FAMLog


コマンドラインでソフトウェア・アップデートを実行する (2)

April 02, 2007

Mac OS XおよびMac OS X Serverでコマンドラインを使用してソフトウェア・アップデートを実行するには、softwareupdateコマンドを使用します。

利用可能なアップデートをインストールするには、-iもしくは--installオプションを使用します。その際、--listオプションで表示されたアップデートの名称を使用すると、任意のアップデートをインストールすることができます。

[実行例]
$ sudo softwareupdate -i MacOSXUpd10.4.9PPC-10.4.9
$ sudo softwareupdate -i -a
$ sudo softwareupdate --install --recommended

-i(--install)の追加オプションとして、-a(--all)オプションを指定するとすべてのアップデートをインストールします。追加オプションとして、-r(--recommended)オプションを指定した場合には必須アップデートをインストールします。

(2007/4/5追記:Mac OS X v10.4の場合には--reqオプションは--recommendedに変更されているため、その点について記述を修正しました。)

Tag: Mac

コマンドラインでソフトウェア・アップデートを実行する (3)

April 03, 2007

Mac OS XおよびMac OS X Serverにおいて、softwareupdateコマンドを使用してソフトウェア・アップデートのスケジュール設定を変更することができます。

ユーザーごとに設定できるソフトウェア・アップデートのスケジュール設定を変更するには、--scheduleオプションを使用します。--scheduleオプションの引数がonの場合には定期的にアップデートを確認するようになり、offの場合にはアップデートの確認を行わなくなります。

[実行例]
$ softwareupdate --schedule off
Automatic check is off
$ softwareupdate --schedule on
Automatic check is on

Tag: Mac

コマンドラインでソフトウェア・アップデートを実行する (4)

April 04, 2007

Mac OS X v10.4においてsoftwareupdateコマンドの使用方法を確認する方法の1つに、softwareupdateコマンドの-hもしくは--helpオプションを使用する方法があります。

[実行例]
$ softwareupdate -h
$ softwareupdate --help

manコマンドでsoftwareupdateコマンドの使用方法を確認することもできますが、一部オプションの記述が古いままになっているところがあります。

Tag: Mac

クアッドコア インテル Xeon プロセッサー搭載Mac Pro

April 05, 2007

アップルが、最高3.0GHzで動作する2基の新しいクアッドコア インテル Xeon プロセッサー 5300 番台(Clovertown)を搭載したMac Proの販売を開始しています。

BTOオプションにより、標準構成の価格からプラス188,790円で2基の3.0GHzクアッドコア インテル Xeon プロセッサーを選択することができるようになっています。

同時にApple Cinema Displayの価格が引き下げられ、新価格は20インチモデルが税込75,800円、23インチApple Cinema HDモデルが税込114,800円、30インチApple Cinema HDモデルが税込229,800円となっています。

Tag: Mac

fmsadminコマンドの活用 (7)

April 06, 2007

FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)で任意のデータベースファイルを開くことができます。

fmsadminコマンドを使用して、デフォルトデータベースフォルダおよび追加データベースフォルダ内にあるFileMakerデータベースを開くには、OPENコマンドを使用します。

[構文]
fmsadmin OPEN [FILE...] [PATH...]

[使用例]
$ fmsadmin open FMServer_Sample
$ fmsadmin open FMServer_Sample FMServer_Sample2
$ fmsadmin open "filemac:/Macintosh HD/Library/FileMaker Server/Data/Databases/FMServer_Sample.fp7"

通常は指定した名称(もしくはパス)のファイルが開かれますが、ファイルやパスが指定されていない場合は、データベースフォルダ内にあるすべてのファイルが開かれます。

なお、下記のようにファイルIDを使用してデータベースを開くことも可能です。ファイルIDはfmsadminコマンド(fmsadmin -s list files)を用いて判別することができます。

$ fmsadmin open 7

Tag: FileMaker

「FileMaker Day」イベントレポートが公開

April 09, 2007

セブンズドアが、2007年3月28日にApple Store, Ginzaで開催されたイベント「FileMaker Day」のレポートを公開しています。

セブンズドアとApple Store, Ginzaとのコラボレーションにより実現した同イベントの様子がレポートされており、第一次世界大戦期プロパガンダ・ポスター コレクションのデジタルアーカイブ公開事例など、多くの事例や実例等が紹介されています。

「FileMakerなんでも質問、ご相談どんと来い!」コーナーの回答集も掲載されていて、役立つ情報が満載のレポートとなっています。

(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、一部リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

fmsadminコマンドの活用 (8)

April 10, 2007

FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)で任意のデータベースファイルを閉じることができます。

fmsadminコマンドを使用してFileMakerデータベースを閉じるには、CLOSEコマンドを使用します。

[構文]
fmsadmin CLOSE [FILE...] [PATH...] [options]

[使用例]
$ fmsadmin close -y FMServer_Sample
$ fmsadmin close -y FMServer_Sample -m "Please close."
$ fmsadmin close --grace-time 120

