FAMLog
APPLE-SA-2016-12-13-2 Safari 10.0.2
December 16, 2016
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 10.0.2が配布されています。
多数の脆弱性が修正されたSafari 10.0.2は、OS X Yosemite v10.10.5およびOS X El Capitan v10.11.6で利用できます。また、同時に公開されたmacOS Sierra 10.12.2にもSafari 10.0.2が含まれています。
OS X Mavericks用のSafari 10は提供されておらず、OS X Yosemite以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。
[関連]APPLE-SA-2016-12-13-1 macOS 10.12.2(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.9が公開
December 15, 2016
Apache Tomcat 8.5.9が公開されています。
Apache Tomcat 8.5.9では、複数のリクエストを処理する際に同一の「Processor」が用いられ、セッションIDやレスポンス情報が漏洩する恐れがある脆弱性(CVE-2016-8745)が修正されています。この脆弱性は、Apache Tomcat 8.5系統において行われたConnectorコードのリファクタリングが原因で作りこまれたものであるとのことです。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン8.5系統です。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在Apache Tomcat 9.0.0.M15 (alpha)が公開されている状況です。なお、Apache Tomcat 8.5.9と同時に公開されたApache Tomcat 9.0.0.M15 (alpha)では上記の脆弱性が修正されています。
[関連]JVNVU#97321122: Apache Tomcat に情報漏えいの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 8.0.41とApache Tomcat 7.0.75が公開(FAMLog)
(2017/02/01追記:関連記事へのリンクを更新・追加しました。CVE-2016-8745は、公表当初、Apache Tomcat 8.5より前のバージョンは影響を受けないとされていましたが、バージョン8.0系列以前も影響を受けることが後から判明しました。)
PHP 5.6.29とPHP 7.0.14が公開
December 09, 2016
PHP 5.6.29とPHP 7.0.14が公開されています。
PHP 5.6.29とPHP 7.0.14ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。PHP 5.5系統の保守は終了したため、バージョン5.6系統以降へのアップグレードが強く推奨される状況となっています。
下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。なお、現時点におけるPHPの最新バージョンはバージョン7.1.0です。
[関連]PHP 7.1.0が公開(FAMLog)
FileMaker ProとFileMaker Serverの無料評価期間
December 08, 2016
FileMaker ProとFileMaker Serverには無料評価期間が設けられていますが、2016年9月27日以降は無料評価版の試用期間日数が15日に変更されています。
無料評価期間中にFileMakerプラットフォームのソフトウェアをダウンロード、評価および試用できます。以前は30日間試用できましたが、現在では試用期間日数は15日となっています。
なお、FileMaker Cloudにも無料評価期間が設けられていますが、2016年12月現在、FileMaker Cloudは日本ではまだ利用できません。
[関連]FileMaker 無料評価期間(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 17 AdvancedとFileMaker Server 17の無料評価期間(FAMLog)
(2018/06/16追記:リンク先のURLを変更しました。また、バージョン17の無料評価期間に関する関連記事へのリンクを追加しました。)
FileMaker Pro エラーコード番号1634
December 01, 2016
FileMaker 15ではFileMaker Pro エラーコードのエラー番号1634が新たに追加されています。
FileMaker Pro エラーコードのエラー番号1634は、証明書の検証エラーが発生したことを示します。[SSL 証明書の検証]オプションのある[レコードのインポート]、[ファイルを変換]および[URL から挿入]スクリプトステップなどにおいて、SSLサーバー証明書の検証を行って検証できない場合が該当します。
暗号化通信を利用する際には[SSL 証明書の検証]オプションに必ずチェックをつける必要がありますが、FileMaker 15ではエラーコード番号1634が導入されていることに留意する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 14の改善点:[URL から挿入]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション(FAMLog)、FileMaker Pro 15の改善点:[レコードのインポート]と[ファイルを変換]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション(FAMLog)
