FAMLog
XMLPaste 1.1.0の動作環境
August 25, 2024
Claris FileMaker Proのテーブルやフィールド、スクリプト、スクリプトステップ、レイアウトオブジェクト、カスタム関数、テーマなどに関する情報をXMLテキストとして出力できるコマンドラインツールであるXMLPasteは、macOSとWindowsの両プラットフォームで利用できます。
FileMaker Pro 2024に対応したXMLPaste 1.1.0の動作環境は、macOS Monterey 12、macOS Ventura 13、macOS Sonoma 14、 Windows 10 Version 22H2およびWindows 11であり、FileMaker Pro 19.6以降に対応しています。
なお、XMLPaste 1.1.0では、macOS Catalina 10.15およびそれ以前、Windows 7やWindows 10 Version 21H2およびそれ以前、および32bit版Windowsを動作保証対象外としました。同時に、バージョン19.5およびそれ以前のFileMaker Proもサポート対象外にしました。今後、AppleおよびClarisによるサポートが終了したバージョンについては動作保証対象外とする予定です。
[関連]XMLPaste 1.1.0を公開(FAMLog)
XMLPaste 1.1.0を公開
August 11, 2024
Claris FileMaker Pro 2024に対応したXMLPaste 1.1.0を公開しました。
XMLPasteは、Claris FileMaker Proのテーブルやフィールド、スクリプト、スクリプトステップ、レイアウトオブジェクト、カスタム関数、テーマなどに関する情報をUTF-8のXMLテキストとしてペーストできるコマンドラインツールです。バージョン1.1.0では、FileMaker Pro 2024のテーマに対応し、Windows版FileMaker Pro 2024でコピーしたテーマをペーストできるようになりました。また、macOS版がIntel プロセッサとApple シリコン両対応のユニバーサルバイナリとしてビルドされるようになり、Apple Silicon搭載Macに正式対応しました。
XMLPasteはオープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しています。XMLPaste 1.1.0のライセンスはMITライセンスであり、無料でご利用いただくことが可能です。
Claris FileMaker Pro 2023の新機能:macOS VenturaでGetLiveText関数が日本語と韓国語およびウクライナ語をサポート
August 31, 2023
Claris FileMaker Pro 2023では、macOS Ventura上においてGetLiveText関数で日本語(「ja-JP」)、韓国語(「ko-KR」)およびウクライナ語(「uk-UA」)の言語コードがサポートされるようになっています。
GetLiveText関数は、テキスト認識アルゴリズムを使用して、指定したオブジェクトフィールドの画像内にある文字列データを抽出できる関数です。
GetLiveText関数を使用するには、iOS 15、iPadOS 15もしくはmacOS Monterey 12以降が必要ですが、言語コード「ja-JP」、「ko-KR」および「uk-UA」は、iOS 16、iPadOS 16もしくはmacOS Ventura 13以降でのみ使用できます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.5.1の新機能:バージョン19.5.1で追加された関数(FAMLog)
Rubyのuri gem 0.12.2および0.10.3ではセキュリティ脆弱性が修正済み
July 04, 2023
RubyのURIコンポーネントにReDoS脆弱性(CVE-2023-36617)が見つかり、2023年6月下旬に公開されたuri gem 0.12.2および0.10.3で当該脆弱性が修正されています。
特定の文字を含む無効なURLをURIパーサーが誤って取り扱っており、rfc2396_parser.rbとrfc3986_parser.rbを用いて文字列をURIオブジェクトにパースする際に実行時間が増加していましたが、CVE-2023-28755に対する不完全な修正がこの問題の原因となっていたとのことです。
uri gemを更新することが推奨されており、更新するにはgem update uriを実行します。なお、Bundlerを使用している場合はGemfileにgem "uri", ">= 0.12.2"を追加します(Ruby 3.1および3.2の場合)。
[関連]Ruby 3.2.2、Ruby 3.1.4、Ruby 3.0.6およびRuby 2.7.8が公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.6.1の新機能:[アドオンを作成...]コマンド
April 28, 2023
Claris FileMaker Pro 19.6.1では、[ツール]メニューに新たに[アドオンを作成...]コマンドが追加されており、[名前を付けてアドオンパッケージとして保存]スクリプトステップを使用せずにアドオンを作成できるようになっています。
[アドオンを作成...]コマンドを利用するには、レイアウトモードでレイアウトに「__FMAddOnTemplateDirectives_en」という名前を付ける必要があります。当該レイアウト上にある複数のオブジェクトを選択してから、[配置]メニュー>[グループ化]を選択し、グループを選択することで当該コマンドを使用できます。
なお、[アドオンを作成...]コマンドは未完成であり、プレビュー機能として使用できます。そのため当該機能はテスト目的でのみ使用するように案内されています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19の新機能:アドオン(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.6.1の新機能:インタラクティブオブジェクトフィールドのコンテキストメニューを無効化
April 27, 2023
Claris FileMaker Pro 19.6.1では、インタラクティブオブジェクトフィールドのコンテキストメニューを無効にできるようになっています。
バージョン19.6.1のFileMaker Proでは、インスペクタの[データ]タブ内の[データの書式設定]領域に[コンテキストメニューを無効にする]が新たに追加されています。
インタラクティブオブジェクトフィールドのコンテキストメニューを無効化するには、レイアウトモードにおいて1つまたは複数のオブジェクトフィールドを選択し、インスペクタで[インタラクティブコンテンツ (PDF、MP3 など)]と[コンテキストメニューを無効にする]を選択します。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.6.1の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.6.1の改善点:Claris FileMaker Admin API
April 20, 2023
2022年12月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.6.1では、Claris FileMaker Admin APIの機能が拡充されています。
バージョン19.6.1のFileMaker Admin APIでは、2つ目の追加データベースフォルダ、2つ目のオブジェクトデータフォルダおよび2つ目のオブジェクトデータフォルダ内のファイルをバックアップするかどうかを設定できるようになっています。
さらに、FileMaker Data API プラグインの有効化または無効化、データベースフィルタリング設定状況の取得および設定変更、IPアドレスによるFileMaker Server Admin ConsoleおよびFileMaker Admin APIへのアクセス制限、PKI(パブリックキーインフラストラクチャ)での認証など、数多くの機能が新たに利用できるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:IPアドレスによるAdmin ConsoleおよびAdmin APIへのアクセス制限(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:Admin APIでPKI認証をサポート(FAMLog)
Claris FileMaker Cloud 2.19.5.1の改善点:[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップ
October 07, 2022
Claris FileMaker Cloud 2.19.5.1では、FileMaker Cloudから[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップを使用してXMLファイルを保存できるようになっています。
XMLファイルを取得するには、ファイルがホストに保存された後に[URL から挿入]スクリプトステップをサーバー上で使用してファイルをオブジェクトフィールドに保存するようにします。
なお、[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップを実行するには、ユーザーまたはスクリプトに完全アクセス権が必要です。
[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:名前を付けて XML として保存(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.5.1の改善点:[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップ(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.5.1の改善点:タブ順設定
September 28, 2022
Claris FileMaker Pro 19.5.1では、タブ順設定のないオブジェクトをコピーした場合、貼り付けもしくはペーストを実行したオブジェクトにはタブ順が設定されないように改善されています。
バージョン19.4までは、レイアウトモードでタブ順設定のないオブジェクトを貼り付けもしくはペーストを実行した場合に自動的にタブ順に追加され、意図しないタブ順の変更を招いていました。バージョン19.5ではこの点が改善され、意図しないタブ順になってしまう可能性がより低減されるようになったと言えます。
なお、レイアウトオブジェクトに設定されているタブ順を確認および設定するには、レイアウトモードで[レイアウト]メニューの[タブ順設定...]を選択します。オブジェクトの横にある矢印に番号がない場合、そのオブジェクトにはタブ順が設定されていないことを示します。
Claris FileMaker Pro 19.5.1の新機能:バージョン19.5.1で追加された関数
August 03, 2022
Claris FileMaker Pro 19.5.1では新しい関数が追加され、オブジェクト名、配列索引またはパスで指定された要素のJSONデータタイプを検証して返す関数や、オブジェクトフィールドの画像内にあるテキストもしくはオブジェクトフィールド内のQRコードの値を返す関数が新設されています。
バージョン19.5.1で追加された関数一覧は次の通りです。
・GetLiveText
・JSONGetElementType
・ReadQRCode
なお、GetLiveText関数およびReadQRCode関数を使用するには、iOS 15.0、iPadOS 15.0もしくはmacOS Monterey 12.0以降が必要です。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.5.1の提供が開始(FAMLog)