FAMLog
FMPress ProおよびFMPress Officeの販売を開始
January 17, 2024
Claris FileMaker Serverと連動したWebアプリケーションを構築できるWordPressプラグインであるFMPress ProおよびFMPress Officeの販売を開始しました。
FMPress Proでは不特定多数のユーザーが利用する一般公開用検索サイトを、FMPress Officeではマイページ機能を備えたWebアプリケーションを構築できます。最上位版のFMPress Officeでは、Webフォームに入力されたデータをFileMakerデータベースに保存できるFMPress Formsの機能がさらに強化されていて、WebフォームにおいてFileMakerデータベースで定義した値一覧の利用やデータベースの更新が可能です。
FMPress ProおよびFMPress Officeは定額開発サービスであるFMP開発パック48にて提供しており、FMプランが標準運用環境という位置付けとなっています。詳細については株式会社エミックのWebサイトをご参照ください。
Ruby 3.3.0が公開
December 27, 2023
Ruby 3.3.0が公開されています。
Rubyは、まつもとゆきひろ(Matz)氏によって1993年に開発が始められ、今もオープンソースソフトウェアとして開発が続けられているスクリプト言語です。Prismという新しいパーサーやRJITという新たなJITの仕組みが追加されているRuby 3.3では、YJITの高速化や新しいパーサージェネレーターであるLramaによるBisonの置き換えなど、さまざまな改善が行われています。
なお、2024年3月末頃で保守が終了する予定であるRuby 3.0系列は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として重大なセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。
Linux版Claris FileMaker Server 2023の動作環境
July 10, 2023
Linux版のClaris FileMaker Server 2023はUbuntu Server 20.04 LTS(AMD64)とUbuntu 20.04 LTS Desktop(AMD64)、Ubuntu Server 22.04 LTS(AMD64およびARM64)、Ubuntu 22.04 LTS Desktop(AMD64およびARM64)をサポートしています。
Claris FileMaker Server 2023(20.1)ではUbuntu 22.04 LTSのARM64アーキテクチャーへのインストールがサポートされるになり、FileMaker ServerをAppleシリコン搭載Mac上のLinux仮想マシンおよびコンテナーで実行できるようになっています。なお、Ubuntu DesktopはClaris FileMaker Server 2023と互換性がありますが、完全には検証はされていないとのことです。
RAMの最低要件はmacOS版やWindows版と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが512GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。
[関連]macOS版Claris FileMaker Server 2023の動作環境(FAMLog)、Windows版Claris FileMaker Server 2023の動作環境(FAMLog)
Windows版Claris FileMaker Server 2023の動作環境
July 06, 2023
Windows版のClaris FileMaker Server 2023はWindows Server 2019 Standard EditionとWindows Server 2019 Datacenter Edition、Windows Server 2022 Standard Edition、Windows Server 2022 Datacenter Editionをサポートしています。
Windows ServerにClaris FileMaker Server 2023(20.1)をインストールする場合、デスクトップエクスペリエンスを搭載している環境が必要です。なお、Windows Server Datacenter EditionはClaris FileMaker Server 2023と互換性がありますが、完全には検証はされていないとのことです。
RAMの最低要件はバージョン19と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが512GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。
[関連]Windows版Claris FileMaker Server 19の動作環境(FAMLog)、macOS版Claris FileMaker Server 2023の動作環境(FAMLog)
macOS版Claris FileMaker Server 2023の動作環境
June 19, 2023
macOS版のClaris FileMaker Server 2023はmacOS Monterey 12とmacOS Ventura 13をサポートしています。
macOS Big Sur 11やmacOS Catalina 10.15、macOS Mojave 10.14はサポートされておらず、RAMの最低要件はバージョン19と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが512GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。
RAMが8GBである場合にはClaris FileMaker WebDirectの許容量は50ユーザーと明記されており、100ユーザーでFileMaker WebDirectを利用したい場合には32GB以上のRAMを搭載したMac Studioを使用することが推奨されています。なお、FileMaker WebDirectのクライアント数が101以上の場合にサーバーを複数台構成にすることが推奨されていますが、接続数の上限は、ハードウェアの構成やカスタム Appのデザイン、ライセンス、サブスクリプションなどによって制限される可能性があります。
[関連]macOS版Claris FileMaker Server 19の動作環境(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.6.1の新機能:[アドオンを作成...]コマンド
April 28, 2023
Claris FileMaker Pro 19.6.1では、[ツール]メニューに新たに[アドオンを作成...]コマンドが追加されており、[名前を付けてアドオンパッケージとして保存]スクリプトステップを使用せずにアドオンを作成できるようになっています。
[アドオンを作成...]コマンドを利用するには、レイアウトモードでレイアウトに「__FMAddOnTemplateDirectives_en」という名前を付ける必要があります。当該レイアウト上にある複数のオブジェクトを選択してから、[配置]メニュー>[グループ化]を選択し、グループを選択することで当該コマンドを使用できます。
なお、[アドオンを作成...]コマンドは未完成であり、プレビュー機能として使用できます。そのため当該機能はテスト目的でのみ使用するように案内されています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19の新機能:アドオン(FAMLog)
Ruby 3.1.0が公開
January 06, 2022
Ruby 3.1.0が2021年12月下旬に公開されています。
Ruby 3.1.0では、Shopifyが開発した新しいプロセス内JITコンパイラであるYJITが取り込まれているほか、完全に0から書き直したデバッガであるdebug.gemが同梱されるようになっています。なお、YJITはまだ実験的な機能という位置づけであり、x86-64上のUnix系プラットフォームでのみ--yjitコマンドラインオプションを指定することでYJITを有効化および実行できるようになっています。
なお、2022年3月末頃で保守が終了する予定であるRuby 2.6系列は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として重大なセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。
Apache Log4jの脆弱性(CVE-2021-44228)とClaris FileMaker
December 14, 2021
Apache Log4jのセキュリティ脆弱性とClaris FileMakerに関する情報がClaris ナレッジベースで公開されています。
Apache Log4jはJavaベースのロギングユーティリティフレームワークで、Apache Software Foundationによって提供されています。バージョン2.14.1以前のApache Log4j2には、遠隔から攻撃者が任意のコードを実行できる脆弱性が存在し、当該脆弱性がすでに攻撃に広く利用されている状況になっています。
Claris ナレッジベースの記事では、現在サポート対象であるClaris FileMaker 19はLog4j2の脆弱性の影響はないことがClaris International Inc.によって確認されたという記述がありますが、メーカーサポートが終了しているバージョン18以前についてはサポート中の現行バージョンへのアップグレードを推奨するという言及に留まっています。
[関連]Q&A: Claris 製品と Apache Log4j の脆弱性(Claris ナレッジベース)、Claris FileMakerとApache Log4jのセキュリティ脆弱性(CVE-2021-44228)に関するご案内(株式会社エミック)、Claris FileMakerとApache Log4jのセキュリティ脆弱性(CVE-2021-44228)に関するご案内(続報)(株式会社エミック)
(2022年2月26日追記:Claris ナレッジベースにおける記事のタイトルが変更されていたのでタイトルを「CVE-2021-44228 - Apache Log4j 脆弱性の Claris 製品への影響」から「Q&A: Claris 製品と Apache Log4j の脆弱性」に変更し、さらに関連記事を1つ追加しました。)
iOS 14.8.1およびiPadOS 14.8.1の提供が開始
October 29, 2021
iPhoneおよび第7世代iPod touch向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 14.8.1とiPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 14.8.1の提供が開始されています。
iOS 14.8.1およびiPadOS 14.8.1では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。修正された脆弱性の中にはすでに悪用されていた可能性があるものも含まれていることから、すべての対象ユーザーにアップデートを適用することが推奨されています。
なお、iOSもしくはiPadOSをバージョン14からバージョン15に今すぐアップデートする必要はなく、バージョン14.8.1はバージョン14を引き続き使う場合のために用意されているソフトウェア・アップデートという位置付けになっています。
Linux版Claris FileMaker Server 19の動作環境
October 11, 2021
Linux版のClaris FileMaker Server 19は、バージョン19.1.2および19.2.1ではCentOS Linux 7を、バージョン19.3.1以降ではUbuntu Server 18.04 LTSもしくはUbuntu 18.04 LTS Desktopをサポートしています。
2021年10月11日現在、FileMaker Server 19の最新バージョンはバージョン19.3.2ですが、当該バージョンではUbuntu 20.04 LTSをサポートしていません。なお、Ubuntu 18.04 LTS DesktopはFileMaker Server 19.3と互換性がありますが、完全には検証はされていないとのことです。
RAMの最低要件はmacOS版やWindows版と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが500GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。
[関連]macOS版Claris FileMaker Server 19の動作環境(FAMLog)、Windows版Claris FileMaker Server 19の動作環境(FAMLog)