通常は指定した名称(もしくはパス)のファイルが閉じられますが、ファイルやパスが指定されていない場合は、ホストされたファイルがすべて閉じられます。

CLOSEコマンドのオプションには「-m message(--message message)」、「-t seconds(--grace-time seconds)」および「-f(--force)」を指定することができます。

-f(--force)オプションを利用すると、強制的にデータベースを閉じます。また、接続しているクライアントに送信するテキストメッセージを指定する場合には-m(--message)オプションを利用し、クライアントの接続を強制的に解除するまでの合計の秒数を指定する場合には-t(--grace-time)オプション(デフォルトおよび最小の値は120秒)を利用します。

Tag: FileMaker

ModSecurity Migration Matrix

April 11, 2007

ModSecurity 1.xからModSecurity 2.xへの移行に関する情報がまとめられたPDFドキュメント「ModSecurity Migration Matrix」が公開されています。

ModSecurityは、Webサーバーへの侵入の検知および防御を目的としたApacheのモジュールです。ModSecurity 2.0以降では、Apache HTTP Server 2.xのみに対応しており、Apache 1.3には対応していません。

ModSecurity 2.xではApacheの設定ファイルへの記述方法も変更されている点が多く、ModSecurity 1.xからModSecurity 2.xに移行する際には事前に調査や設定ファイルの変更が必要になります。今回公開されたドキュメントは実際の移行の際に役立つ情報やポイントが掲載されています。

Tag: Apache

ファイルメーカーSLPにAVLAが新たに追加

April 12, 2007

ファイルメーカー社が、新しいライセンスプログラムとして、年間単位のボリュームライセンスプログラム「AVLA(アニュアル ボリューム ライセンス アグリーメント)」が本日発売されたと発表しています。

AVLAの発売により、企業・団体・教育ユーザーのためのライセンスプログラム「ファイルメーカーSLP(Software Licensing Program)」は、3種類のライセンスプログラム(VLA、AVLA、SLA)から構成されるようになっています。

AVLAは、永続ライセンスのVLAやSLAとは異なり、1年ごとに更新可能な年間ライセンス契約です。毎年一定の費用がかかりますが、ソフトウェアの初期導入コストがVLAの1/3ですみ、ライセンス有効期間内に新バージョンが発売されても、アップグレード料金を別途支払うことなく、その新バージョンにアップグレードできます。また、必要に応じて、AVLAを更新する代わりにVLAに移行することも可能となっています。

2007年4月12日現在、AVLAでFileMaker Server Advancedのライセンスを購入した場合、希望小売価格(税別)は85,580円(アカデミックAVLAの場合は59,900円)となっており、初期導入時に利用しやすいライセンスプログラムであるかもしれません。

(2007/04/12追記:AVLAおよびVLAの購入可能最小単位は10ライセンスです。)

Tag: FileMaker

Mac OS X Leopardの出荷は2007年10月に延期

April 13, 2007

Appleが、Mac OS X Leopardの出荷が2007年10月に延期になると発表しています。

Mac OS X Leopardは、2007年春に出荷予定と案内されていました。しかしながら、2007年6月に開催されるWorldwide Developers Conference(WWDC)でβ版が開発者に披露され、10月に発売する予定に変更になるとのことです。

なお、iPhoneについては、計画通り2007年6月下旬に出荷する予定であると案内されています。

Tag: Mac

FileMaker Web News:第17回 2007年4月号

April 16, 2007

「FileMaker Web News」第17回目をお届けします。

■FileMaker Pro 8.5v2 Windows版アップデータ

「FileMaker Pro 8.5v2 アップデータ」と「FileMaker Pro 8.5v2 Advanced アップデータ」が2007年3月下旬に公開されました(Windows版のみ)。バージョン8.5v2では、Windows Vista上で発生していた問題がいくつか解消されています。

[関連]FileMaker Pro 8.5v2 Windows版アップデータ(FAMLog)

■年間単位のボリュームライセンスプログラム「AVLA」

新しいライセンスプログラムとして、年間単位のボリュームライセンスプログラム「AVLA(アニュアル ボリューム ライセンス アグリーメント)」が、2007年4月上旬にファイルメーカー社から発表されました。毎年一定の費用がかかりますが、初期導入費用を大幅に抑えることができる上、ライセンス有効期間内は常に最新バージョンを利用することが可能となっています。

[関連]ファイルメーカーSLPにAVLAが新たに追加(FAMLog)

(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)

Tag: News

第22回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開

April 17, 2007

セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。

2007年4月7日に行われた第22回のイベントレポートが追加されており、イベントドリブンに関する考察やFileMaker Serverの外部認証およびCLI(コマンドラインインターフェース)に関する情報などが紹介されています。

次回は、「ポータルについて考えよう」というテーマで、2007年5月26日(土)16:30-18:00に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。

(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro スパテク300 8.5/8対応 for Windows

April 18, 2007

Windows版FileMaker Pro 8および8.5の初級者および中級者向け書籍「FileMaker Pro スパテク300 8.5/8対応 for Windows」が2007年4月9日に発売されています。

この書籍は、スパテクシリーズのFileMaker Pro版として、基本的な使い方から既存のシステムに応用できる便利ワザまで、日常業務ですぐに使えるテクニックをわかりやすく紹介したものとなっています。

定価:2,709円(税込)
サイズ:A5
ページ数: 544
著者:藤田 麻紀、db-pro
出版社:株式会社翔泳社
ISBN:978-4-7981-1301-2[Amazon.co.jpで購入...

