FAMLog
INTER-Mediator Training Course
August 02, 2016
INTER-Mediatorの開発手法を演習形式で自習するトレーニングコース「INTER-Mediator Training Course」の完成が宣言されています。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。HTMLへの属性追加と設定ファイルを作成するだけで、データベースと連動するWebアプリケーションを開発できます。INTER-Mediator Training Courseは、日本語で記述された、INTER-Mediatorに関するePub形式の電子出版物です。これまで執筆完了した章ごとに公開されていましたが、2016年7月下旬に最後の章が公開されて完成に至りました。
INTER-Mediator Training Courseの価格は5,400円(税込)で、原則として今後の更新結果はすべて無償でダウンロード可能で、今後も機能追加に伴い随時改定される予定となっています。
FileMaker Pro 15の新機能:スクリプトエラーの強調表示
July 29, 2016
FileMaker Pro 15では、スクリプトの問題をチェックすることができ、発見された問題がスクリプト編集パネルで強調表示されるようになっています。
スクリプトワークスペースで問題のある箇所のテキストは、[スクリプトワークスペース設定]にある[構文の色]タブの[問題]で設定されている色で行が強調表示され、簡単に識別できるようになっています。すべての問題を検出できるわけではありませんが、スクリプトをインポートまたは貼り付け(ペースト)すると自動的に問題がチェックされます。
なお、スクリプトを作成しながら問題がないか確認するには、スクリプト編集パネルのタブを右クリックして[問題をチェック]を選択します。
[関連]スクリプトワークスペースの構文エラーの色設定(FileMaker ナレッジベース)
APPLE-SA-2016-07-18-5 Safari 9.1.2
July 22, 2016
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 9.1.2が配布されています。
多数の脆弱性が修正されたSafari 9.1.2は、OS X Mavericks v10.9.5およびOS X Yosemite v10.10.5で利用できます。また、同時に公開されたOS X El Capitan v10.11.6にもSafari 9.1.2が含まれています。
OS X Mountain Lion用のSafari 9は提供されておらず、OS X Mavericks以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。
[関連]APPLE-SA-2016-07-18-1 OS X El Capitan v10.11.6 and Security Update 2016-004(FAMLog)、Safari 9.1.2 のセキュリティコンテンツについて(Apple サポート)
APPLE-SA-2016-07-18-2 iOS 9.3.3
July 20, 2016
iOS 9.3.3の提供が開始されています。
iOS 9.3.3では、不具合およびセキュリティの問題が修正・改善されています。iOS 9.3.3に更新できる対象機種は、iPhone 4s、iPhone 5、iPhone 5c、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、第5世代および第6世代のiPod touch、iPad 2、第3世代および第4世代のiPad、iPad Air、iPad Air 2、iPad Pro、iPad mini、iPad mini 2、iPad mini 3およびiPad mini 4です。
なお、今秋iOS 10が正式に提供が開始される予定になっていますが、iPhone 4s、iPad 2、第3世代のiPad、iPad miniおよび第5世代のiPod touchではiOS 10を利用できない予定となっています。
(2016/08/27追記:iOS 10を利用できない機種の一覧を更新・修正し、当該一覧に第1世代のiPad miniを追加しました。)
FileMaker Pro 15の新機能:マスク付き編集ボックス
July 15, 2016
FileMaker Pro 15では、新しいコントロールスタイルとしてマスク付き編集ボックスを利用できるようになっています。
マスク付き編集ボックスを利用することで、機密情報を非表示にして、画面に表示されないようにすることができます。フィールドのデータの代わりにドットが表示されるようになりますが、マスク付き編集ボックス内のデータは暗号化されているわけではない点に留意する必要があります。
なお、マスク付き編集ボックスのコントロールスタイルが設定されたデータベースファイルを旧バージョンのFileMaker ProやFileMaker Goで開くと、通常の編集ボックスとして表示され、フィールド内のデータが表示されます。マスク付き編集ボックスは、バージョン14以前のFileMaker ProやFileMaker Goでは利用できません。
