FAMLog
Mac OS Xで依存している共有ライブラリの名前とバージョンを確認する
March 01, 2012
Mac OS Xで依存している共有ライブラリの名前とバージョンを確認するにはotoolコマンドを使用します。
otoolコマンドで-Lオプションを使用することで、対象ファイルが依存している共有ライブラリの名前とバージョン情報を出力できます。
[使用例]
$ otool -L /usr/bin/openssl
/usr/bin/openssl:
/usr/lib/libcrypto.0.9.8.dylib (compatibility version 0.9.8, current version 44.0.0)
/usr/lib/libssl.0.9.8.dylib (compatibility version 0.9.8, current version 44.0.0)
/usr/lib/libSystem.B.dylib (compatibility version 1.0.0, current version 159.1.0)
otoolコマンドを利用するにはXcodeをインストールする必要があります。ただし、2012年2月にリリースされたXcode 4.3 for Lionでは別途コマンドラインツールをインストールする作業が必要になります。
[検索条件を変更]スクリプトステップ
February 28, 2012
FileMaker Proの[検索条件を変更]スクリプトステップは、最後に実行された検索条件を使用して検索モードに切り替える場合に使用します。
検索条件を指定せずに単に検索モードに切り替える場合には[検索モードに切り替え]スクリプトステップを使用しますが、[検索条件を変更]スクリプトステップを利用することで最後に実行された検索条件を使用することができ、必要に応じて検索条件を変更できます。
実際にレコードを検索するには、[検索条件を変更]や[検索モードに切り替え]スクリプトステップの後に[検索実行]スクリプトステップを追加しておく必要があります。
[例]
検索条件を変更
スクリプト一時停止/続行 [制限時間なし]
検索実行 []
なお、[検索条件を変更]スクリプトステップは、Web公開およびFileMaker Serverのスケジュールスクリプトでもサポートされています。
Apache HTTP Server 2.4のmod_sslはTLS 1.1とTLS 1.2をサポート
February 24, 2012
Apache HTTP Server 2.4に付属するmod_sslは、OpenSSL 1.0.1以降を利用している場合にTLS 1.1およびTLS 1.2を新たにサポートするようになっています。
mod_sslは、Secure Sockets Layer(SSL)およびTransport Layer Security(TLS)のプロトコルをApache HTTP Serverでサポートするためのモジュールです。このモジュールを利用することにより、Apache WebサーバーとWebブラウザー間におけるSSL暗号化通信を実現できるようになります。
なお、OpenSSL 1.0.1は、2012年2月現在ベータ版が公開されている状況であり、正式版はまだ公開されていません。
(2013/10/15追記:タイトル内のスペルミスを修正しました。また、Apache HTTP Server 2.2に付属するmod_sslもOpenSSL 1.0.1以降を利用している場合にTLS 1.1およびTLS 1.2をサポートしています。)
FileMaker Server 11とアンチウィルスソフトウェア
February 23, 2012
FileMaker Serverでホストされているデータベースファイルは、アンチウィルスソフトウェアのスキャン対象から除外するように設定する必要があります。
データベースファイルのスキャンが必要な場合は、バックアップ先のフォルダをスキャンするようにアンチウィルスソフトウェアの設定を変更します。
なお、バックアップの実行中にアンチウィルスソフトウェアによるスキャンが実施されると、データベースのバックアップが正常に行われない可能性があります。そのため、できる限りデータベースのバックアップが完全に終了してからスキャンが行われるようにバックアップスケジュールを設定する必要があります。
[関連]アンチウィルスソフトウェアによって、ファイルが損傷を受けることがある(FileMaker ナレッジベース)
Mac OS XでIPv6の一時アドレスを使用しているか確認する
February 15, 2012
Mac OS XでIPv6の一時アドレスを使用しているか確認する方法の1つにsysctlコマンドを使用する方法があります。
Mac OS XにおいてコマンドラインインターフェースでRFC 3041で定義されているIPv6拡張機能を使用しているかどうかを確認するには、ターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ sysctl -n net.inet6.ip6.use_tempaddr
1
「1」と出力されていればIPv6の一時アドレスが有効、「0」と出力されていればIPv6の一時アドレスが無効になっていることが分かります。なお、特に設定を変更していなければ、OS X Lionでは1、Mac OS X Snow Leopardでは0と表示されます。