FileMaker Go 15の新機能:iBeaconのサポート
November 30, 2016
FileMaker Go 15ではiBeaconが新たにサポートされています。
iBeaconは、Bluetoothを使用した近距離無線通信技術です。FileMaker Go 15では、FileMaker 15で新たに導入されたRangeBeacons関数を使用することで、事前に設定したビーコン端末から受信した位置情報をもとに動作を制御できるようになっています。
なお、RangeBeacons関数は、条件に一致するiBeaconがない場合や、iOSにおける位置情報サービスの設定がオフの場合は、空の文字列が返されます。
[関連]FileMaker Pro 15の新機能:バージョン15で追加された関数一覧(FAMLog)、難聴の子どもたちにも「わくわく」を届けたい - iBeaconを使った工場見学をFileMakerのカスタムAppで実現(マイナビニュース)
FAMLog News Archive:第75回 2016年冬号
November 28, 2016
■FileMaker Server 15.0.3 アップデータが公開(2016年11月)
FileMaker Server 15.0.2 アップデータが2016年9月に、FileMaker Server 15.0.3 アップデータが2016年11月に公開されました。FileMaker Server 15の最新版はバージョン15.0.3となっており、バージョン15.0.3ではFileMaker Server マシンの「Documents」フォルダおよびテンポラリフォルダの外部にあるファイルに対するユーザーアクセスの問題が修正されています。
[関連]FileMaker Server 15.0.3 アップデータが公開(FAMLog)
■米国およびカナダでFileMaker Cloudが発表(2016年9月)
FileMaker Cloudが2016年9月にFileMaker, Inc.から発表されました。FileMaker Cloudは、Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するクラウドサービスです。2016年11月現在、米国およびカナダでのみ利用可能となっており、日本では使用できません。
[関連]FileMaker Cloudが発表(FAMLog)
FileMaker Pro 15の新機能:バージョン15で追加されたスクリプトステップ一覧
November 25, 2016
FileMaker Pro 15では、次のスクリプトステップが新しく追加されています。
・テーブルデータを削除
[テーブルデータを削除]スクリプトステップは、FileMaker ProやFileMaker Go、ランタイムソリューションでサポートされている他、FileMaker WebDirectと互換性があります。
なお、サーバーサイドスクリプトおよびカスタムWeb公開では、このスクリプトステップで[ダイアログあり]オプションを[オン]にしていても[オフ]に設定された場合と同様に実行されます。
[関連]FileMaker Pro 15の新機能:[テーブルデータを削除]スクリプトステップ(FAMLog)
Ruby 2.3.3が公開
November 22, 2016
Ruby 2.3.3が公開されています。
Ruby 2.3.3では、Ruby 2.3.2において同じClassに対してModule#refineとModule#prependを併用すると意図しないNoMethodErrorが発生することがあった不具合が修正されています。また、他にもいくつかの不具合修正が行われています。
Ruby 2.1系列の保守は来年3月頃に終了する予定となっており、今後はRuby 2.3系統もしくはRuby 2.2系統に移行することが推奨されます。
[関連]Ruby 2.3.2とRuby 2.2.6が公開(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.8、Apache Tomcat 8.0.39、Apache Tomcat 7.0.73およびApache Tomcat 6.0.48が公開
November 21, 2016
Apache Tomcat 8.5.8、Apache Tomcat 8.0.39、Apache Tomcat 7.0.73およびApache Tomcat 6.0.48が2016年11月上旬から11月中旬にかけて公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン8.5系統です。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在Apache Tomcat 9.0.0.M13 (alpha)が公開されている状況です。Apache Tomcat 6.0系列は2016年12月31日にサポートが終了する予定となっており、2017年4月になるとApache Tomcat 6.0のダウンロードページは削除される予定となっています。
なお、FileMaker Server 13、FileMaker Server 14およびFileMaker Server 15のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]JVNVU#92250735: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 6.0.48、7.0.73、8.0.39および8.5.8ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)
(2016/11/24追記:関連記事へのリンクを追加しました。)