FAMLog
OpenSSH 7.1p2が公開
January 18, 2016
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 7.1p2」が公開されています。
OpenSSH 5.4から7.1におけるクライアントのコードにはSSH接続再開の実験的なサポートが含まれており、このコードが原因でプライベートキーなどメモリー内のデータが盗まれる危険性がありましたが、OpenSSH 7.1p2ではこの脆弱性が修正されています。
なお、バージョン7.1p2にすぐに更新できない場合には、OpenSSH 5.4以上ではグローバルなssh_configかユーザーの設定(~/.ssh/config)に「UseRoaming no」を加える、もしくはコマンドラインで「-oUseRoaming=no」を渡すことで、上記の脆弱性を一時的に回避することもできるとのことです。
[参考]OpenSSH 7.1p2 がリリースされました..(春山 征吾のくけー)
FileMaker Pro 14の新機能:改良されたカラーパレット
January 12, 2016
FileMaker Pro 14では、レイアウトやレイアウトオブジェクトのスタイル編集に使用されるカラーパレットの機能が強化されています。
バージョン14のカラーパレットでは、現在のテーマに合った色が表示されるようになり、目的とする色の16進値を直接入力または貼り付けることができるようになっています。また、色の収集ツール(虫メガネのボタン)を使用することによって、画面上の色と同じ色を設定することも可能です。
カラーパレットが改良されたことで、レイアウト作成・変更時における色の選択・調整がより簡便になっています。
[関連]FileMaker Pro のカラーパレットの機能強化(FileMaker ナレッジベース)
Ruby 2.3.0が公開
December 30, 2015
Ruby 2.3系列の安定版である「Ruby 2.3.0」が公開されています。
Ruby 2.3.0では、Frozen String Literal プラグマやsafe navigation operator (&.)が導入され、did_you_mean gemが同梱されるようになっている他、さまざまなパフォーマンス改善や機能追加が行われています。
なお、Ruby 1.8.7やRuby 1.9.2、Ruby 1.9.3からRuby 2.3.0へ移行する場合には、非互換がいくつか存在するので注意が必要です。
「FileMaker カンファレンス 2015」講演資料 (2)
December 29, 2015
2015年11月27日に行われたFileMaker カンファレンス 2015のジェネラルトラック(G-29)講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「SSL暗号化通信を利用したネットワークセキュリティの向上」(PDF形式/ファイルサイズ:約10.2MB)
「SSLforFMNetwork2015.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
26f37ba8aa95749e75f035666c4d61cc24c27134
■関連リンク
・FileMaker のネットワークセキュリティと SSL - 概要(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Server のための新しいカスタム SSL 証明書の作成(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Server への既存の SSL 証明書のインポート(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker製品でサポートされるSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧(FAMLog)
・FileMaker Server 14の新機能:Admin Console上でのSSLサーバー証明書のインポート(FAMLog)
・FileMaker カンファレンス 2015 関連リンク集(FAMLog)
・「FileMaker カンファレンス 2015」講演資料 (1)(FAMLog)
(2022年5月9日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
OpenSSL 0.9.8系列とOpenSSL 1.0.0系列のサポート終了予定日
December 25, 2015
OpenSSL 0.9.8系列とOpenSSL 1.0.0系列は2015年12月31日にサポートが終了する予定となっています。
OpenSSL 0.9.8系列のサポート終了に関する案内は2014年10月に、OpenSSL 1.0.0系列のサポート終了に関する案内は2014年12月に発表されていました。バージョン1.0.1系統のサポートが2016年12月31日に終了する予定となっていることを考慮すると、今後はOpenSSL 1.0.2系列へのアップグレードが推奨されることになります。
OpenSSLはバージョン1.1.0系統の開発も進められており、現在開発版としてバージョン1.1.0 Alpha 1が公開されている状況です。
APPLE-SA-2015-12-08-5 Safari 9.0.2
December 14, 2015
