FAMLog


FileMaker 8 インスタントWeb公開の新機能と改善点 (5)

April 03, 2006

FileMaker 8のインスタントWeb公開機能では認証方式が変更され、Basic認証(基本認証)からフォームベースの認証方式に変更されました。

Web経由でデータベースに接続するために認証が要求される場合には、ログイン情報を入力するためのフォームが用意されたページが表示されるようになり、アカウント名にISO 8859-1(Latin-1)文字セット以外の文字も使用できるようになっています。

従来のバージョン7ではBasic認証を利用していたことで、Webブラウザーがアカウント名とパスワードを記憶していたため、インスタントWeb公開において[ログアウト]スクリプトステップが意図した通りに機能しない場合がありました。フォームベース認証に変更されたことでその点も解消され、より望ましい形で[ログアウト]スクリプトステップが機能するようになったと言えます。

Tag: FileMaker

FileMaker Developer Conference 2006

April 04, 2006

FileMaker, Inc.が、今年8月13日から17日にかけてフロリダ州オーランドのJW Marriott Orland Grande Lakes Resortで開催される「FileMaker Developer Conference 2006」の登録受付を開始したと発表しています。

11年目を迎える今年のFileMaker Developer Conferenceでは、過去最多の60以上のセッションが用意され、基礎トラック(Fundamentals Track)、上級トラック(Advanced Track)、Web公開トラック(Web Publishing Track)およびワークショップトラック(Workshop Track)の4トラックに分けて実施される予定になっています。

今年は「FileMakerソリューションのWeb展開(Bringing FileMaker Solutions to the Web)」というテーマが掲げられており、Web公開およびPHP関連のセッションも多数用意されています。

Tag: FileMaker

東京大学大学院情報学環がFileMaker 8 製品ラインを採用

April 05, 2006

東京大学大学院情報学環が所蔵する第一次世界大戦期プロパガンダポスター約660点のデジタルアーカイブのデータベース化およびインターネット一般公開のためのツールとして、FileMaker Pro 8およびFileMaker Server 8 Advancedが同大学院情報学環に採用されたとファイルメーカー株式会社が2006年4月4日に発表しています。

このポスターコレクションは、東京大学大学院の書庫に半世紀以上も所蔵されていた貴重な文化遺産であり、同大学院情報学環の「戦争とメディア」研究プロジェクトのもと、デジタルアーカイブとしてデータベース化され、2006年4月4日よりインターネットにて一般公開されています。

同サイトは、Apache 2.0PHP 5FX.phpsymfonyおよびFileMaker Server 8 Advancedを利用して開発されているようです。

[関連]「第一次世界大戦期プロパガンダ・ポスター コレクション」のデータベース化およびインターネットでの一般公開について(ファイルメーカー株式会社)、FilemakerとSymfonyでポスターDB(bmblog)

Tag: FileMaker

Mac OS X Update 10.4.6

April 06, 2006

Appleから「Mac OS X 10.4.6」アップデート(PowerPCベースMac用IntelベースMac用)および「Mac OS X Server 10.4.6」アップデートがリリースされています。

Mac OS X v10.4.6の主な改良点は下記の通りです。

・各種のネットワーク環境におけるログインと認証
・AFPファイル共有でのファイルアクセスとバイトレンジロック機能
・プロキシサーバーの自動構成ファイル使用時のネットワークアクセス
・IPSecを使用したCisco VPNサーバーとの接続
・Bluetoothのワイヤレス機器の使用
・iWork '06やMicrosoft Officeの書類のSpotlight検索
・ネットワークホームディレクトリ使用時のWord書類の自動保存
・iPhoto 6用のAutomatorワークフローの作成
・.Macや携帯電話とのアドレスデータ、カレンダーの同期処理
・iDiskボリュームのマウント、マウント解除の処理
・他社製アプリケーションやデバイスとの互換性
・以前に、単体で実施されたセキュリティアップデートデート

なお、Mac OS X v10.4.6へのシステムソフトウェアアップデートを行うと、PowerPCベースのMacの場合は、インストール後の再起動が1度ではなく2度行われます。

Tag: Mac

Boot Camp Public Beta

April 07, 2006

アップルが、IntelベースのMacでWindows XPの利用を可能にする「Boot Camp(ブートキャンプ)」のパブリックベータソフトウェアを2006年4月5日に発表しています。

