FAMLog


FileMaker Go 15の改善点:セキュリティ事前警告

August 10, 2016

FileMaker Go 15では、FileMaker Pro 15と同様にSSLサーバー証明書を検証できないホストまたはWebサイトに接続しようとすると、接続前に警告が通知されるようになっています。

接続前にセキュリティ警告が通知された場合、FileMaker Goでは[接続しない]、[接続]もしくは[常に接続を許可]を選択できますが、無視して接続する場合には暗号化通信が確立されていない状態で接続することになるので要注意です。

[常に接続を許可]を選択すると、ホストに接続し、許可されたホストの一覧に追加します。このホストでは同じエラーに対してこれ以上通知を受け取ることがなくなりますが、オプションの[許可されたホストの管理]で任意のホストを許可されたホストから取り除くことができます。

[関連]FileMaker Pro 15の改善点:セキュリティ事前警告(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 15で名称が変更された関数

August 04, 2016

FileMaker Pro 15では一部の関数の名称が変更されています。

バージョン15では、Get ( 最終 ODBC エラー )関数はGet ( 最終外部エラー詳細 )関数に名称が変更され、ODBCのエラーに加えてSSL接続時に発生するエラーメッセージを返すようになっています。

なお、FileMaker 15ではFileMaker Pro エラーコード番号1634が新設されており、このエラー番号は証明書の検証エラーが発生したことを示します。

[関連]FileMaker Pro 13で名称が変更された関数とスクリプトステップ(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 15の改善点:[レコードのインポート]と[ファイルを変換]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション

August 03, 2016

FileMaker Pro 15では、[レコードのインポート]スクリプトステップと[ファイルを変換]スクリプトステップに[SSL 証明書の検証]オプションが追加されています。

[SSL 証明書の検証]オプションを有効にすると、接続先サーバーのSSLサーバー証明書を検証します。証明書の検証ができない場合、ユーザーはそのまま接続するか、キャンセルしてこのスクリプトステップをスキップするかを選択できます。暗号化通信を利用する際には[SSL 証明書の検証]オプションに必ずチェックをつける必要がありますが、証明書を検証できない状態でSSL/TLS接続を行うと暗号化通信が実現されていない状態でサーバーに接続することになってしまうので要注意です。

なお、上記のスクリプトステップ以外に、[メールを送信]スクリプトステップも暗号化通信に対応しているSMTPサーバーのSSLサーバー証明書を検証できるようになっています。

[関連]FileMaker Pro 14の改善点:[URL から挿入]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker 15に対応した日本語版のFileMaker Training Series: 応用編

July 27, 2016

ファイルメーカー社がFileMaker 15 プラットフォームに対応した公式トレーニングカリキュラムである「FileMaker Training Series: 応用編」(日本語版)の販売を2016年6月に開始しています。

FileMaker Training Series: 応用編では、インターフェースデザイン、自動化、セキュリティなどのトピックが包括的に取り上げられています。中級から上級レベルのFileMakerソリーション開発者向けの内容となっており、FileMakerプラットフォームを使ってカスタムAppを開発するために必要不可欠な知識を習得することができます。また、学習効果を高めるデモファイルや演習も含まれています。

FileMaker Storeでの販売価格は、ダウンロード版(PDF形式)が税別2,200円、冊子版が税別4,000円です。FileMaker Training Series: 応用編はiBooks Storeでも購入可能で、iBooks Storeでの価格は2,200円です。

[関連]FileMaker 15に対応した日本語版のFileMaker Training Series: 基礎編が提供開始(FAMLog)

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2016-07-18-5 Safari 9.1.2

July 22, 2016

アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 9.1.2が配布されています。

多数の脆弱性が修正されたSafari 9.1.2は、OS X Mavericks v10.9.5およびOS X Yosemite v10.10.5で利用できます。また、同時に公開されたOS X El Capitan v10.11.6にもSafari 9.1.2が含まれています。

OS X Mountain Lion用のSafari 9は提供されておらず、OS X Mavericks以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。

[関連]APPLE-SA-2016-07-18-1 OS X El Capitan v10.11.6 and Security Update 2016-004(FAMLog)、Safari 9.1.2 のセキュリティコンテンツについて(Apple サポート)

