FAMLog
FileMaker Server 14の新機能:FileMaker WebDirectでモバイルタブレットをサポート
May 19, 2015
FileMaker Server 14のFileMaker WebDirectでは、モバイルタブレットのWebブラウザーからFileMakerソリューションを利用できるようになっています。
バージョン13のFileMaker WebDirectはモバイルデバイスをサポートしていませんでしたが、バージョン14ではiPad上のMobile SafariおよびAndroidタブレット上で動作するGoogle Chromeを新たにサポートするようになっています。
なお、FileMaker WebDirectをモバイルブラウザーで実行する場合、オブジェクトフィールドはコンテンツの表示のみをサポートし、一部のダイアログボックスはタッチ操作用に最適化されていないといった制限事項があります。
[関連]FileMaker Server 14 の動作環境(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 13の改善点:ODBCおよびJDBCでのオブジェクトフィールド
May 12, 2015
FileMaker 13では、ODBCまたはJDBC経由でオブジェクトフィールドにファイルを挿入する際に、ファイル名を指定するとファイル拡張子からファイルタイプが推定および認識されるようになっています。
バイナリデータを使用するには、 シングルクォーテーションでファイル名を囲んでファイル名を割り当てるか、PutAs()関数を使用します。
[使用例]
INSERT INTO "テーブル名" ("オブジェクト名") VALUES (? AS 'ファイル名.ファイル拡張子')
なお、オブジェクトフィールドでは、引数化されたステートメントを準備し、アプリケーションからデータをストリームしていない限り、INSERT処理を行うことができるのはテキストのみです。
[関連]FileMaker 13 SQLリファレンスガイド(FileMaker)
FileMaker Pro 13の新機能:HTTPのPOSTメソッドを使用したデータのインポート
April 01, 2015
FileMaker Pro 13では、HTTPリクエストを使用してデータをインポートする場合に新たにPOSTリクエストメソッドを利用できるようになっています。
FileMaker Proにデータをインポートする際にHTTPのPOSTメソッドを使用できるのは次の場合です。
・URLを指定してXMLデータソースからインポートする場合
・[レコードのインポート]または[ファイルを変換]スクリプトステップを使用してXMLデータをインポートする場合
・[URL から挿入]スクリプトステップを使用してフィールドにデータを挿入する場合
URL内で指定するスキームとしては、「http」や「https」ではなく、FileMaker Proによって定義されたカスタムスキームである「httppost」もしくは「httpspost」を使用します。URLがhttppost://またはhttpspost://で始まる場合は、http://またはhttps://で始まるURLとして解釈され、「?」の後のテキストをPOSTメソッドのメッセージボディとして送信します。
[関連]HTTP リクエストを使用したデータのインポートについて(FileMaker Pro 13 ヘルプ)
FileMaker Pro 13ではオブジェクトフィールドへのサウンドの挿入は非サポート
February 27, 2015
FileMaker Pro 13では、オブジェクトフィールドへのサウンド録音をサポートするメニューコマンドが取り除かれています。
オーディオ/ビデオの挿入とQuickTimeファイルのサポートは継続されていますが、「QuickTime を挿入」コマンドを使用したQuickTimeメディアファイルタイプのオブジェクトフィールドへの挿入のサポートは将来廃止される見込みとなっています。今後は「オーディオ/ビデオを挿入」を利用することが推奨されます。
また、OS Xにおける「サウンドを挿入」コマンドを使用して録音されたサウンド再生のサポートも今後廃止される予定となっています。
[関連]FileMaker Proで今後廃止されるAPI、技術または機能(FAMLog)
FileMaker Proで今後廃止されるAPI、技術または機能
February 09, 2015
ファイルメーカー社が、2013年12月にFileMaker Pro 13で非推奨になった機能についてFileMaker ナレッジベースで案内していましたが、FileMaker Pro 13v4 アップデータ公開時(2014年11月)にその内容を一部更新しています。
FileMaker Pro 13において非推奨となり今後廃止される予定の機能一覧は下記の通りです(2015年2月現在)。
・「QuickTime を挿入」コマンドを使用したQuickTimeメディアファイルタイプのオブジェクトフィールドへの挿入のサポート
・レコードをPDFとして保存する場合([ファイル]メニュー > [レコードの保存/送信] > [PDF...]を選択、または[レコードを PDF として保存]スクリプトステップ使用した場合)のAcrobat 5とAcrobat 6の互換性のサポート
・ビットマップフォントのサポート
・WindowsにおけるQuickTimeのサポート
・OS Xにおける「サウンドを挿入」コマンドを使用して録音されたサウンド再生のサポート
・OS XにおけるBentoデータのサポート