CakePHP 2.0.6が公開
February 08, 2012
PHP用のWebアプリケーションフレームワーク「CakePHP 2.0.6」が公開されています。
CakePHPは、MITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアです。CakePHP 2.0.6では、不具合の修正が行われており、バージョン5.2.8以降のPHPを必要とするように要件が変更されています。
なお、CakePHP 2.0.6はCakePHP 2.0系統の最終版になる見込みであり、今後はCakePHP 2.1系統の開発に注力していく予定となっているとのことです。
INTER-Mediator 1.0.5が公開
February 07, 2012
新居雅行氏がFileMaker ServerおよびPDO対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 1.0.5」を公開しています。
INTER-Mediatorは、MITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアです。少ない開発作業でやりたいことを実現できるWebアプリケーションフレームワークであり、HTMLページの要素として情報を加えるだけでデータベース連動ページを作成できます。
バージョン1.0.5では、ユーザー認証機能の実装が開始されており、MySQLにおいて独自テーブルにユーザー情報を登録する方式のサンプルが追加されています。
FileMaker Pro 11 インスタントWeb公開の同時接続上限数
January 31, 2012
FileMaker Pro 11のインスタントWeb公開は、小規模のワークグループでデータを共有することを目的としてデザインされており、大規模利用は想定されていません。
FileMaker Pro 11もしくはFileMaker Pro 11 AdvancedのインスタントWeb公開機能を使用してデータベースをホストした場合、Web ブラウザーによる同時接続の限度は5セッションです。同時接続Webユーザー数を増加させるには、FileMaker Server 11 Advancedを利用する必要があります。
なお、FileMaker Pro 11のFileMakerネットワーク共有機能を使用してデータベースをホストした場合、FileMaker Proクライアントによる同時接続の限度は9クライアントです。インスタントWeb公開機能とFileMakerネットワーク共有機能を併用すると、Webブラウザーの5セッションとFileMaker Proの9クライアントの合計で14クライアントが同時に接続可能です。
[関連]FileMaker Pro 9の改善点:ネットワーク共有クライアント数の増加(FAMLog)
INTER-Mediator 1.0.4が公開
January 30, 2012
新居雅行氏がFileMaker ServerおよびPDO対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 1.0.4」を公開しています。
INTER-Mediatorは、MITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアです。少ない開発作業でやりたいことを実現できるWebアプリケーションフレームワークであり、HTMLページの要素として情報を加えるだけでデータベース連動ページを作成できます。INTER-MediatorのWebサイトでは2012年1月にApple Store, Ginzaで行われた講演の資料も公開されています。
バージョン1.0.3では削除ボタンや挿入ボタンをクリックした後に確認ダイアログボックスを表示できるようにもなり、バージョン1.0.4では認証機能の実装に向けて一部APIが変更されています。
FileMaker Server 11 Advanced Development License
January 16, 2012
FileMaker Developer Subscriptionに登録中のFileMaker Technical Networkのメンバーには、特典の1つとして「FileMaker Server 11 Advanced Development License」が提供されます(2012年1月現在)。
FileMaker Server Advanced Development Licenseは、テスト用途に限定されたFileMaker Server 11 Advancedの特別なライセンスです。同時接続クライアント数に関する制限があり、実際の運用環境では使用できませんが、機能的には製品版と違いはありません。
FileMaker Technical Networkは、無料で参加できるコミュニティです。年間9,450円(税込)のFileMaker Developer Subscriptionを購入すると、テスト用途限定版のDevelopment Licenseが提供され、FileMaker ServerのカスタムWeb開発環境の構築とテストが可能になります。
[関連]FileMaker Technical Networkがリニューアルオープン(FAMLog)