FAMLog
INTER-Mediator 4.7が公開
January 27, 2015
HTMLへの属性追加と設定ファイルを作成するだけで、データベースを利用したWebアプリケーションを開発できるフレームワーク「INTER-Mediator 4.7」が公開されています。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。
バージョン4.7では、論理削除がサポートされ、FileMaker Serverのポータルアクセスモードが高速化されています。その他、media-root-dirキーによるメディアアクセスもしくはファイルアップロードコンポーネントを利用している場合に影響を受ける可能性があるセキュリティ関連の修正も行われています。
CakePHP 2.6.1が公開
January 19, 2015
CakePHP 2.6.1が公開されています。
CakePHPは、MITライセンスで提供されるオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。CakePHP 2.6.1はCakePHP 2.6系統の保守リリースであり、不具合の修正や機能の改善が行われています。バージョン2.5系統からバージョンアップを行う際には移行ガイドで変更点を確認しておくことが推奨されます。
CakePHPはバージョン3.0系統の開発も進められており、現在開発版としてバージョン3.0.0-RC1が公開されている状況です。
OpenSSL 1.0.1l、OpenSSL 1.0.0qおよびOpenSSL 0.9.8zeが公開
January 16, 2015
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.1l」、「OpenSSL 1.0.0q」および「OpenSSL 0.9.8ze」が公開されています。
これらのバージョンでは、不具合の修正のみが行われており、WindowsおよびOpenVMSでのコンパイル時の問題が修正されています。
OpenSSLはバージョン1.0.2系統の開発も進められており、現在開発版としてバージョン1.0.2 beta3が公開されている状況です。OpenSSL 1.0.2は今月下旬に公開される予定となっています。
[関連][openssl-announce] Forthcoming OpenSSL releases and reformat
ScriptMaster 4.32が公開
January 15, 2015
360WorksがFileMakerプラグインであるScriptMasterの新バージョン「ScriptMaster 4.32」を2014年12月中旬に公開しています。
ScriptMasterは、Javaプラットフォーム用のスクリプト言語であるGroovyを使用してScriptMasterのモジュールを記述することにより、FileMaker Proでさまざまな機能拡張を行うことができるプラグインです。
バージョン4.32では、FileMaker Server 13で利用可能な[サーバー上のスクリプト実行]スクリプトステップおよび64bit環境での運用に全面的に対応し、Windows Server 2012がサポートされるようになっています。
OS X版FileMaker Server 13に含まれるTomcatのバージョンを確認する
January 14, 2015
Apache Tomcatに含まれるversion.shスクリプトを使用することで、OS X版のFileMaker Server 13に同梱されているTomcatのバージョンを確認できます。
FileMaker Server 13.0v5がインストールされているOS X Yosemite v10.10.1ではバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ sudo sh "/Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/bin/version.sh"
(実際には1行で入力します)
[実行結果]
java version "1.7.0_71" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_71-b14) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 24.71-b01, mixed mode)
Using CATALINA_BASE: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat
Using CATALINA_HOME: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/temp
Using JRE_HOME: /Library/Internet Plug-Ins/JavaAppletPlugin.plugin/Contents/Home
Using CLASSPATH: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/bin/bootstrap.jar:/Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/bin/tomcat-juli.jar
Server version: Apache Tomcat/7.0.55
Server built: Jul 18 2014 05:34:04
Server number: 7.0.55.0
OS Name: Mac OS X
OS Version: 10.10.1
Architecture: x86_64
JVM Version: 1.7.0_71-b14
JVM Vendor: Oracle Corporation
現時点におけるFileMaker Serverの最新バージョンはバージョン13.0v5です。FileMaker Server 12ではTomcat 6.0系列が使用されていましたが、FileMaker Server 13.0v5にはTomcat 7.0.55が同梱されています。
[関連]Mac版FileMaker Server 12に含まれるTomcatのバージョンを確認する(FAMLog)
Cyberduck 4.6.1が公開
January 07, 2015
オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェア「Cyberduck 4.6.1」が2014年12月中旬に公開されています。
2014年11月下旬に公開されたCyberduck 4.6では、不具合が修正されている他、OS XでProxyの自動設定に使うPACファイルがサポートされるようになっています。なお、Cyberduck 4.6の公開後にCyberduck 4.6.1が公開されており、現在の最新バージョンは4.6.1となっています。
Cyberduck 4.6.1のライセンスはGPLであり、OS X版についてはMac OS X v10.6以降、Windows版についてはWindows XP以降で動作します。
ClamXav 2.7が公開
January 05, 2015
OS Xで動作するフリーのウィルスチェッカーである「ClamXav 2.7」が2014年12月下旬に公開されています。
バージョン2.7では、同梱されているClamAVがアップデートされ、ClamAVの最新安定版であるバージョン0.98.5が搭載されるようになっています。また、ClamXav Sentryがバージョン3.0として一新されており、さまざまな機能追加や改善が行われています。
ClamXavのWebサイトで配布されているバージョン2.7は、Mac OS X v10.6以降で動作し、OS X Yosemiteにも対応しています。
Ruby 2.2.0が公開
December 30, 2014
Ruby 2.2系列の安定版である「Ruby 2.2.0」が公開されています。
Ruby 2.2.0では、Symbolオブジェクトのガーベージコレクトができるようになっています。Rails 5.0ではこのRuby 2.2以降でのみサポートされるSymbol GCが必須とされる予定です。その他にも数多くの機能追加や改善が行われていますが、Ruby 1.8.7やRuby 1.9.2、Ruby 1.9.3からRuby 2.2.0へ移行する場合には、非互換がいくつか存在するので注意が必要です。
なお、2015年2月に保守が終了する予定であるRuby 1.9.3は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として何らかのセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。
CakePHP 2.6.0とCakePHP 2.5.8が公開
December 26, 2014
CakePHP 2.6.0とCakePHP 2.5.8が公開されています。
CakePHP 2.6では、PostgreSQLデータベースドライバーでsslmodeがサポートされ、MySQLデータベースドライバーでRLIKE演算子がサポートされるようになっています。その他にも数多くの機能追加や改善が行われており、バージョン2.5系統からバージョンアップを行う際には移行ガイドで変更点を確認しておくことが推奨されます。
なお、CakePHP 2.6.0と同時に公開されたCakePHP 2.5.8でバージョン2.5系統における不具合の修正は最後となります。今後CakePHP 2.5系統はセキュリティ関連の修正がなければ更新される予定はないため、バージョン2.6系統への移行が推奨されます。
PHP 5.6.4、PHP 5.5.20およびPHP 5.4.36が公開
December 25, 2014
「PHP 5.6.4」、「PHP 5.5.20」および「PHP 5.4.36」が公開されています。
PHP 5.6.4、PHP 5.5.20およびPHP 5.4.36ではunserialize()における任意のコードを実行される脆弱性(CVE-2014-8142)が修正されています。PHP 5.4系統は今後積極的な不具合の修正は行われない予定となっているため、今後はバージョン5.6系統もしくはバージョン5.5系統へのアップグレードが推奨されています。
なお、FileMaker Server 13では、FileMaker Server 13.0v5に更新することで、Windows版ではPHPのバージョンは5.5.16に、OS X YosemiteではPHPのバージョンは5.5.14に更新されます。
[関連]JVNDB-2014-007356: PHP の ext/standard/var_unserializer.re の process_nested_data 関数における任意のコードを実行される脆弱性(JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース)