FAMLog
APPLE-SA-2017-03-27-2 Safari 10.1
March 30, 2017
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 10.1が配布されています。
多数の脆弱性が修正されたSafari 10.1は、OS X Yosemite v10.10.5およびOS X El Capitan v10.11.6で利用できます。また、同時に公開されたmacOS Sierra 10.12.4にもSafari 10.1が含まれています。
OS X Mavericks用のSafari 10は提供されておらず、OS X Yosemite以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。
[関連]APPLE-SA-2017-03-27-3 macOS Sierra 10.12.4 and Security Update 2017-001(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.12、Apache Tomcat 8.0.42およびApache Tomcat 7.0.76が公開
March 24, 2017
Apache Tomcat 8.5.12、Apache Tomcat 8.0.42およびApache Tomcat 7.0.76が2017年3月中旬に公開されています。
Apache Tomcat 8.5.12、8.0.42および7.0.76では、Java 9においてアノテーションスキャンがサポートされた他、Tomcat Nativeがバージョン1.2.12に更新されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン8.5系統です。なお、FileMaker Server 13、FileMaker Server 14およびFileMaker Server 15のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]Apache Tomcat 6.0.51が公開(FAMLog)
Apache Tomcat 6.0.51が公開
March 22, 2017
Apache Tomcat 6.0.51が2017年3月中旬に公開されています。
Apache Tomcat 6.0.51では、Apache Tomcat 8.5.9で修正されたセキュリティ脆弱性(CVE-2016-8745)が修正されています。当該脆弱性は、公表当初、Apache Tomcat 8.5より前のバージョンは影響を受けないとされていましたが、バージョン8.0系列以前も影響を受けることが後から判明した次第です。
Apache Tomcat 6.0系列は2016年12月31日にサポートが終了し、2017年3月末にはApache Tomcat 6.0のダウンロードページが削除される予定となっています。なお、FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 AdvancedのWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 6.0系列が使用されていました。
[関連]JVNVU#97321122: Apache Tomcat に情報漏えいの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 8.5.9が公開(FAMLog)、Apache Tomcat 8.0.41とApache Tomcat 7.0.75が公開(FAMLog)
macOSで省エネルギーのスケジュール設定を確認する
March 15, 2017
macOSにおいて、省エネルギーのスケジュール設定を確認する方法の1つにpmsetコマンドを使用する方法があります。
コマンドラインインターフェースでスケジュール設定を確認するには、ターミナルで次のように入力します。
[使用例]
$ pmset -g sched
Repeating power events:
wakepoweron at 6:00AM every day
pmsetコマンドはmacOSで電源管理関連設定の変更と読み込みを行うツールであり、設定を変更する場合には管理者権限を持つユーザーで実行する必要があります。
[関連]pmset(FAMLog)、Mac OS Xで省エネルギーのスケジュール設定を変更する(FAMLog)
Get(タッチキーボード状態)関数
March 10, 2017
FileMaker ProのGet(タッチキーボード状態)関数は、タッチキーボードが必要時に自動的に表示されるように設定されているかどうかを示す数値を返します。
FileMaker GoとWindows 8以降において、この関数が返す値は次の通りです。
・「1」:タッチキーボードが有効にされている場合
・「0」:タッチキーボードが無効にされている場合
Windows 7、macOS、FileMaker WebDirect、サーバーサイドスクリプトおよびカスタムWeb公開ではこの関数はサポートされないため「0」が返されます。また、FileMaker Goでアクティブなフィールドがマスク付き編集ボックスである場合、この関数で返される値はタッチキーボード状態を示しません。これはFileMaker Goではマスク付き編集ボックスの場合、常にタッチキーボードが表示されるためです。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加された関数一覧(FAMLog)、FileMaker Go 14の新機能:オンスクリーンキーボードの表示制御(FAMLog)
FileMaker Server 13のテクニカルサポート終了予定日
March 09, 2017
FileMaker社が、FileMaker 13 プラットフォームのサポートを2017年9月に終了すると発表しています。
2017年9月にテクニカルサポートサービスが終了する予定のFileMaker製品は下記の通りです。
・FileMaker Pro 13
・FileMaker Pro 13 Advanced
・FileMaker Server 13
・FileMaker Go 13
FileMaker ナレッジベースやFileMaker Communityは引き続き利用できますが、FileMaker 13 プラットフォームのテクニカルサポート、紛失時のメディアやダウングレード用ライセンスキーの販売等は2017年9月に終了する予定となっています。
[関連]FileMaker announces the end of support for FileMaker 13 Platform(FileMaker Knowledge Base)、FileMaker Go 13の提供終了予定日(FAMLog)
Get(トリガ外部イベント)関数
March 06, 2017
FileMaker ProのGet(トリガ外部イベント)関数は、FileMaker GoでOnExternalCommandReceivedスクリプトトリガをアクティブにしたイベントを示す数値を返します。
FileMaker Goでこの関数が返す値は次の通りです。
・「0」:不明
・「1」:リモートメディア再生
・「2」:リモート一時停止
・「3」:リモート再生一時停止切り替え
・「4」:リモート次を再生
・「5」:リモート前を再生
・「6」:リモート検索(前方への検索または後方への検索の開始または終了)
・「7」:リモート停止
OnExternalCommandReceivedスクリプトトリガは、ロック画面または外部デバイスでボタンを押したときに実行されるスクリプトトリガです。なお、Get(トリガ外部イベント)関数はバージョン14以降で使用できます。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加されたスクリプトトリガ一覧(FAMLog)
FAMLog News Archive:第76回 2017年春号
March 01, 2017
■FileMaker製品のロードマップに関する資料が掲載(2016年12月)
FileMaker CommunityにFileMaker製品のロードマップに関する資料が2016年12月に掲載されました。2016年11月30日(太平洋時間)に行われたWebセミナーの録画および資料を閲覧するには、FileMaker Communityのアカウントでログインする必要があります。資料では、次のメジャーバージョンで実装が計画されている機能や、将来のバージョンに向けて開発されている機能、および検討中の機能などについての情報がまとめられています。
[関連]FileMaker製品のロードマップに関する資料が掲載(FAMLog)
■PHP 7.1が公開(2016年12月)
PHP 7.1.0が2016年12月に公開されました。Nullable型、複数例外型のキャッチやvoidリターン型など、PHP 7.1には数多くの改善点や新機能が含まれています。なお、現時点におけるPHPの最新バージョンは2017年2月に公開されたバージョン7.1.2です。
[関連]PHP 7.1.0が公開(FAMLog)
第33回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
February 28, 2017
2017年4月22日(土)午前10時より「第33回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-Mediator、Rfm、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/33
Get(メニューバー状態)関数
February 27, 2017
FileMaker ProのGet(メニューバー状態)関数は、現在のメニューバー状態を表す数値を返します。
FileMaker Pro、FileMaker GoおよびFileMaker WebDirectにおいて、この関数が返す値は次の通りです。
・「0」:メニューバーが非表示かつロック解除の場合
・「1」:メニューバーが表示かつロック解除の場合
・「2」:メニューバーが表示かつロックされている場合
・「3」:メニューバーが非表示かつロックされている場合
Get(メニューバー状態)関数はバージョン14以降で使用できる関数です。なお、FileMaker Proでは[メニューバーの表示切り替え]スクリプトステップはサポートされていません。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加された関数一覧(FAMLog)