Boot Campを使用すると、Microsoft Windows XPのインストールディスクを持っているユーザーは、IntelベースのMacにWindows XPをインストールできるようになります。インストールが完了すると、ユーザーはコンピュータを再起動してMac OS XまたはWindows XPのいずれかを立ち上げることができます。

Boot Campのパブリックベータは、期間限定の試用版としてライセンスされるプレビューソフトウェアであり、www.apple.com/macosx/bootcamp/からダウンロードすることができます。Boot Campの製品版は、今後発表されるMac OS X v10.5 “Leopard”(レパード)の一機能として提供される予定です。

Tag: Mac

APPLE-SA-2006-04-03 Mac OS X v10.4.6

April 10, 2006

Mac OS X v10.4.6にはセキュリティ脆弱性を修正するアップデートも含まれていて、ファームウェアのセキュリティ脆弱性が修正されます。

IntelベースのMacにおいて、物理的にコンピューターにアクセスできる場合に、ファームウェアパスワードを迂回することができた問題(CVE-2006-0401)がバージョン10.4.6で修正されています。

Mac OS X v10.4.6は、システム環境設定のソフトウェア・アップデート、もしくはAppleのWebサイトから入手できます。

Tag: Security

第9回「FileMaker Fun Night!」イベントレポート

April 11, 2006

セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。

2006年4月8日に行われた第9回のイベントレポートが追加されており、リレーションシップやFileMaker Server利用時のグローバルフィールドに関する話題を中心として、FileMakerでデータベース構築を行う際の定番的な落とし穴とその回避方法が紹介されています。

次回は、「開発事例シリーズ2 よくある業務系」というテーマで、2006年5月14日(日)17:00-18:00に同イベントが開催される予定になっています。

(2007/01/07追記:リンク先のURLを一部変更しました。)

(2021/01/20追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

Apple Remote Desktop 3

April 12, 2006

アップルが「Apple Remote Desktop 3」を発表しています。

Apple Remote Desktop 3はUniversalアプリケーションであり、ソフトウェアの配布、資産管理そして遠隔支援をさらに簡単にする50以上の新機能を搭載しています。

ローカルコンピュータとリモートコンピュータ間で、ファイルやフォルダのドラッグ&ドロップ、データのコピー&ペーストが可能となり、Apple Desktop Remote 2に比べて最大で11倍の速さでネットワークコピーを行うことができます。DashboardウィジェットやAutomatorアクションも用意され、リモートのクライアントシステムで高速な検索を行えるリモートSpotlight検索が新機能に加わり、Mac OS X v10.4 “Tiger”に最適化されています。

Apple Remote Desktop 3の管理者用およびクライアント用システムは、オペレーションシステムとしてMac OS X v10.3.9以降を使用しているコンピューターで用いることができます。価格は管理台数10システムまでのものが税込34,000円、管理台数無制限のものが税込57,000円です。

Tag: Mac

FileMaker 8 インスタントWeb公開の新機能と改善点 (6)

April 13, 2006

FileMaker 8のインスタントWeb公開機能では、FileMakerのレイアウトで定義されているタブ順の設定が反映されるようになっています。

バージョン8では、内部的にHTMLのtabindex属性が使われることで、Webブラウザーにおいても、フィールドを移動する際のタブ順設定が反映されるようになりました。

ボタンおよびタブコントロールもタブで移動することが一応可能ですが、インスタントWeb公開では、WindowsのInternet Explorer 6.0でのみ使用可能であり、その他のWebブラウザーではこの機能がサポートされていません。また、Windows版Internet Explorerを使用しても、FileMakerのレイアウトで定義した順番が、ボタンおよびタブコントロールにも反映されるわけではないという制限事項があります。

その他にも、フィールドへの入力が禁止されていない限り、タブ順から除外したフィールドにも移動できることや、ステータスエリアもタブ順に含まれるため、ステータスエリアを使用できないようにする必要が生じる場合もある、などといった注意点があります。

Tag: FileMaker

FileMaker Web News:第5回 2006年4月号

April 14, 2006

書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に関する出版後の情報を補足することを主目的とした「FileMaker Web News」第5回目をお届けします。

■FileMaker 8.0v1および8.0v2を利用する際の問題点

FileMaker 8 製品ラインのバージョン8.0v1における問題点が修正されたバージョン8.0v2のアップデータが2005年末に公開されましたが、バージョン8.0v2ではいくつか別の問題点が確認されています。それらの問題点を解決するための8.0v3 アップデータが近々リリースされる予定のようですが、アップデータの配布時期については現時点では不明です。なお、バージョン8.0v1と8.0v2で確認されている問題点については、ファイルメーカー株式会社のWebサイトで確認することができます。

[関連]FileMaker 8.0v1 および FileMaker 8.0v2 の運用(ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーション)

■FileMaker Developer Conference 2006の登録受付が開始

FileMaker, Inc.が、今年8月13日から17日にかけて開催される「FileMaker Developer Conference 2006」の登録受付を開始したと発表しています。今年は「FileMakerソリューションのWeb展開(Bringing FileMaker Solutions to the Web)」というテーマが掲げられていて、Web公開およびPHP関連のセッションが多数用意されています。

[関連]FileMaker Developer Conference 2006(FAMLog)

(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)

Tag: News

FileMaker Server 8の新機能と改善点 (1)

April 17, 2006

FileMaker Server 8では、ファイルの一貫性をチェックする機能が新機能として追加されています。

バージョン8のFileMaker製品で開いたことのないデータベースファイルや、正常に終了処理がされなかったデータベースファイルをFileMaker Server 8で開く際に、ファイルの一貫性チェック機能が自動的に実行され、イベントログにチェックの結果が記録されます。FileMaker Server Adminで「一貫性チェックなしでファイルを開く」設定にしていればこのチェック機能は働きませんが、通常この機能は有効になっています。

なお、データベースが壊れている可能性がある場合には、そのデータベースファイルをFileMaker Server 8で開くことができません。その場合には、FileMaker Pro 8の[修復]コマンドを使用してデータベースを修復する必要があります。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 8の新機能と改善点 (2)

April 18, 2006

FileMaker Server 8では、データベースエンジンが改良および最適化されており、各種処理のパフォーマンスが向上しています。

FileMaker Server 8は、FileMaker Server 7よりも高速にデータを検索、追加、削除および編集するように設計された強力なデータベースエンジンを備えています。ファイルメーカー社のWebサイトでは、WindowsとMacの両方のプラットフォームでの、FileMaker Server 7v3とFileMaker Server 8のベンチマークテストの結果に関するページも公開されていて、パフォーマンス向上に関する参考資料を確認することができます。

バージョン8でFileMaker Serverの処理が高速化することで、Web公開機能もその高速化の恩恵を受けることができます。

Tag: FileMaker

J2SE 5.0 Release 4

April 19, 2006

アップルからMac OS X v10.4.5以上で動作する「J2SE 5.0 Release 4」が配布されています。

Java 2 Platform Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 4には、内部バージョン番号が1.5.0_06であるJavaが含まれています。このアップデートを適用すると、J2SE 1.4.2に代わってJ2SE 5.0が優先的に使用されるようになるため、FileMaker Server AdvancedのWeb公開エンジンの動作に影響を与える可能性があります。

Windows版のWeb公開エンジンではJ2SE 1.4.2が動作条件として明記されていることもあり、このアップデートの適用は少し様子を見たほうがいいかもしれません。

[関連]Mac OS X 10.4.5 or later: J2SE 5.0 Release 4 アップデートをインストール後の、Java の問題(アップル)

(2006/04/21追記:関連項目を追加しました。)

Tag: Mac

APPLE-SA-2006-04-18 J2SE 5.0 Release 4

April 20, 2006

Mac OS X v10.4.5以降用の「J2SE 5.0 Release 4」には、セキュリティ上の問題を修正するアップデートも含まれています。

信頼されないJavaアプリケーションやJavaアプレットに対して上位アクセス権の獲得を許可してしまうセキュリティ上の問題がありましたが、J2SE 5.0 Release 4では、内部バージョン番号が1.5.0_06であるJ2SEに更新することで、その問題を解決しています。

さらに、Javaインプットメソッドのマイナーなセキュリティ関連の修正も、このアップデータに含まれているとのことです。

Tag: Security

FileMaker Server 8の新機能と改善点 (3)

April 21, 2006

FileMaker Server 8では、バージョン8で追加された新しい関数やスクリプトステップ、検索パターンなど、FileMaker Pro 8の新機能をサポートしています。

FileMaker Server 7ではバージョン8の新機能はサポートされていないため、FileMaker Serverのクライアントとして、FileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedを最大限に活用するためには、FileMaker Server 8が必要になります。

なお、一部注意点がありますが、FileMaker 8とFileMaker 7のクライアントをネットワーク上で混在させて使用することも可能です。

Tag: FileMaker

FileMaker 8 カスタムWeb公開の新機能と改善点 (1)

