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FileMaker Pro 8の新機能:タブコントロール
December 08, 2005
FileMaker Pro 8では「タブコントロール」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
タブコントロールを利用すれば、FileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedにおいて、複数のタブを1つのレイアウト上に配置することが可能になります。これまではFileMakerでタブインターフェースを実現するために、似たようなレイアウトを複数作成する必要がありましたが、その代わりにタブコントロールを使用することができます。
タブコントロールは便利で開発効率の向上につながる機能ですが、FileMaker Pro 7では利用できずレイアウトが崩れることになるので、その点は注意が必要です。
なお、タブコントロールはバージョン8のインスタントWeb公開機能と互換性があり、インスタントWeb公開でタブコントロールを使用することが可能です。
(2007/01/07追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker Pro 8に関する日本語ドキュメント
November 22, 2005
ファイルメーカー社が先週末より、FileMaker Pro 8に関する以下の4つのドキュメント(PDFファイル)を配布しています。
・FileMaker 8 旧バージョンの FileMaker データベースの変換
・FileMaker 8 セキュリティガイド
・Citrix Presentation Serverでの FileMaker Pro 8 の実行
・Windows Server 2003ターミナルサービスでの FileMaker Pro 8 の実行
これらのドキュメントは、FileMaker, Inc.のWebサイトで配布されているドキュメントの日本語翻訳版の一部で、特にFileMaker Proをバージョン6以前からバージョン8にアップグレードすることを検討している場合には、データベースの変換とセキュリティに関するドキュメントは必読の内容となっています。
[関連]FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (1)、FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (2)、FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (3)
(2007/01/07追記:リンク先のURLを一部変更しました。あわせて関連記事一覧を修正しました。)
FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (2)
September 09, 2005
米国でFileMaker 8 製品ラインが発表および発売されたことで、FileMaker Pro 8とFileMaker Pro 8 Advancedの製品ドキュメントが公開されていましたが、新たに4つの製品ドキュメントのPDFファイルがFileMaker, Inc.のWebサイトで公開されています。
新たに公開された製品ドキュメントは次の通りです。
・FileMaker Pro 8 Advanced Database Design Report XML Output Grammar(PDF)
・Converting FileMaker databases from previous versions(PDF)
・Running FileMaker Pro 8 on Citrix Presentation Server(PDF)
・Network Install for FileMaker Pro 8 and FileMaker Pro 8 Advanced(PDF)
(関連)FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (1)、FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (3)
(2005/10/25追記:FileMaker, Inc.のWebサイトで製品ドキュメントが追加されていたため、関連資料について追記しました。)
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker 7のセキュリティ改善点 (1)
August 01, 2005
FileMaker 7は、バージョン6およびそれ以前と比較して、セキュリティ面で多くの点が改善されています。
アカウントとパスワードを組み合わせてデータベースを保護できるようになった他、FileMaker Pro 7では1つのファイル内で複数のテーブルがサポートされるようになったため、1組のアカウントとアクセス権セットで、単一のファイルに複数のテーブルが含まれるデータベースを保護できます。
1つのファイルの中に複数のテーブルを入れるように設計すれば、複数のファイルを使用したときと違って、ファイルごとにアカウントやアクセス権セットを作成する必要がなくなります。
サーバーサイドで処理されるJavaScriptの有効化 (1)
July 11, 2005
