FAMLog
Apache Tomcat 8.0.45およびApache Tomcat 7.0.79が公開
July 04, 2017
Apache Tomcat 8.0.45およびApache Tomcat 7.0.79が公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新バージョンはバージョン8.5系統です。Apache Tomcat 8.0.45およびApache Tomcat 7.0.79では主に不具合の修正が行われており、セキュリティ修正が含まれているかは現状では不明です。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在Apache Tomcat 9.0.0.M22が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13、FileMaker Server 14、FileMaker Server 15およびFileMaker Server 16のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されていて、バージョン16.0.1ではApache Tomcat 7.0.72が使用されています。
[関連]JVNVU#91991349: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 7.0.79、8.0.45および8.5.16ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)
(2017/08/21追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
Apache Tomcat 8.5.16が公開
June 30, 2017
Apache Tomcat 8.5.16が公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン8.5系統であり、Apache Tomcat 8.5.16では多数の不具合が修正されています。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在Apache Tomcat 9.0.0.M22 (alpha)が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14、FileMaker Server 15、FileMaker Server 16のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]JVNVU#91991349: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 7.0.79、8.0.45および8.5.16ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)
(2017/08/21追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
FileMaker Pro 16でSHA-256メッセージダイジェストを確認する方法
June 29, 2017
FileMaker Pro 16の標準機能でSHA-256メッセージダイジェスト(ハッシュ値)を確認するには、バージョン16で追加されたCryptDigest関数を使用します。
[使用例]
Lower(HexEncode(CryptDigest("sample_string"; "SHA256")))
Lower(HexEncode(CryptDigest(TO_NAME::CONTAINER_FIELDNAME; "SHA256")))
配布されているファイルが正式に配布元から提供されているものか確かめるための手段の1つとして、最近ではSHA-256メッセージダイジェストを確認することがあります。
バージョン16では標準で用意されているFileMaker Proの関数でSHA-256メッセージダイジェストを生成できるようになっており、SHA-256以外のアルゴリズムにも対応しています。
[関連]CryptDigest(FileMaker Pro 16 ヘルプ)、RubyでSHA-256メッセージダイジェストを生成する(FAMLog)、OS XでSHA-256メッセージダイジェストを確認する方法(FAMLog)、Windows PowerShellでSHA-256メッセージダイジェストを確認する方法(FAMLog)
macOS版FileMaker Server 16の動作環境
June 28, 2017
macOS版のFileMaker Server 16はmacOS Sierra 10.12とOS X El Capitan v10.11をサポートしています。
RAMの最低要件は8GBとなっており、FileMaker Server 15でサポートされていたOS X Yosemite v10.10はFileMaker Server 16ではサポートされなくなっています。
従来のバージョンではFileMaker WebDirectのクライアント数が7以上の場合にはサーバーを2台構成にすることが推奨されていましたが、バージョン16ではFileMaker WebDirectのクライアント数が101以上の場合にサーバーを複数台構成にすることが推奨されるようになっています。ただし、接続数の上限は、ハードウェアの構成やアプリケーションのデザイン、オペレーティングシステム、ライセンス契約に依存します。
[関連]OS X版FileMaker Server 15の動作環境(FAMLog)
第35回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
June 27, 2017
2017年8月12日(土)午前10時より「第35回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FileMaker Data API、FX.php、INTER-Mediator、FMCakeMix、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/35
FAMLog News Archive:第77回 2017年夏号
June 22, 2017
■FileMaker 16 製品ラインが発売(2017年5月)
「FileMaker Pro 16」「FileMaker Pro 16 Advanced」および「FileMaker Server 16」が2017年5月10日に発売されました。「FileMaker Go 16」についてはiTunes App Storeから無料で入手できますが、FileMaker Go、FileMaker WebDirectもしくはFileMaker Pro(ユーザ接続用)からFileMaker Server 16にアクセスするには、有償のFileMaker Server 接続ライセンス(同時接続ライセンスもしくはユーザ接続ライセンス)が必要です。
