FAMLog
Contact Form 7 5.9.3が公開
March 21, 2024
Contact Form 7 5.9.3が公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。いくつかの不具合の修正や改善が行われているContact Form 7 5.9.3では、フォーム送信時に内部的に配列値への型キャスト前に送信された値を確認するようになっています。また、Listoとの連携時において、内部処理でロケールを指定する前にコンタクトフォームの存在を確認するようになっています。
Contact Form 7 5.8においてWordPressとPHPに関する新しいサポート方針が導入されており、Contact Form 7 5.9.3の動作にはPHP 7.4以降かつWordPress 6.3以上の環境が必要です。
[関連]WordPress と PHP のサポート方針について(Contact Form 7)、Contact Form 7 5.9.2が公開(FAMLog)
FMPress ProおよびFMPress Officeの販売を開始
January 17, 2024
Claris FileMaker Serverと連動したWebアプリケーションを構築できるWordPressプラグインであるFMPress ProおよびFMPress Officeの販売を開始しました。
FMPress Proでは不特定多数のユーザーが利用する一般公開用検索サイトを、FMPress Officeではマイページ機能を備えたWebアプリケーションを構築できます。最上位版のFMPress Officeでは、Webフォームに入力されたデータをFileMakerデータベースに保存できるFMPress Formsの機能がさらに強化されていて、WebフォームにおいてFileMakerデータベースで定義した値一覧の利用やデータベースの更新が可能です。
FMPress ProおよびFMPress Officeは定額開発サービスであるFMP開発パック48にて提供しており、FMプランが標準運用環境という位置付けとなっています。詳細については株式会社エミックのWebサイトをご参照ください。
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の新機能:[Loop]スクリプトステップの[フラッシュ]オプション
January 05, 2024
Claris FileMaker Pro 2023(バージョン20.3)では、[Loop]スクリプトステップに[フラッシュ]オプションが新たに用意されるようになっています。
[フラッシュ]オプションの値としては下記3つのいずれかを指定できます。
・常に:ループ内にフィールドを設定すると、リレーションシップは結合データとともにフラッシュされます。
・最小:ループ内にフィールドを設定すると、最小のデータがフラッシュされます。
・延期:ループ内にフィールドを設定すると、データとリレーションシップデータはループ終了後にのみフラッシュされます。
当該オプションにより、スクリプトのループ内でフィールドを設定する場合に、リレーションシップがいつ更新されるかを調整できます。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)
Contact Form 7 5.8.5が公開
December 20, 2023
Contact Form 7 5.8.5が公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。Contact Form 7 5.8.5では、チェックボックスの値を取り扱う際の設定検証機能の不具合が修正されています。Contact Form 7 5.8においてWordPressとPHPに関する新しいサポート方針が導入されていたため、Contact Form 7 5.8.5の動作にはPHP 7.4以降かつWordPress 6.2以上の環境が必要です。
なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。無料で利用可能なFMPress Formsは、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
[関連]Contact Form 7 5.8が公開(FAMLog)
FAMLog News Archive:第101回 2023年秋号
October 20, 2023
■Claris FileMaker 2023(バージョン20.2)の提供が開始(2023年9月)
Claris FileMaker 2023(バージョン20.2)の提供が2023年9月に開始されました。macOS Sonomaと互換性があるClaris FileMaker 2023(バージョン20.2)では、計算フィールドの作成やスクリプトによる変数の設定をせずにレイアウトに計算値を配置できるようになっています。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.2)の提供が開始(FAMLog)
■INTER-Mediator Ver.5のサポート終了予定スケジュールを発表(2023年8月)
2023年12月にINTER-Mediator Ver.5の保守およびサポートを終了する予定であることを2023年8月に発表しました。INTER-MediatorのFileMaker Server対応については今後は「ベストエフォート」、すなわち可能な限りの対応を行いますが、INTER-Mediatorが備えている機能をFileMaker Server向けに全面的にサポートすることはしない予定です。
[関連]今後のINTER-MediatorにおけるClaris FileMaker Server対応について(FAMLog)、INTER-Mediator Ver.5のサポート終了予定月(FAMLog)
OpenSSH 9.5が公開
October 16, 2023
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョンであるOpenSSH 9.5が2023年10月上旬に公開されています。
