FAMLog
Windows 7のサポートが終了
January 14, 2020
2020年1月14日にWindows 7のサポートが終了する予定になっています。
サポートが終了すると、セキュリティ更新プログラムの提供が停止します。サポート終了後もWindows 7がインストールされているデバイスを使い続けることは可能ですが、セキュリティ更新プログラムが提供されなくなるため、マルウェアへの感染やフィッシング詐欺、情報漏えいといった危険にさらされることになってしまいます。
2020年5月以降に発売予定のFileMaker Pro AdvancedでサポートされるオペレーティングシステムからWindows 7は対象外となる予定でもあるため、現在Windows 7を使用している場合にはWindows 10に移行することが推奨されます。
[関連]Windows 7 のサポート終了情報(Microsoft)、クラリスの新しいサポートポリシー(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:刷新された[インポート順の指定]ダイアログボックス
December 10, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、[インポート順の指定]ダイアログボックス(旧称[フィールドデータのインポート順]ダイアログボックス)が刷新されています。
バージョン18ではインポートダイアログボックスが新しくなり、次の機能が追加されています。
・ターゲットフィールドの検索
・ターゲットフィールドごとにインポート中における入力値自動化オプションの実行を選択
・フィールド値の区切りに使用するカスタム文字を指定
・ソースファイル内のフィールド名を表すレコードを選択してフィールド名として使用
なお、[インポート順の指定]ダイアログボックスを表示するには、[ファイル]メニュー>[レコードのインポート]>[ファイル...]を選択した後、インポートするファイルを選択して[開く]をクリックします。
[関連][レコードのインポート] の機能強化(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:署名されていないプラグインの通知
November 26, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、プラグインが開発者によってデジタル署名されていない場合に通知するように仕様が変更されています。
FileMaker Pro 18 Advancedは、プラグインが有効になっている場合、プラグインのインストール時や起動するたびにプラグインを読み込もうとしますが、有効にしたプラグインにデジタル署名が付いていない場合には警告ダイアログボックスが表示されるようになっています。
なお、警告ダイアログボックスにおいて、[常にこのプラグインをロードする]を選択してから[プラグインをロード]をクリックすると、FileMaker Pro Advancedはプラグインを読み込んで許可された一覧に追加し、以後警告ダイアログボックスが表示されなくなります。
[関連]FileMaker 18 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)
(2020/05/21追記:関連情報として、FileMaker Pro 18 Advancedでプラグインによるインストールまたはロードが実行されない場合に、Get(最終外部エラー詳細)関数がエラーの詳細情報を返すようになっています。)
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:[セキュリティの管理]ダイアログボックス
October 17, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、[セキュリティの管理]ダイアログボックスのインターフェースと機能が改善されています。
FileMaker Pro Advancedの[セキュリティの管理]ダイアログボックスは、ユーザアカウントとアクセス権を定義する際に使用します。バージョン18では、一覧でユーザおよびグループにアクセス権セットを直接割り当てられるようになっており、一覧を閉じずに詳細パネルで各種操作を実行できる形式になっています。アカウントアクセスの一覧には、選択したタイプ(認証方法)のアカウントに付与されているアカウントアクセスだけが表示され、さらに、選択した認証方法がファイルをホストしているサーバーでサポートされているかどうかを確認できるようになっています。
[セキュリティの管理]ダイアログボックスにおける一覧の表示方法や操作方法が改善されたことで、[詳細セキュリティ設定]ダイアログボックスの[アカウント]タブが取り除かれていますが、それ以外のタブについては以前と同じで機能的には旧バージョンのFileMaker Pro Advancedから変更されていません。
[関連]FileMaker Pro Advanced の [セキュリティの管理] ダイアログボックスの変更(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Cloud for AWS 1.18の新機能:FileMaker Admin API
October 16, 2019
FileMaker Cloud for AWS 1.18では、FileMaker Cloud for AWSおよびFileMaker Server上での管理タスクをWebサービスから実行できるようにするアプリケーションプログラミングインターフェース(API)であるFileMaker Admin APIが正式版として利用できるようになっています。
FileMaker Admin APIは、FileMaker Cloud 1.16やFileMaker Cloud 1.17では試用版として利用できる機能でした。FileMaker Cloud for AWS 1.18では、FileMaker Server 18と同様、FileMaker Admin APIのバージョン2(v2)を使用できるようになっています。
なお、FileMaker Cloud 1.17とFileMaker Server 17に付属するFileMaker Admin APIのトライアル期間は2019年9月27日に終了しました。FileMaker Admin APIを引き続き使用するには、FileMaker Cloud for AWS 1.18やFileMaker Server 18にアップグレードする必要があります。
