FAMLog


OpenSSL 1.1.1が公開

September 12, 2018

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.1.1」が公開されています。

TLS 1.3がサポートされているOpenSSL 1.1.1では、新しい暗号アルゴリズムが多数追加されているほか、数多くの機能追加および改善が行われています。なお、バージョン1.1.1系統は長期サポート版(LTS)として最低5年以上サポートが行われる予定のバージョンとなっています。

OpenSSLのバージョン1.0.1系統以前はセキュリティ修正を含むサポートが終了したため、今後はバージョン1.0.2系統以降に移行する必要があります。バージョン1.0.2系列のサポートは2019年12月31日に終了する予定、バージョン1.1.0系列のサポートは1年後に終了する予定となっているので、来年までに計画的にバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要があります。

[関連]Release Strategy(OpenSSL)

Tag: Security

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:デフォルトのフィールド

September 10, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、[データベースの管理]ダイアログボックスでテーブルを作成またはファイルを新規に作成する場合に、フィールドがテーブルに自動的に追加されるようになっています。

主キー、作成情報タイムスタンプ、作成者、修正情報タイムスタンプおよび修正者フィールドが通常追加されるようになっていますが、これらのフィールドは必要に応じてカスタマイズしたり事前に設定しておくことが可能です。

なお、新しいテーブルに上記のフィールドが追加されないようにするには、「DefaultFields.xml」という名称の空ファイルを次の場所に配置します。

・Windowsの場合:<ドライブ>:\ProgramData\FileMaker\Shared
・macOSの場合:/ユーザ/共有/FileMaker/Shared

Tag: FileMaker

CakePHP 2.10.12が公開

September 07, 2018

CakePHP 2.10.12が公開されています。

CakePHP 2.10.12は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースです。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。

Tag: Apache

curl 7.61.1が公開

September 05, 2018

curl 7.61.1が公開されています。

curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。バージョン7.61.1では、HTTP/2を処理する際の不具合が修正されている他、1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。

なお、バージョン16以降のFileMaker製品では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。これにより、REST APIを用いて各種WebサービスやアプリケーションにJSONデータを要求するHTTPリクエストを手軽に作成することが可能です。

[関連]Nghttp2 v1.33.0(nghttp2.org)

Tag: Apache

Apache Tomcat 8.5.33とApache Tomcat 9.0.11が公開

September 04, 2018

Apache Tomcat 8.5.33とApache Tomcat 9.0.11が2018年8月中旬に公開されています。

Apache Tomcat 8.5.33およびApache Tomcat 9.0.11では、RequestDispatcherおよびWebアプリケーションのクラスローダーにおいてURLのパスが正しくデコードされていなかった問題が修正された他、多数の不具合が修正されています。Apache Tomcat 8.0系列については2018年6月30日にサポートが終了し、2018年10月になるとApache Tomcat 8.0のダウンロードページが削除される予定となっています。

なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。

Tag: Apache

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:[カスタムダイアログを表示]スクリプトステップの入力フィールドオプションでターゲットとして変数を指定可能に

August 30, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、[カスタムダイアログを表示]スクリプトステップの[入力フィールド]オプションにおいて変数をターゲットとして指定できるようになっています。

[入力フィールド]オプションでは入力や表示に使用する変数またはフィールドを最大で3つ指定することができ、入力に使用する変数はテキストとして値が格納されます。

なお、[一般]オプションにおけるボタンの[データを確定]チェックボックスが無効な状態でユーザーが入力フィールドにデータを入力した場合、ユーザーがボタンをクリックしてもデータが変数に格納されないので注意が必要です。

[関連]FileMaker Pro 16の新機能:複数の挿入スクリプトステップでターゲットとして変数を指定可能に(FAMLog)

Tag: FileMaker

OpenSSH 7.8が公開

August 27, 2018

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 7.8」が公開されています。

OpenSSH 7.8では、ユーザー名に関する情報漏洩の脆弱性(CVE-2018-15473)が修正されています。認証でRSA/SHA2署名を明示的に強制する署名アルゴリズムとして「rsa-sha2-256-cert-v01@openssh.com」と「rsa-sha2-512-cert-v01@openssh.com」が新たに追加され、sshd_configにおいて環境変数を管理者が明示的に指定できるようにするSetEnvディレクティブが追加された他、不具合が多数修正されています。

なお、バージョン7.8では、ssh-keygenコマンドがOpenSSLのPEM形式ではなくOpenSSH形式のプライベートキーを書き込むように挙動が変更されていますが、ssh-keygenコマンドの引数に「-m PEM」と加えることで引き続きPEM形式で書き込むことができます。

[参考]OpenSSH 7.8 がリリースされました(春山征吾のBlog)

Tag: Security

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:カスタムメニューのコピー&ペースト

August 23, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、[カスタムメニューの管理]ダイアログボックスにおいて、カスタムメニューセット、メニューおよびメニュー項目をコピーして貼り付ける(ペーストする)ことができるようになっています。

コピーしたメニューセット、メニューおよびメニュー項目は、現在のファイルに限らず、他のFileMaker Pro Advancedファイルにもペーストが可能で、再利用が容易になっています。

なお、この機能を使用するには、[環境設定]ダイアログボックスの[一般]タブで[高度なツールを使用する]を選択した後にFileMaker Pro Advancedを再起動する必要があります。[カスタムメニューの管理]ダイアログボックスを表示するには、高度なツールを使用できる状態で[ツール]メニューの[カスタムメニュー]>[カスタムメニューの管理...]を選択します。

[関連]カスタムメニューセットの作成と編集(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:保存およびエクスポート用スクリプトステップの[ディレクトリの作成]オプション

August 22, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、レコードやデータを保存およびエクスポートする一部のスクリプトステップに[ディレクトリの作成]オプションが追加され、ファイルを出力する際にディレクトリを新規に作成できるようになっています。

バージョン17で[ディレクトリの作成]オプションが追加されたスクリプトステップの一覧は次の通りです。

・フィールド内容のエクスポート
・レコードのエクスポート
・レコードを Excel として保存
・レコードを PDF として保存
・レコードをスナップショットリンクとして保存
・名前を付けて保存

なお、FileMaker GoとFileMaker WebDirectでは、[ディレクトリの作成]オプションはサポートされていません。

Tag: FileMaker

PHP 7.1.21とPHP 7.2.9が公開

August 21, 2018

PHP 7.1.21PHP 7.2.9が公開されています。

PHP 7.1.21とPHP 7.2.9では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.2に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。PHPはバージョン7.3系統の開発も進められており、現在バージョン7.3.0 Beta 2が公開されている状況です。

なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

Tag: Apache

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