるようになっています。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)、FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加された関数一覧(FAMLog)
APPLE-SA-2018-04-24-3 Safari 11.1 (v. 11605.1.33.1.4, 12605.1.33.1.4, and 13605.1.33.1.4)
April 27, 2018
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 11.1 (v. 11605.1.33.1.4, 12605.1.33.1.4,
and 13605.1.33.1.4)が配布されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 11.1の修正版は、OS X El Capitan v10.11.6およびmacOS Sierra 10.12.6で利用できます。同時に公開されたmacOS High Sierra 10.13.4用のSecurity Update 2018-001にもSafari 11.1 (13605.1.33.1.4)が含まれています。
なお、OS X Yosemite用のSafari 11は提供されておらず、OS X El Capitan以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]APPLE-SA-2018-04-24-2 Security Update 2018-001(FAMLog)
FileMaker Pro 16の新機能:fmurlscript拡張アクセス権
April 24, 2018
FileMaker Pro 16では、fmurlscript拡張アクセス権が新たに用意され、URLを使用してデータベースを開く際に共有ファイル内のスクリプトが初期設定のままでは実行されないように変更されています。
FileMaker Proのインストーラーによって、インターネットプロトコル(IP)としてfmp:が登録され、URLを使用して共有ファイル内のスクリプトを実行することができます。ただし、バージョン16ではfmurlscript拡張アクセス権は初期設定では有効になっていません。
[例]
fmp://192.168.10.0/Clients.fmp12?script=ListClients
fmp://192.168.10.0/Clients.fmp12?script=ListClients¶m=TopClients&$NumberToList=10
URLを使用してデータベースを開く際に共有ファイル内のスクリプトを実行させるためには、アクセス権セットの拡張アクセス権を編集して、fmurlscript拡張アクセス権を明示的に有効にする必要があります。
[関連]URL を使用してファイルを開く(FileMaker Pro 16 ヘルプ)、FileMaker Pro 12の新機能:URLを使用した共有データベースのスクリプト実行(FAMLog)、FileMaker Pro 16で取り除かれた機能(FAMLog)
第40回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
April 23, 2018
2018年6月16日(土)午前10時より「第40回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FileMaker Data API、FX.php、INTER-Mediator、FMCakeMix、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/40