April 24, 2006

FileMaker Server 8 AdvancedのカスタムWeb公開では、FileMakerのスクリプトに引数を渡すことができるようになり、そのためのクエリー引数が新たに3つ追加されています。

バージョン8で追加されたクエリー引数一覧は下記の通りです。

・-script.param
・-script.prefind.param
・-script.presort.param

-script.paramクエリー引数は、-scriptクエリー引数で指定されたスクリプトに引数を渡すために使用します。

検索する前に引数をスクリプトに渡す-script.prefind.paramクエリー引数は、-script.prefindクエリー引数で指定されたスクリプトに引数を渡すために使用します。

ソートする前に引数をスクリプトに渡す-script.presort.paramクエリー引数は、-script.presortクエリー引数で指定されたスクリプトに引数を渡するために使用します。

Tag: FileMaker

17インチMacBook Pro

April 25, 2006

アップルが17インチのMacBook Proを発表しています。

2.16GHzのIntel Core Duo プロセッサーを搭載した新しい17インチのMacBook Proは、薄さ約1インチ(2.59cm)、重さ3.08kgのアルミニウムの筐体に、外出先でもビデオ会議ができるiSightビデオカメラを内蔵したほか、Front RowソフトウェアとApple Remoteコントローラーが付属しています。15インチのMacBook Proと同様に、マグネット着脱式電源コネクタであるMagSafeも採用されています。

その他、17インチワイドスクリーン 1680×1050 LCDディスプレイ、二層記録式スロットローディング8倍速SuperDrive(DVD+R DL/DVD±RW/CD-RW光学式ドライブ)、3基のUSB 2.0ポート、1基のFireWire 800ポート、および1基のFireWire 400ポートなどが搭載されています。

17インチのMacBook Proは来週より順次出荷され、税込価格は349,800円となっています。

Tag: Mac

FileMaker 8v3 アップデータ

April 26, 2006

ファイルメーカー社が、「FileMaker Pro 8v3 アップデータ」と「FileMaker Pro 8v3 Advanced アップデータ」、「FileMaker Server 8v3 アップデータ」、および「FileMaker Server 8v3 Advanced Web公開エンジン アップデータ」の提供を開始しています。

バージョン8.0v3では、バージョン7または8.0v1のクライアントが、バージョン8.0v2のホストに接続している場合に、非保存の計算フィールドに対して検索を実行するとレコードセット全体が返されてしまう問題が解決されています。

なお、FileMaker Pro 8v3およびFileMaker Pro 8v3 AdvancedをFileMaker Server 8と組み合せて日本語を使用する場合には、FileMaker Server 8を必ずFileMaker Server 8v3にアップデートする必要があります。

(2007/01/08追記:リンク先のURLを変更しました。)

Tag: FileMaker

Mac OS X版KP-Backup 1.0とJ2SE 5.0 Release 4

April 27, 2006

株式会社キー・プランニングが、Mac OS X版のKP-Backup 1.0はJava 2 Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 4を適用した環境には対応していないと案内しています。

Java 2 Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 4をインストールすると、J2SE 1.4.2に代わってJ2SE 5.0の環境が優先されるように自動的に設定が変更されるため、アップデートの適用だけで非互換の問題が生じるとのことです。KP-Backup 1.0を利用している場合には、J2SE 5.0 Release 4をインストールしないように注意する必要があります。

KP-Backupは、次回のマイナーアップデートもしくはメジャーアップデートで、J2SE 5.0 Release 4への対応が行われるようです。

[関連]J2SE 5.0 Release 4(FAMLog)

(2006/06/30追記:KP-Backup 1.0.2でJ2SE 5.0 Release 4に対応しています。)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 8 5ライセンスパック キャンペーン

April 28, 2006

ファイルメーカー社が、「FileMaker Pro 8 5ライセンスパック」を特別価格159,600円(税込)で提供する「FileMaker Pro 8 5ライセンスパック キャンペーン」を実施しています。

「FileMaker Pro 8 5ライセンスパック」は、4本分の値段で5本分のFileMaker Pro 8を購入できるキャンペーン製品です。期間限定のキャンペーンであり、実施期間は2006年4月28日から2006年8月31日までとなっています。

このキャンペーン製品は、販売店およびFileMaker Storeにおいて誰でも購入することが可能です。

Tag: FileMaker

このページの上へ