[関連]FileMaker Server 18の新機能:FileMaker Admin API(FAMLog)
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:ファイルへの参照の使用に完全アクセス権をデフォルトで要求
September 06, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、新規作成ファイルにおいてそのファイルへの参照を使用するために[完全アクセス]アクセス権セットを要求するオプションがデフォルトで有効になっています。
バージョン18で新規に作成されたファイルでは[このファイルへの参照の使用に完全アクセス権を要求する]オプションがデフォルトで有効になり、他のFileMakerファイルからデータやスキーマにアクセスできないようになります。このオプションは既存のファイルでは変更されません。
また、バージョン18で新規に作成されたファイルでは、[詳細セキュリティ設定]ダイアログボックスの[ファイルアクセス]一覧に表示されるそのファイル自体への参照が含まれています。これにより、[ファイルアクセス]一覧に参照を手動で追加することなく、このファイルのデータソースがそれ自体を参照でき、コピーされたファイルまたはクローンファイルが相互に連携できるようになっています。
[関連]FileMaker 18 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 11の新機能:ファイルセキュリティの改善(FAMLog)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:完全アクセスのないアカウントを管理するアクセス権
September 03, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、完全アクセスのないアカウントを管理するアクセス権が新たに導入されています。
バージョン18の[アクセス権セットの編集]ダイアログボックスには[完全アクセスのないアカウントを管理]という設定項目が追加されています。[完全アクセスのないアカウントを管理]アクセス権が割り当てられているアカウントである場合には、[完全アクセス]アクセス権セットが付与されていなくても、アカウントアクセス管理や既存のアクセス権セットの割り当てを実行できるようになります。
ただし、[完全アクセス]アクセス権セットが割り当てられているアカウントの有効化・無効化や、[完全アクセス]アクセス権セットを任意のアカウントに割り当てることはできません。
[関連]FileMaker Pro Advanced の [セキュリティの管理] ダイアログボックスの変更(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Cloud 1.18.1が登場
August 22, 2019
Claris International社がFileMaker Cloud 1.18.1を発表しています。
OpenSSLがバージョン1.1.1に更新されたFileMaker Cloud 1.18.1では、/var/logディレクトリ内のログファイルのうち1つのファイル容量が大きくなりすぎる問題や、FileMaker Web Data Connector 2.2 for Tableau を使用するときに発生する増分更新の問題などが修正されています。FileMaker Cloud 1.18.1はFileMaker 18 プラットフォーム以降のクライアントと互換性があります。
なお、FileMaker Cloud for AWS 1.x シリーズは廃止予定であり、FileMaker Cloud for AWS 1.19がこのシリーズの最終バージョンになるとのことです。将来登場する新しいFileMaker Cloud製品がFileMaker Cloud for AWSを置き換える予定となっていますが、現時点では詳細は不明です。
[関連]FileMaker Cloud for AWS 1.18.1 リリースノート(FileMaker)、FileMaker 18 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(FileMaker ナレッジベース)
Rubyist Magazine 0060 号が公開
August 19, 2019
日本Rubyの会の有志が発行しているWeb雑誌「Rubyist Magazine」(通称「るびま」)の0060 号が公開されています。
「るびま」は、プログラミング言語Rubyに関する技術記事や活用事例、インタビュー、エッセイなどが掲載されるWeb雑誌です。
Rubyist Magazine 0060 号には、UnixプロセスとRubyに関する記事や、AWS Lambdaを使ったMastodon Botの作成に関する解説記事、国内で開催された地域Ruby会議のレポートなどが掲載されています。
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:名前を付けて XML として保存
August 14, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、FileMaker Pro Advancedのデータベースファイルを、スキーマ、レイアウト、スクリプトなどの各部分を表すXML形式として保存できるようになっています。
XMLファイルはテキストであるため、ファイルをGitなどのバージョン管理システムに保存し、各バージョンを比較することが可能です。ファイルのコピーをXMLとして保存するには、[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップもしくは[ツール]メニュー>[名前を付けて XML として保存...]を使用します。なお、当該メニュー項目を使用するには[環境設定]ダイアログボックスの[一般]タブで[高度なツールを使用する]を選択した後にFileMaker Pro Advancedを再起動する必要があります。
上記のXML形式は、ユーザーからのフィードバックを収集するためのプレビュー機能として提供されています。今後のバージョンで大幅に変更される可能性があることから、運用システムでの使用は想定されていないのでその点は注意が必要です。