FAMLog
FileMaker Server 12の新機能:展開アシスタントの機能強化
June 21, 2013
FileMaker Server 12では、展開アシスタントで初期設定を行う際に、別のFileMaker Serverで出力したスケジュールとグループ設定ファイルをインポートできるようになっています。
さらに、バージョン12では、展開アシスタントによる設定が行われている際に進行状況の詳細が表示されるようになっています。
スケジュールとグループ設定ファイルを読み込む場合には、事前に移行前のサーバーと同一のフォルダ構造になっていることを確認し、データベースファイルを移行前のサーバーから新しいサーバーにコピーしておかなければいけないので、その点は注意する必要があります。
APPLE-SA-2013-06-18-1 Java for OS X 2013-004 and Mac OS X v10.6 Update 16
June 20, 2013
「Java for OS X 2013-004」と「Java for Mac OS X 10.6 Update 16」が公開されています。
各アップデートにはセキュリティ上の修正が含まれています。今回のアップデートにより、Java SE 6がバージョン1.6.0_51にアップデートされます。
OS X版のFileMaker Server 10やFileMaker Server 11、FileMaker Server 12.0v3およびそれ以前を使用している場合は、サーバー再起動後にTomcatが自動起動しない場合があります。Tomcatを実行しているサーバーにJava for OS X 2013-004やJava for Mac OS X 10.6 Update 16を適用する場合、catalina.shファイルのJAVA_OPTS環境変数を調整する必要があるので要注意です。
[関連]Java SE 7 Update 25およびJDK 7 Update 25が公開(FAMLog)
(2013/06/21追記:サーバー再起動後にTomcatが自動起動しない環境にFileMaker Server 12.0v3も含まれる旨を追加しました。)
INTER-Mediator 3.4が公開
June 11, 2013
新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 3.4」を公開しています。
INTER-Mediatorは、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークであり、HTMLページの要素として情報を加えるだけでデータベース連動ページを作成できます。バージョン3.4では、ログインパネルのカスタマイズに対応し、多数の不具合が修正されています。
なお、INTER-Mediator関連のイベントとして、INTER-Mediator Meet-up #3が2013年7月3日(水)にKDDI ウェブコミュニケーションズ セミナールームで行われる予定となっています。参加費は無料で、参加希望者はFacebookのグループに参加の上、イベント参加を申し込む必要があります。
OS X Server (Mountain Lion)のNATサービス
May 28, 2013
Mountain Lion用のOS X ServerではServerアプリケーションでNATサービスを管理できなくなっています。
NATサービスは、OS X Lion Serverではnatpmpdバイナリによって、Mac OS X Server v10.6ではnatdバイナリによって提供されていました。OS X Mountain Lionでは、natdが非推奨となり、natpmpdはシステム環境設定の「共有」パネルの「インターネット共有」によって使われます。
OS X Lion ServerまたはMac OS X Server v10.6からOS X Server (Mountain Lion)にアップグレードまたは移行した場合、それまでのNAT設定および構成は無効になるので注意が必要です。OS X Mountain Lionにおいて手動でNATサービスのルールを作成・設定する場合は、今後pfを利用する必要があり、pfctlコマンドを使って設定を行います。
[参考]OS X Server:NAT サービスについて(アップル)
OS X Serverのバージョン確認方法
May 17, 2013
OS X Serverのバージョンをコマンドラインで確認する方法の1つに、serverinfoコマンドを使用する方法があります。このコマンドを使用することでOS X Serverのバージョン情報を確認できます。
OS X Mountain Lion v10.8.3にOS X Serverのバージョン2.2.1を導入した環境では、serverinfoコマンドの実行結果は次のように表示されます。
[実行例]
$ serverinfo --shortversion
2.2.1
なお、serverinfoコマンドはOS X Mountain Lionで新たに導入されたコマンドであるため、OS X Lion Serverでは使用できません。
Cyberduck 4.3が公開
May 07, 2013
オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェア「Cyberduck 4.3」が2013年4月下旬に公開されています。
Cyberduck 4.3のOS X版では、OS X Mountain Lionの通知センターやGatekeeper、およびRetinaディスプレイに新たに対応しています。Cyberduck 4.3のライセンスはGPLであり、OS X版についてはMac OS X v10.5以降で、Windows版についてはWindows XP、Windows VistaまたはWindows 7で動作します。
なお、2013年5月上旬にCyberduck 4.3.1が公開されており、現在の最新バージョンは4.3.1となっています。
OS Xでマルウェア対策用の安全なダウンロードリストを手動で更新する方法
April 24, 2013
Mac OS X Snow Leopard以降のOS Xに内蔵されているマルウェア感染防止機能で使用する定義ファイルをCLI(コマンドラインインターフェース)で更新するには、ターミナルで次のように入力します。
sudo /usr/libexec/XProtectUpdater
OS X Mountain Lionの場合、システム環境設定の[セキュリティとプライバシー]における詳細設定で[安全なダウンロードリストを自動的にアップデート]を無効にしていない場合、マルウェア対策用の定義ファイルは24時間おきに更新されるようになっています。
上記の定義ファイルが更新されると古いバージョンのJavaプラグインを使用できなくなる面もありますが、Javaの脆弱性対策のためにもこの機能は有効にしたままにすることが推奨されます。
[関連]【コラム】新・OS X ハッキング! (81) OS Xの「マルウェア」対策を知る(マイナビニュース)
INTER-Mediator 3.3が公開
April 09, 2013
新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 3.3」を公開しています。
INTER-Mediatorは、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークであり、HTMLページの要素として情報を加えるだけでデータベース連動ページを作成できます。
バージョン3.3では、ファイルアップロードが可能になっています。その他、Internet Explorer 8およびFirefoxで一部動作に問題が生じていた不具合が修正されています。
FileMaker Go 11の販売終了予定日
April 04, 2013
ファイルメーカー社が、2013年9月30日をもってFileMaker Go 11 for iPadとFileMaker Go 11 for iPhoneの販売を終了すると発表しています。
FileMaker Go 11(旧名称:FileMaker Go 1.2)は、iTunes App Storeで販売されており、現在iPad版の価格は3,450円、iPhone版の価格は1,700円となっています。FileMaker Go 11を2013年9月30日までに購入していればiTunes App Storeからダウンロードすることは可能ですが、それ以降はFileMaker Go 11を新しいデバイスのために購入できなくなるとのことです。
FileMaker Go 11は、ファイルの拡張子が「.fp7」であるFileMakerデータベースファイルしか開くことができず、FileMaker Pro 12で作成されたデータベースファイルと互換性がありません。FileMaker Go 12については引き続きiTunes App Storeから無料でダウンロードできるので、今後はバージョン12へのバージョンアップを検討しなければならないケースも出てくることでしょう。
[関連]FileMaker 12 製品ラインではファイル形式が変更(FAMLog)