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 9.0.2が配布されています。
多数の脆弱性が修正されたSafari 9.0.2は、OS X Mavericks v10.9.5およびOS X Yosemite v10.10.5で利用できます。また、同時に公開されたOS X El Capitan v10.11.2にもSafari 9.0.2が含まれています。
OS X Mountain Lion用のSafari 9は提供されておらず、OS X Mavericks以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。
Rubyist Magazine 0052 号が公開
December 10, 2015
日本Rubyの会の有志が発行しているWeb雑誌「Rubyist Magazine」(通称「るびま」)の0052 号が2015年12月上旬に公開されています。
「るびま」は、プログラミング言語Rubyに関する技術記事や活用事例、インタビュー、エッセイなどが掲載されるWeb雑誌です。
Rubyist Magazine 0052 号には、Rubyistへのインタビュー記事やesa.ioの紹介記事、RubyConf Taiwan 2015のイベントレポート、国内で開催された地域Ruby会議のレポートなどが掲載されています。
Windows版FileMaker Server 14.0.4 アップデータが更新
December 08, 2015
Windows版の「FileMaker Server 14.0.4 アップデータ」が更新されています。
Windows版のFileMaker Server 14.0.4 アップデータを適用しても、バージョン14.0.4で解決されるはずのFileMaker WebDirectの不具合が直らない問題が修正版のアップデータで修正されています。この問題はWindows版アップデータ固有の問題であり、FileMaker Server 14.0.4 インストーラを利用していれば特に問題はなかった模様です。
今回の更新で、新しいWindows版FileMaker Server 14.0.4 アップデータのファイル名は「fms_updater_14.0.4.412.1.exe」となっています(修正前のファイル名は「fms_updater_14.0.4.412.exe」)。
[関連]WebDirect "List View bug" appears unfixed in Win Server 2008 14.0.4(FileMaker Community)、FileMaker Server 14.0.4 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Server 14.0.4はOS X El Capitanに対応(FAMLog)、FileMaker Server 14.0.4a ソフトウェアパッチが公開(FAMLog)
FileMaker Server 14.0.4a ソフトウェアパッチが公開
December 03, 2015
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 14.0.4a ソフトウェアパッチ」を公開しています。
このソフトウェアパッチは、バージョン14.0.4のFileMaker Server 14をバージョン14.0.4aに更新するものです。FileMaker Server 14.0.4aではセキュリティに関わる修正が行われており、OpenSSLとJavaが更新されます。OpenSSLはバージョン1.0.2dに、JavaはJava 8 Update 66に更新されます。また、OS X El Capitanで[URL から挿入]スクリプトステップを使用したスクリプトでSSL証明書エラーが返される問題も修正されています。
このソフトウェアパッチを適用すると、Admin Consoleで[データベース接続に SSL を使用する]設定を有効にしている場合に、FileMaker Pro 12、FileMaker Pro 12 AdvancedまたはFileMaker Go 12を使用しているクライアントがサーバーでホストされているソリューションに接続できなくなるとのことなので要注意です。
[関連]FileMaker Server 14.0.4 アップデータが公開(FAMLog)、OS X版FileMaker Serverに組み込まれているOpenSSLのバージョン一覧(FAMLog)、Java 8 Update 65およびJava 8 Update 66が公開(FAMLog)
(2015/12/04追記:関連記事を追加・更新し、「OpenSSLはバージョン1.0.2dに、JavaはJava 8 Update 66に更新されます。」という文章を追記しました。)
PHP 5.6.16が公開
November 27, 2015
「PHP 5.6.16」が公開されています。
PHP 5.6.16では不具合の修正が行われています。PHP 5.4系統の保守は今年の9月中旬に終了し、PHP 5.5系統は今後積極的な不具合の修正は行われない予定となっています。PHP 5.4系統およびそれ以前を利用している場合には、バージョン5.6系統もしくはバージョン5.5系統にアップグレードする必要がある状況です。
なお、PHPはバージョン7系統の開発も進められており、来月PHP 7が公開される予定となっています。