FAMLog
FileMaker Server 9で自動的に拡張アクセス権が設定される場合
July 14, 2008
FileMaker Server 9では、拡張アクセス権がまったく有効になっていないFileMaker Proデータベースを開くと、完全アクセス権セットでFileMakerネットワーク共有(拡張アクセス権キーワード:fmapp)が自動的に有効になるようになっています。
バージョン7およびバージョン8のFileMaker Serverでは自動的に拡張アクセス権は設定されませんでしたが、バージョン9ではこの点で仕様が変わっているので多少注意が必要です。
なお、上記の拡張アクセス権自動設定機能は、FileMaker Server Admin Consoleのアップロードアシスタントが提供する機能ではなく、データベースサーバー自体が備えている機能です。
FileMaker Server 9の使用状況ログ
July 10, 2008
FileMaker Server 9では、FileMaker Server Admin Consoleでデータベースサーバーの使用状況ログを作成する設定を有効にすると、FileMaker Serverのパフォーマンスに関する使用状況情報を記録することができます。
Mac版のFileMaker Server 9では、使用状況ログファイルは下記の場所に作成されるように変更されています。
/Library/FileMaker Server/Logs/Stats.log
なお、FileMaker Server Admin ConsoleでリアルタイムにFileMaker Serverの使用状況を表示することも可能であり、さらに従来のバージョンより詳細な統計情報を確認できるようになっています。
[関連]FileMaker Server 7の使用状況ログ(FAMLog)
FileMaker Server 9のアクセスログ
July 09, 2008
FileMaker Server 9では、FileMaker Server Admin Consoleでデータベースサーバーのアクセスログを作成する設定を有効にすると、FileMaker Serverへの接続情報に関する記録を残すことができます。
バージョン9では、FileMaker Proクライアントによる接続や接続解除などに関する情報は、イベントログ(Event.log)ではなくアクセスログ(Access.log)に記録されるように変更されています。
なお、Mac版のFileMaker Server 9では、データベースサーバーのアクセスログファイルは下記の場所に作成されます。
/Library/FileMaker Server/Logs/Access.log
FileMaker Server 9のイベントログ
July 08, 2008
FileMaker Server 9において、データベースサーバーの実行中に発生するイベントは、タイムスタンプ情報と共にログに記録されます。
イベントログには、FileMaker Serverの起動と停止、データベースファイルの開閉、スケジュールの実行およびFileMaker Serverによって検出されたエラーに関する情報などが記録されます。
Mac版のFileMaker Server 9では、データベースサーバーのイベントは下記のファイルに記録されるように変更されています。
/Library/FileMaker Server/Logs/Event.log
また、バージョン9では、FileMaker Proクライアントによる接続や接続解除などに関する情報は、データベースサーバーのアクセスログ(Access.log)に別途記録されるようになっています。
[関連]FileMaker Server 7のイベントログ(FAMLog)
FileMaker 実践データベースシステム
June 25, 2008
FileMakerの導入事例やインタビュー、カスタマイズ手法を紹介した書籍「FileMaker 実践データベースシステム」が2008年6月中旬に発売されています。
FileMakerを選択する理由やFileMakerによるシステムの提案方法、FileMakerとAccessの違い、カスタマイズから運用や保守に関する話題まで、幅広い内容を取り扱っている書籍です。
開発現場の参考になる内容構成となっていて、FileMakerに関わる開発者や利用者のインタビューもあり、読みやすくなるよう工夫されています。
定価:3,675円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 512
著者:大川 泰典、荒木 祐二
監修:FileMakerPro Kyushu Users Meeting
出版社:秀和システム
ISBN:978-4-7980-1989-5[Amazon.co.jpで購入...]
MacRuby 0.2
June 24, 2008
Objective-CベースのRuby実装であるMacRubyの新バージョン「MacRuby 0.2」が2008年6月上旬に公開されています。
MacRubyは、Ruby 1.9をベースとしており、RubyからMac OS XおよびObjective-Cの機能を利用することができます。MacRubyでは、すべてのRubyのクラスおよびオブジェクトは、Objective-Cのクラスおよびオブジェクトとなっていることで、RubyCocoaより処理速度が向上します。
MacRubyの動作環境はMac OS X v10.5.2以降となっています。なお、現段階ではMacRubyは実験的なプロジェクトであり、実運用を行うアプリケーションを開発する際にはMacRubyではなくRubyCocoaを利用することが推奨されています。
Mac OS X LeopardにはBoot Campが標準で付属
June 19, 2008
Mac OS X Leopardには、IntelベースのMacでWindows XPおよびWindows Vistaの利用を可能にするBoot Campの正式版が標準で付属しています。
Boot Campは、一般で使用されている32ビット版のWindows XPとWindows Vistaをサポートしています。Boot Campの実行後、Mac OS X LeopardのDVDを挿入するだけで、動作に必要なドライバーが自動的にインストールされます。
Boot Campを使ってWindowsをインストールした後は、Mac OS XまたはWindowsのどちらのOSでもMacを起動でき、利用するOSを選ぶことができます。
Macy'sがFileMaker Pro 9を採用
May 30, 2008
FileMaker, Inc.が、Macy's Parade & Entertainment Groupにより、ニューヨーク市で開催されるMacy's Thanksgiving Day Paradeの情報システムを管理するためのデータベースソフトウェアプラットフォームとしてFileMaker Pro 9が採用されたと発表しています。
メイシーズ(Macy's)はニューヨークに本拠をおく全米最大級の百貨店チェーンであり、Macy's Thanksgiving Day Paradeは何百万人もの観衆や何千万人ものテレビ視聴者を誇る感謝祭パレードです。
もともとMicrosoft Accessで構築されていた、Macy'sのパレードデータベースは、FileMaker Proの導入により時間のかかるタスクが短縮され、利用者のニーズによりよく応えられるようになったとのことです。将来的には、パレードにボランティアが参加するためのオンライン登録をできるようにするなど、Webとの連動も予定されているようです。
Mac OS X LeopardはUNIX 03標準規格に準拠
May 28, 2008
Mac OS X LeopardおよびMac OS X Server Leopardは、UNIX 03標準規格登録製品です。
IntelベースMacで動作するMac OS X Leopardは、2007年5月にUNIX 03の認定を受けていて、既存のすべてのUNIX 03準拠コードをコンパイルして実行することができます。
なお、UNIXはThe Open Groupの登録商標です。
[関連]Mac OS X Leopardが正式な「UNIX」に認定(マイコミジャーナル)
Mac OS X LeopardではClassic環境は非サポート
May 26, 2008
Mac OS X LeopardではClassic環境がサポートされなくなっています。
IntelベースMacでは従来からClassic環境はサポートされていませんでしたが、Mac OS X v10.4 TigerまではPowerPCベースMacでClassic環境は動作可能でした。
Mac OS X Leopardでは、PowerPCベースMacにおいてもClassic環境が動作しなくなっているので注意が必要です。
[関連]Do Classic applications work with Mac OS X 10.5 or Intel-based Macs?(Apple)