[関連]FileMaker 16 プラットフォームが登場(FAMLog)
■FileMaker CloudがEMEAで利用可能に(2017年3月)
EMEA(ヨーロッパ、中東およびアフリカ)でFileMaker Cloudを利用できるようになったことがFileMaker, Inc.から今年3月に発表されました。FileMaker Cloudは、Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するクラウドサービスです。2017年6月22日現在、米国やカナダ、ヨーロッパ、中東、アフリカで利用可能ですが、日本ではまだ使用できません。日本では今年の夏にサービス開始予定となっています。
[関連]FileMaker CloudがEMEAで利用可能に(FAMLog)、「FileMaker 16」の強化ポイントをビル・エプリング社長に聞く - 「私たちは成長を続けていきます」(マイナビニュース)
2017年6月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
June 19, 2017
2017年6月17日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:FileMaker Server 16とHSTS(PDF形式/ファイルサイズ:約320KB)
「FMS16HSTS.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
2efe03854fb450dbeca53663cf723a2f2effc90760180ffc3fa0eb1cc2c7e307
■関連リンク
・HSTS (HTTP Strict Transport Security)(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker 16 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker 16 セキュリティガイド: セキュリティオプションを構成するためのベストプラクティス(FileMaker)
(2022年5月1日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Pro 16の新機能:バージョン16で追加された関数一覧
June 16, 2017
FileMaker Pro 16では新しい関数が多数追加され、JSONデータを扱える関数やデータを暗号化および復号できる関数、ハッシュ値を返す関数などが新設されています。
バージョン16で追加された関数一覧は次の通りです。
・Base64EncodeRFC
・CryptAuthCode
・CryptDecrypt
・CryptDecryptBase64
・CryptDigest
・CryptEncrypt
・CryptEncryptBase64
・Get(アカウントグループ名)
・Get(領域監視イベント)
・HexDecode
・HexEncode
・JSONDeleteElement
・JSONFormatElements
・JSONGetElement
・JSONListKeys
・JSONListValues
・JSONSetElement
・SortValues
・TextDecode
・TextEncode
・UniqueValues
バージョン16ではJSONデータを解析および変更できるようにするテキスト関数が用意されるようになり、Webサービスから取得したJSONデータを取り扱いやすくなっています。
[関連]JSON 関数の使い方(FileMaker Pro 16 ヘルプ)、FileMaker Pro 15の新機能:バージョン15で追加された関数一覧(FAMLog)
(2017/06/17追記:一部の誤記を修正してHexEncode関数を追加しました。)
macOS版FileMaker Server 16に含まれるNode.jsのバージョンを確認する
June 02, 2017
nodeコマンドを使用することで、macOS版のFileMaker Server 16に同梱されているNode.jsのバージョンを確認できます。
FileMaker Server 16.0.1がインストールされているmac OS Sierra 10.12.5では、FileMaker Server 16のFileMaker Data API エンジンで使用しているNode.jsのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ "/Library/FileMaker Server/node/bin/node" -v
[実行結果]
v6.9.2
現時点におけるFileMaker Serverの最新バージョンはバージョン16.0.1です。FileMaker Server 16.0.1にはNode.js 6.9.2が同梱されています。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker Data API (Trial)(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.15、Apache Tomcat 8.0.44およびApache Tomcat 7.0.78が公開
May 30, 2017
Apache Tomcat 8.5.15、Apache Tomcat 8.0.44およびApache Tomcat 7.0.78が2017年5月中旬に公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新バージョンはバージョン8.5系統です。Apache Tomcat 8.5.15、Apache Tomcat 8.0.44およびApache Tomcat 7.0.78では主に不具合の修正が行われており、セキュリティ修正が含まれているかは現状では不明です。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在Apache Tomcat 9.0.0.M21が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13、FileMaker Server 14、FileMaker Server 15およびFileMaker Server 16のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されていて、バージョン16.0.1ではApache Tomcat 7.0.72が使用されています。
[関連]JVNVU#95420726: Apache Tomcat にセキュリティ制限回避の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 7.0.78、8.0.44および8.5.15ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)
(2017/06/14追記:関連記事へのリンクを追加しました。)