・一部レイアウトテーマのサポート(詳細はFileMaker ナレッジベースを参照)
上記の内容はFileMaker Pro 13の次バージョンから削除される可能性があるため、別のAPI、技術または製品の代替機能を使用するようにソリューションを移行することが推奨されています。
[関連]FileMaker Pro 13で非推奨になった機能(FAMLog)
FileMaker Pro 13v5 アップデータが公開
January 29, 2015
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 13 および FileMaker Pro 13 Advanced v5 アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 13またはFileMaker Pro 13 Advancedをバージョン13.0v5に更新するものです。バージョン13.0v5では、OS Xにおいてファイアウォール有効時にFileMaker Pro 13.0v4またはFileMaker Pro 13.0v4 Advancedを開くたびにFileMaker Proでネットワーク受信接続を許可するかどうかを尋ねるシステムメッセージが表示される問題が解決されています。
また、[フィールド指定]ダイアログボックスで選択したフィールドを表示するために利用者がスクロールする必要のある問題等も修正されています。
FileMaker Pro 13v4 アップデータとFileMaker Go 13.0.7が公開
November 28, 2014
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 13 および FileMaker Pro 13 Advanced v4 アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 13またはFileMaker Pro 13 Advancedをバージョン13.0v4に更新するものです。バージョン13.0v4では、OS X Yosemiteに対応している他、Get ( 変更されたフィールド ) 関数が変更されたフィールドの一覧を返さない場合がある問題や、OS Xで特定の条件において計算が間違って「?」に評価される問題等が修正されています。さらに、FileMaker Serverへのアップロード時に、暗号化通信が行われているか判別できるロックアイコンが表示されるようになっています。
FileMaker Go 13.0.7もApp Storeで公開されており、バーコードスキャン機能において新たにCodabar(NW-7)に対応しています。また、FileMakerネットワーク共有においてSHA-2版SSLサーバー証明書をサポートするようになっています。
[関連]FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Go 13の新機能:バーコードスキャン
November 12, 2014
FileMaker Go 13ではバーコードスキャン機能を利用できるようになっています。
バーコードスキャン機能を利用するには、FileMaker 13で追加された新しいスクリプトステップである[デバイスから挿入]スクリプトステップを利用します。FileMaker Pro 13もしくはFileMaker Pro 13 Advancedを利用して設定する必要があり、[デバイスから挿入]スクリプトステップの[次から挿入]オプションでバーコードを選択します。ISBNやQRコードをはじめ、各種バーコードタイプがサポートされています。
スキャンの実行にはiOSデバイスの内蔵カメラを使用し、スキャンした画像をオブジェクトフィールドに保存することや、バーコードデータをテキストフィールドに保存できます。
[関連]FileMaker Go によるバーコードのスキャン(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 13の新機能:スライドコントロール
August 18, 2014
FileMaker Pro 13では「スライドコントロール」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
スライドコントロールは、1つまたは複数のスライドパネルから構成されるレイアウトオブジェクトです。スライドコントロールを使用すると、各スライドパネルの枠内のフィールドなどのオブジェクトを編成できます。
特にFileMaker Go 13ではスワイプジェスチャーがサポートされており、指1本のスワイプジェスチャーでスライドコントロール内のパネルを変更できます。次のパネルにスライドする際に、視覚的にスムーズに切り替わるアニメーションもサポートされています。
FileMaker Pro 13の新機能:ポップオーバー
June 24, 2014
FileMaker Pro 13では「ポップオーバー」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
ポップオーバーは、レイアウト上のフィールド、テキスト、およびその他のオブジェクトを操作できるレイアウトオブジェクトです。ポップオーバーを使用すると、別のレイアウトやウインドウに移動せずに作業状況を維持できるので、データ入力や表示の効率化に役立ちます。
ポップオーバーをレイアウトに追加するには、レイアウトモードでポップオーバーボタンを作成します。メニューを利用してポップオーバーボタンを作成する場合には、レイアウトモードにおいて[挿入]メニューの[ポップオーバーボタン]を選択します。