OpenSSH 9.5では、オプションを指定せずにssh-keygenコマンドを実行するとEd25519形式の鍵を生成するように変更されています。RFC 8709で規定されているEd25519はOpenSSHではバージョン6.5以降でサポートされています。
なお、バージョン9.5では、sshdのMatchブロックにおいてSubsystemディレクティブの値を上書きできるようになっています。
[参考]OpenSSH 9.5p1 がリリースされました(春山征吾のBlog)、OpenSSH 6.5が公開(FAMLog)
Claris FileMaker 2023(バージョン20.2)の提供が開始
September 29, 2023
Claris FileMaker 2023(バージョン20.2)の提供が開始されています。
macOS Sonomaと互換性があるClaris FileMaker 2023(バージョン20.2)では、計算フィールドの作成やスクリプトによる変数の設定をせずにレイアウトに計算値を配置できるようになっています。なお、Claris FileMaker Pro 2023(20.2)はmacOS Sonoma 14と互換性がありますが、既知の問題が複数確認されています。
Claris FileMaker 2023(バージョン20.2)のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration ToolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。なお、FileMaker Pro 2023ではmacOS Catalina 10.15およびmacOS Big Sur 11がサポートされなくなっています。
[関連]Claris FileMaker と macOS Sonoma (14.0) と iOS 17 の互換性(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Server 2023の改善点:共有データベースファイルの最大数
August 24, 2023
Claris FileMaker Server 2023では、1つのサーバーで同時にホストできるデータベースファイルの最大数が125から256に増加しています。
fmsadminコマンドやClaris FIleMaker Admin APIを使用して当該最大数を調整することも可能であり、1から256までの範囲で値を調整することができます。
fmsadminコマンドを使う場合には、GETコマンドを使うことで同時にホストできるデータベースファイルの最大数に関する設定情報を取得することができ、SETコマンドを使うことで当該最大数の設定を変更することが可能です。
[使用例]
% fmsadmin get serverconfig HostedFiles
% fmsadmin set serverconfig HostedFiles=256
Claris FileMaker Cloud 2023の提供が開始
August 18, 2023
Claris FileMaker Cloud 2023(バージョン2.20.1)の提供が開始されています。
FileMaker Cloudは、Claris FileMakerで個別のビジネス課題を解決するツールセットを構築・運用できる、Claris純正クラウドサービスです。公開されたバージョン番号は年(2023)で示されていますが、カスタマサポート用には数字バージョン(2.20.1)が引き続き使用されます。数字バージョンはFileMaker Cloud Admin Consoleでも確認できますが、2023年8月版のFileMaker Cloudで共有されているデータベースでGet(ホストアプリケーションバージョン)関数を実行すると、当該関数の戻り値は「Cloud Server 2.20.1.122」となっています。
なお、FileMaker Cloud 2023に接続するには、バージョン19.4.2以降のClaris FileMaker ProやClaris FileMaker Goが必要になっています。
[関連]FileMaker Cloud 2023 まもなくリリース(Claris)、Claris FileMaker 2023の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 2023でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:Claris FileMaker Data APIのdateformats引数
May 08, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1のClaris FileMaker Data APIでは、APIによって返される日付およびタイムスタンプフィールド値の形式を制御するオプションが追加されています。
IDによる単一レコードの取得、レコード範囲の取得およびレコード検索のエンドポイント利用時に、クエリー文字列においてdateformats引数を指定することで、FileMaker Data APIによって返される日付およびタイムスタンプフィールド値の形式を制御できるようになっています。
dateformats引数の値が0の場合はUS形式、値が1の場合はファイルロケール、値が2の場合はISO 8601形式となり、値が指定されていない場合には0が指定されたものとして扱われます。
[出力例]
・dateformats引数の値が0の場合:03/31/2003
・dateformats引数の値が1の場合:2003/03/31
・dateformats引数の値が2の場合:2003-03-31
・dateformats引数の値が0の場合:12/01/2009 15:23:00
・dateformats引数の値が1の場合:2009/12/01 15:23:00
・dateformats引数の値が2の場合:2009-12-01T15:23:00
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)