FAMLog
Get(書式設定バーの表示状態)関数
April 24, 2020
FileMaker Pro AdvancedのGet(書式設定バーの表示状態)関数は、書式設定バーに関連したメニュー項目と書式設定バーが有効になっている場合は「1」(真)を、無効になっている場合は「0」(偽)を返します。
[書式設定バーを許可]スクリプトステップを使用すると、書式設定バーに関連したメニュー項目と書式設定バーを無効にもしくは有効にすることができます。実際に書式設定バーを表示または非表示にするには、書式設定バーに関連したメニュー項目と書式設定バーが有効になっている状態において、[表示]メニューの[書式設定バー]を選択するか、レイアウトバーの書式設定バーボタンをクリックします。
Get(書式設定バーの表示状態)関数はバージョン8で追加された関数であり、バージョン12でGet(ツールバーの表示状態)関数からGet(書式設定バーの表示状態)関数に名称が変更されていました。なお、FileMaker WebDirectではこの関数はサポートされないため「0」を返します。
[関連]FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数(FAMLog)、FileMaker Pro 12で名称が変更された関数とスクリプトステップ(FAMLog)
Xcode 11.4.1ではGitのセキュリティ脆弱性が修正済み
April 23, 2020
AppleからXcode 11.4.1が2020年4月中旬に公開されています。
バージョン11.4.1ではGitのセキュリティ脆弱性(CVE-2020-5260)が修正されており、Gitがバージョン2.24.2に更新されます。改行文字を含む特別に細工されたURLを処理する際にgitの認証情報が任意のホストに送信される問題が対処されています。
Xcode 11.4.1はApp Storeもしくはhttps://developer.apple.com/xcode/downloads/から入手可能で、動作条件としてmacOS Catalina 10.15.2以降が必要です。
[関連]JVNVU#95670817: Apple Xcode における脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)
OpenSSL 1.1.1gが公開
April 22, 2020
OpenSSL 1.1.1gが公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1gでは、バージョン1.1.1d、1.1.1eおよび1.1.1fに存在していた、影響度高と位置付けられているセキュリティ脆弱性(CVE-2020-1967)が修正されています。
OpenSSLは現在バージョン3.0系統の開発も進められており、バージョン1.1.1系統の次のバージョンはバージョン3.0になる予定となっています。なお、バージョン1.0.2系列のサポートは2019年12月31日に終了したので、今後はバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況です。
AdoptOpenJDK 8 update 252が公開
April 21, 2020
AdoptOpenJDK 8 update 252(jdk8u252-b09)が公開されています。
AdoptOpenJDK 8 update 252では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。2019年2月にOracle社によるJava 8の商用向け公式サポートが終了したことに伴い、Javaのセキュリティアップデートを行う際には、Oracle Java SE SubscriptionをOracle社から購入する、もしくはオープンソースの実装であるOpenJDK 8に移行する必要が出てきます。
FileMaker ナレッジベースの記事では、Oracle JREをアンインストールしてAdoptOpenJDK 8に移行する手順が記載されていますが、FileMaker Serverのバージョンや使用しているオペレーティングシステムによって移行手順が異なります。OpenJDKへの移行方法の詳細についてはFileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する(FAMLog)、FileMaker Server 18.0.3 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)
PHP 7.2.30が公開
April 20, 2020
PHP 7.2.30が公開されています。
PHP 7.2.30ではセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.1系統の保守は2019年12月1日に終了しており、今後はバージョン7.2系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
なお、PHP 7.2系列のアクティブサポートは昨年の11月末にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2020年11月30日までの予定となっています。
[関連]PHP 7.3.17とPHP 7.4.5が公開(FAMLog)、PHP 7.2系列の公式セキュリティサポート終了予定日(FAMLog)
PHP 7.3.17とPHP 7.4.5が公開
April 17, 2020
PHP 7.3.17およびPHP 7.4.5が公開されています。
PHP 7.3.17とPHP 7.4.5ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.1系統の保守は2019年12月1日に終了しており、今後はバージョン7.2系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
なお、PHP 7.2は2020年11月30日まで、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
FileMaker Go 18の提供終了予定日
April 16, 2020
FileMaker Go 18は2021年5月にApp Storeから削除される予定となっています。
FileMaker 18 プラットフォームは2021年5月にサポートが終了する予定です。FileMaker製品のサポートポリシーは昨年変更されており、2020年よりClarisはこれまでよりも頻繁に新製品をリリースすることを計画しているとのことです。FileMaker製品については今後は最初のリリース日から2年間サポートする予定であり、2年経過するとサポートを終了する予定であることが案内されています。
なお、セキュリティやiOSの互換性に関する問題により、FileMaker Go 18が予定よりも早くApp Storeから削除される可能性もあるとのことです。
[関連]サポート対象製品(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server 18のテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)、FileMaker Go 18の提供終了予定日が2022年5月31日に変更(FAMLog)
(2021/05/18追記:関連記事のリンクを更新しました。Claris ナレッジベースの記事において、FileMaker 18 プラットフォームのサポート終了予定日およびFileMaker Go 18の提供終了予定日が2021年5月から2021年6月25日に変更されていました。)
(2021/07/26追記:関連記事を更新しました。FileMaker Go 18の提供終了予定日が2022年5月31日に変更されていました。)
Cyberduck 7.3が公開
April 15, 2020
オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェアであるCyberduck 7.3が2020年3月下旬に公開されています。
CyberduckはSFTPクライアントソフトウェアとしても利用することができますが、Cyberduck 7.3ではTLS 1.3およびCryptomatorにおいてVault format 7がサポートされています。また、macOS版ではブックマークでラベル機能が導入されています。
CyberduckのライセンスはGPLであり、macOS版についてはOS X Mountain Lion v10.8以降、Windows版についてはWindows 7以降で動作します。
Get(ネットワークプロトコル)関数
April 14, 2020
FileMaker Pro AdvancedのGet(ネットワークプロトコル)関数は、FileMaker プラットフォームがコンピューターで使用しているネットワークプロトコルの名前(TCP/IP)を返します。
バージョン6以前のファイルメーカーProでは一連のネットワークプロトコルがサポートされていましたが、FileMaker Pro 7以降ではTCP/IPがサポートされる唯一のネットワークプロトコルとなっています。
Get(ネットワークプロトコル)関数は互換性のために残されている関数であり、現バージョンでのFileMaker プラットフォームではこの関数を使用する必要性は特にないと言えます。
[関連]FileMaker Pro 7 のアプリケーション環境設定とネットワークプロトコル(FileMaker ナレッジベース)
Ruby 2.4の公式サポートが終了
April 13, 2020
2020年3月31日をもってRuby 2.4系列の公式サポートが終了しています。
バージョン2.4のサポート終了に伴い、今後Ruby 2.4系列に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、より新しいバージョンのRubyに移行することが強く推奨されます。なお、現時点におけるRubyの最新安定版は、2020年3月に公開されたRuby 2.7.1です。
Ruby 2.5系列については、2021年3月末で公式サポートが終了する予定となっています。Ruby 2.5系列は、通常メンテナンスフェーズを終了し、セキュリティメンテナンスフェーズに移行しています。セキュリティメンテナンスの期間は1年間で、この間は重大なセキュリティ上の問題への対応のみが行われます。
[関連]Ruby 2.4 公式サポート終了