Tag: Security

Java 8 Update 101およびJava 8 Update 102が公開

July 21, 2016

Java 8 Update 101およびJava 8 Update 102が公開されています。

バージョン8 Update 101では複数のセキュリティ脆弱性が修正されており、できる限り早く更新することが強く推奨されています。バージョン8 Update 102も公開されていますが、バージョン8 Update 101で特に問題に直面していない場合にはバージョン8 Update 102に更新する必要はありません。なお、Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要があります。

FileMaker Server 15、FileMaker Server 14およびFileMaker Server 13.0v10はJava 8に対応していますが、2016年9月にメーカーサポートが終了するFileMaker Server 12はJava 8との互換性に関する情報はファイルメーカー社からの案内は特にない状況です。

[関連]FileMaker Server 10/11のAdmin ConsoleとJava 8 Update 71は非互換(FAMLog)、FileMaker Server 12のテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)、Java 8 Update 100以降がインストールされている環境ではFileMaker Serverをインストール不可(FAMLog)

(2016/08/16追記:関連記事(Java 8 Update 100以降がインストールされている環境ではFileMaker Serverをインストール不可)を追加・更新しました。)

Tag: Java

APPLE-SA-2016-07-18-1 OS X El Capitan v10.11.6 and Security Update 2016-004

July 19, 2016

AppleからOS X El Capitan v10.11.6が公開されています。同時にOS X Yosemite v10.10.5用およびOS X Mavericks v10.9.5用のSecurity Update 2016-004も公開されています。

上記の各アップデートには多数のセキュリティに関わる修正が含まれており、OpenSSLやLibreSSL、libxml2、libxslt等のセキュリティ修正が含まれている他、OS X YosemiteおよびOS X El CapitanのPHPがバージョン5.5.36に更新されます。

なお、FileMaker Serverはバージョン14.0.4以降でOS X El Capitanに対応していますが、OS X El Capitan v10.11.4以降で利用するためにはFileMaker Server 14.0.4b ソフトウェアパッチが必要です。

[関連]OS X El Capitan バージョン 10.11.4 に必要な FileMaker Server 14.0v4b ソフトウェアパッチ(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 14.0.4b ソフトウェアパッチが公開(FAMLog)

Tag: Security

第28回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ

July 04, 2016

2016年8月21日(日)午前10時より「第28回カスタムWeb勉強会」を開催します。

カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。

FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-Mediator、FMAngular、Rfm、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。

http://www.famlog.jp/cwpstudy/28

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 14.0.6はFileMaker Server 12にSSL接続不可

June 30, 2016

FileMaker ProおよびFileMaker Pro Advancedのバージョン14.0.6は、FileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン13.0v5以前のFileMaker ServerにはSSL接続できません。

バージョン13.0v5以前のFileMaker Server 13およびFileMaker Server 12で「保護された接続が必要」にチェックをつけてSSLを有効にしている場合、FileMaker Pro 14.0.6からFileMaker Serverに接続できないため、FileMaker Pro 14を利用している場合にはバージョン14.0.5を利用しなければならないケースがあります。

FileMaker Server 13でSSLを有効化している場合、FileMaker Pro 14.0.6からFileMaker Serverに接続できるようにするには、FileMaker Serverをバージョン13.0v9かバージョン13.0v10にアップデート、もしくはバージョン14以降のFileMaker Serverにバージョンアップする必要があります。

[関連]FileMaker Pro 14.0.6 host compatibility(FileMaker Knowledge Base)、FileMaker Server 12のテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)

Tag: FileMaker

Windows版FileMaker Server 15の動作環境

June 23, 2016

Windows版のFileMaker Server 15はWindows Server 2012 R2 Standard Edition、Windows Server 2008 R2 SP1 Standard EditionおよびWindows Server 2008 R2 SP1 Enterprise Editionをサポートしています。

Windows上にFileMaker Server 15をインストールするには、インターネット接続が必要です。また、Windows Server 2012 R2 Standard Editionを利用する場合、更新プログラム2919355を適用済みの環境が必要です。

RAMの最低要件は従来と同様に4GBであり、FileMaker Server 14でサポートされていたWindows Server 2012 Standard EditionはFileMaker Server 15ではサポートされなくなっています。

[関連]OS X版FileMaker Server 15の動作環境(FAMLog)

Tag: FileMaker

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