Tag: FileMaker

プロパティリストファイルの文法を検証する

April 19, 2007

Mac OS Xでプロパティリスト形式のファイル(拡張子が「.plist」であるファイル)の文法を検証したりフォーマットを変更する場合には、plutilコマンドを使用します。

プロパティリスト形式のファイルの文法を検証するには、-lintオプションを使用します。また、何もオプションを指定しない場合も、-lintオプションを指定したときと同様の動作になります。

[実行例]
$ plutil -lint com.apple.mail.plist
com.apple.mail.plist: OK

Tag: Mac

APPLE-SA-2007-04-19 Security Update 2007-004

April 20, 2007

Appleから「Security Update 2007-004」が公開されています。

Security Update 2007-004は、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.9およびMac OS X Server v10.4.9向けのもので、下記のソフトウェアが更新対象となっています。

・AFP Client、AirPort、diskdev_cmds、fetchmail、Help Viewer、Kerberos、Libinfo、Login Window、network_cmds、SMB、System Configuration、URLMount、VideoConference、WebDAV(Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.9、Mac OS X Server v10.4.9)
・CarbonCore、GNU Tar、Installer(Mac OS X v10.4.9、Mac OS X Server v10.4.9)
・HID Family(Mac OS X v10.4〜v10.4.9、Mac OS X Server v10.4〜10.4.9)
・ftpd(Mac OS X v10.3.9、Mac OS X v10.4.9)
・WebFoundation(Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9)

Tag: Security

プロパティリストファイルのフォーマットを変換する

April 23, 2007

Mac OS Xでプロパティリスト形式のファイル(拡張子が「.plist」であるファイル)の文法を検証したりフォーマットを変更する場合には、plutilコマンドを使用します。

プロパティリスト形式のフォーマットを変換するには、-convertオプションを使用します。

[実行例]
$ plutil -convert xml1 /path/to/file.plist -o outputfile.plist

上記実行例は、バイナリ形式で格納されているプロパティリストファイル(file.plist)から、XML形式のプロパティリストファイル(outputfile.plist)に変換する場合の例です。変換後の出力ファイルを指定する-oオプションを指定しなかった場合、元のファイルは変換後のファイルで置き換えられます。

[関連]Mac OS X 10.4: Reading .plist preference files(Apple)

(2013/03/15追記:リンク先のURLを変更しました。)

Tag: Mac

fmsadminコマンドの活用 (9)

April 24, 2007

FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドの使用方法の詳細を確認する方法の1つに、fmsadminコマンドのHELPコマンドを使用する方法があります。

fmsadminコマンドのヘルプを表示するには、HELPコマンドを使用します。

[構文]
fmsadmin [options] HELP [COMMAND]

[実行例]
$ fmsadmin help backup
$ fmsadmin help commands
$ fmsadmin help options

使用可能なコマンドやオプションの一覧、および特定のfmsadminコマンドのヘルプなどを参照することができます。

Tag: FileMaker

FileMaker Joins MySQL Enterprise Connection Alliance (MECA)

April 25, 2007

オープンソースデータベースMySQLの開発元であるMySQL ABが、新しいビジネスパートナープログラムとして「MySQL Enterprise Connection Alliance (MECA)」を発表しています。

このプログラムにはFileMaker, Inc.も参加を表明しており、FileMaker, Inc.は現在FileMakerとMySQL間の接続機能を強化するための作業を行っているとのことです。

現時点では上記に関する詳細な情報は不明ですが、将来的にはFileMakerとMySQLがより連係しやすくなることが期待されます。

[関連]MySQL AB Launches New Business Partner Program(FileMaker, Inc.)

Tag: FileMaker

ClamAV Engine Installer 0.90.2

April 26, 2007

Mac OS Xで動作するフリーのウィルスチェッカー「ClamXav」のウィルスチェックエンジンを更新する「ClamAV Engine Installer 0.90.2」が配布されています。

ClamAVの最新安定版であるバージョン0.90.2が含まれており、CHM、CABおよびPDFファイルの処理におけるセキュリティ上の問題が修正されています。

同時に、ClamXav 1.0.7bのディスクイメージファイルも更新されています。

Tag: Mac

Apache HTTP Server 2.2の新機能 (1)

April 27, 2007

2005年12月に公開されたオープンソースのWebサーバーであるApache HTTP Server 2.2には、多くの新機能や改善点が含まれています。

Apache HTTP Server 2.2の新機能の1つとして、32bit Unixシステムにおいて、サイズが2GBを超えるファイルがサポートされると共に2GBを超えるリクエストボディもサポートされた点が挙げられます。

なお、Apache HTTP Server 2.0でも、バージョン2.0.53から2GB超のファイルの取り扱いが可能となっています。

Tag: Apache

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