[関連]FileMaker Pro でのマスク付き編集ボックスのサポート(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker 15 資格認定試験の日本語版が開始
July 11, 2016
FileMaker 15 プラットフォームに対応した日本語の資格認定試験の提供が開始されています。
FileMaker資格認定は、FileMaker, Inc.によって提供される公式の資格認定です。FileMaker 15 資格認定試験の合格者は、認定証の授与に加え、名刺やWebサイト、マーケティングのカタログやグッズなどでFileMaker資格認定ロゴを使用できます。
資格認定試験「Developer Essentials for FileMaker 15」は、コンピューター上での試験配信(CBT)サービスを提供するピアソンVUEのサイトにて、日本国内で受験する試験の予約など各種手続きが可能です。日本語のほか英語でも受験でき、受験料は18,000円(税別)です。
Ruby on Rails 5.0が公開
July 05, 2016
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 5.0」が公開されています。
バージョン5.0では、WebSocketsを扱うフレームワークであるAction Cableや、JSONでの応答を前提としたAPIモードが新たに導入されるなど、数多くの新機能が追加されています。Rails 5.0の動作にはRuby 2.2.2以降が要求されるようになっています。
なお、バージョン5.0系統にバージョンアップを行う際には、アップグレードガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
macOS SierraとiOS 10ではPPTPは非サポート
July 01, 2016
2016年秋に登場予定のmacOS SierraとiOS 10ではPPTPを使用するVPNがサポートされなくなります。
iOS 9およびOS X El Capitan v10.11では、PPTPによるVPN接続を確立しようとした際に「PPTP を使用する VPN は安全でない場合があります」という警告が表示されます。この警告が表示されるのは、PPTPによるデータ保護は強度が十分でないためです。
現在PPTPを使用している場合には、L2TP/IPSecやIKEv2/IPSec、Cisco IPSec、SSL VPNなどといった、セキュリティ面でより優れた他のVPNプロトコルおよび認証方式を使うことが強く推奨されます。
[関連]Prepare for removal of PPTP VPN before you upgrade to iOS 10 and macOS Sierra(Apple サポート)、「PPTP を使用する VPN は安全でない場合があります」という警告が表示される場合(Apple サポート)
FileMaker Go 13の提供終了予定日
June 15, 2016
ファイルメーカー社が、2016年9月23日にFileMaker Go 13がApp Storeから削除される予定であると発表しています。
FileMaker Go 13はFileMaker Server 12に接続できますが、FileMaker Go 14やFileMaker Go 15はFileMaker Server 12に接続できません。FileMaker Server 12を利用している場合には、削除されるまでにApp StoreからFileMaker Go 13をダウンロードしておく必要があります。
上記の発表と同時に、2017年7月31日にFileMaker Go 14がApp Storeから削除される予定であることも案内されています。なお、セキュリティやiOSの互換性に関する問題により予定よりも早くApp Storeから削除される可能性もあるとのことです。
[関連]サポート対象製品(FileMaker ナレッジベース)
macOS Sierraが2016年秋に登場予定
June 14, 2016
Appleが、OS X El Capitanの後継バージョンとなるmacOS Sierraを今秋提供する予定であると発表しています。
「OS X」は「macOS」に改名され、macOS SierraではSiriをMacでも使えるようになっています。iCloudを使ってすべてのデバイスでデスクトップと書類を共有できる機能や、Appleデバイス間でコピー&ペーストできるUniversal Clipboard、Apple Watchを利用したAuto Unlockなどの新機能も追加される予定です。
macOS Sierraは、今秋Mac App Storeを通じて無料でダウンロードできるようになります。なお、macOS Sierraと同時にiOS 10も発表されており、iOS 10も今秋正式に提供が開始される予定となっています。