FileMaker Server 7 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開では、Xalan-Javaの拡張機能を用いて、XSLTスタイルシートにおいてサーバーサイドで処理されるJavaScriptを記述できます。
JavaScriptを使用できるようにするにはFileMaker, Inc.のWebサイトで配布されている2つのライブラリファイル(bsf.jar、js.jar)をWeb公開エンジンに追加します。
これらのライブラリファイルは、Javaのライブラリファイルを追加するために用意されているフォルダの中に配置します。Web公開エンジンを再起動すると、サーバーサイドで処理されるJavaScriptが有効化されます。
Xalan-Java Extensions
July 05, 2005
FileMaker Server 7 AdvancedのWeb公開エンジンに使われているXSLTプロセッサーであるXalan-Javaの拡張機能を利用すると、XSLTスタイルシートで直接JavaやJavaScriptを利用することが可能になります。
この拡張機能はXalan-Java独自の機能ですが、XSLTからJavaのメソッドを関数として呼び出したり、豊富にあるJavaのライブラリを利用したり、JavaScriptを始めとするスクリプト言語を使って独自の拡張関数を作成することなどにより、Web公開エンジンの機能を拡張できます。
スクリプト言語を使用できるようにするにはFileMaker, Inc.のWebサイトで配布されている2つのライブラリファイルを追加して有効にする必要がありますが、Javaのメソッドを使うにあたってはライブラリファイルを別途追加する必要はありません。
FileMaker Server 7によって使用されるポート
June 17, 2005
FileMaker Server 7は、データを通信するために次の3つのポートを使用します。
・ポート番号5003(TCP、UDP):FileMakerネットワーク共有
・ポート番号50006(TCP):FileMaker Server Helper
・ポート番号50003(TCP):FileMaker Server Adminで使用
ファイアウォールを利用する環境でFileMaker Serverを使用する場合には、FileMaker Serverが使用する上記のポートを許可するようにファイアウォールを設定する必要があります。
(2005/07/29追記:FileMaker Knowledge Baseへのリンク先を変更しました。)
(2006/04/19追記:FileMaker Server 8でもFileMaker Server 7と同じポートが使用されます。)
defaultsコマンドでFileMaker Server 7の設定を変更する (3)
June 06, 2005
defaultsコマンドを使用して、FileMaker Server 7の使用状況ログの最大サイズ設定を変更するには、ターミナルで次のように入力します。
(Mac OS X v10.4.1の場合)
sudo su - fmserver -c 'defaults -currentHost write "/Library/FileMaker Server 7/Library/Preferences/com.filemaker.fmserver" Preferences -dict-add MaxStatsLogSize -int 40'
使用状況ログの最大サイズとして設定できる値は1から40までの整数であるため、使用状況ログ(Stats.log)は最大40MBのサイズまで1つのファイルで保存できます。
(2015/09/02追記:OS X版のFileMaker Server 14では設定ファイルの形式およびパスが変更されたため、上記の方法は利用できません。)
FileMaker Pro 7はMac OS X v10.4 “Tiger”と互換
May 02, 2005
ファイルメーカー社が2005年4月30日に、FileMaker Pro 7はMac OS X v10.4 “Tiger”と互換性があることをニュースリリースで案内しています。
ニュースリリースでは上記の他、Mac OS X v10.4 “Tiger”の中の2つの代表的な新機能であるDashboardおよびAutomatorを、FileMakerで将来サポートする計画があることについて言及されています。
なお、FileMaker Server 7 Advancedについては、このニュースリリースでは特に明記されていません。
(2005/05/13追記:FileMaker Server 7およびFileMaker Server 7 Advancedが、Mac OS X v10.4ならびにMac OS X Server v10.4に対応していることがFileMaker, Inc.のWebサイトですでに案内されていました。)
7.0v3 Web公開アップデートの変更点 (1)
March 16, 2005
FileMaker Server 7 Advanced 7.0v3 Web公開アップデートを適用すると、インスタントWeb公開で1画面に表示されるレコードの数が、リスト形式では25、表形式では50に変更されます。
従来のFileMaker Server Advancedでは、リスト形式では1度に5つのレコードが表示され、表形式では20のレコードが表示されるようになっていました。
その他、FileMaker Server Advanced 7.0v3のインスタントWeb公開では安定性が向上し、新規レコード作成時に関連レコードを作成できない問題が修正されています。
(2007/01/04追記:リンク先のURLを変更しました。)