FAMLog
PHPにおいて読み込まれた設定ファイルの一覧をコマンドラインで確認する方法
March 01, 2024
PHPにおいて読み込まれた設定ファイルの一覧をコマンドラインで確認する方法の1つに、--iniオプションを使用する方法があります。--iniオプション付きでphpコマンドを使用することで、php.iniファイルや追加で読み込まれた設定ファイルのパスを確認できます。
HomebrewでPHP 8.3をインストールしたmacOS Sonomaでは、コマンドの実行結果は次のように表示されます。
% php --ini
Configuration File (php.ini) Path: /opt/homebrew/etc/php/8.3
Loaded Configuration File: /opt/homebrew/etc/php/8.3/php.ini
Scan for additional .ini files in: /opt/homebrew/etc/php/8.3/conf.d
Additional .ini files parsed: /opt/homebrew/etc/php/8.3/conf.d/ext-opcache.ini
% php -r 'echo php_ini_loaded_file();'
/opt/homebrew/etc/php/8.3/php.ini
% php -r 'echo php_ini_scanned_files();'
/opt/homebrew/etc/php/8.3/conf.d/ext-opcache.ini
% php -r "echo phpinfo();" | grep "php.ini"
Configuration File (php.ini) Path => /opt/homebrew/etc/php/8.3
Loaded Configuration File => /opt/homebrew/etc/php/8.3/php.ini
% php -i | grep php.ini
Configuration File (php.ini) Path => /opt/homebrew/etc/php/8.3
Loaded Configuration File => /opt/homebrew/etc/php/8.3/php.ini
設定ファイル(php.ini)はPHPの起動時に読み込まれます。PHPのサーバーモジュール版ではWebサーバーの起動時に一度だけ読み込まれ、CGI版とCLI版ではスクリプトが呼び出される度に読み込まれます。
Contact Form 7 5.9が公開
March 04, 2024
Contact Form 7 5.9が公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。Contact Form 7 5.9では、同梱されているスキーマ織りバリデーション(SWV)パッケージがバージョン1.3.0に更新され、条件付きロジックに必要なバリデーションルールの定義を可能にする合成ルールがサポートされています。
なお、Contact Form 7 5.8においてWordPressとPHPに関する新しいサポート方針が導入されており、Contact Form 7 5.9の動作にはPHP 7.4以降かつWordPress 6.3以上の環境が必要です。
[関連]WordPress と PHP のサポート方針について(Contact Form 7)
Claris Road Show 2024 Osakaが7月に大阪で開催
March 05, 2024
Clarisが、2024年7月9日(火)および10日(水)に、グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)でClaris Road Show 2024 Osakaを開催すると発表しています。
Claris Road Show 2024 Osakaは、ローコード開発ツールであるClaris FileMakerを提供するClarisが主催するカンファレンスです。ユーザー企業が導入成功事例を紹介するビジネスセッション、現場の課題を解決するカスタム Appの作成法を解説するテクニカルセッション、医療業界にフォーカスするメディカルセッション、関連会社が出展するショウケースエリアなどが予定されています。
5年ぶりにリアルの会場で開催されることにいなるClaris Road Show 2024 Osakaは、参加費無料および事前登録制のイベントであり、事前登録の申し込み受付は2024年4月上旬より開始される予定です。
[関連]FileMaker Road Show 2019が6月に大阪、福岡、東京で開催(FAMLog)
iOS 17.4およびiPadOS 17.4の提供が開始
March 06, 2024
iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 17.4と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 17.4の提供が開始されています。
新しい絵文字が追加され、一部の言語でポッドキャストアプリでの文字起こし機能に対応するようになっているiOS 17.4およびiPadOS 17.4では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作します。
iOS 16.7.6およびiPadOS 16.7.6の提供が開始
March 07, 2024
iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 16.7.6と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 16.7.6の提供が開始されています。
iOS 16.7.6およびiPadOS 16.7.6ではセキュリティ脆弱性が修正されています。すでに悪用された可能性のある脆弱性(CVE-2024-23225)が修正されていることから、iOS 16を使用している場合にはiOS 16.7.6に、iPadOS 16を使用している場合にはiPadOS 16.7.6にアップデートすることが推奨されます。
なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作します。
[関連]iOS 17.4およびiPadOS 17.4の提供が開始(FAMLog)
Safari 17.4の提供が開始
March 08, 2024
AppleからSafari 17.4の提供が開始されています。
縦書きのフォームコントロールがサポートされているSafari 17.4では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。macOS MontereyおよびmacOS Ventura向けに配布されているSafari 17.4はmacOS Sonoma 14.4にも搭載されています。
なお、macOS Big Sur用のSafari 17が提供されていないことから、macOS Monterey以降にバージョンアップすることが推奨される状況になっています。
macOS Sonoma 14.4の提供が開始
March 11, 2024
macOS Sonoma 14.4の提供が開始されています。
macOS Sonoma 14.4では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。すでに悪用された可能性のある脆弱性(CVE-2024-23225およびCVE-2024-23296)も修正されていることから、macOS Sonomaを使用している場合にはmacOS Sonoma 14.4に更新することが推奨されます。
Claris ナレッジベースによると、Claris FileMaker Pro 2023(20.2)およびClaris FileMaker Pro 2023(20.3)はmacOS Sonomaと互換性があるとのことです。FileMaker Pro 2023(20.3)でmacOS Sonomaとの互換性に関する既知の問題が一部修正されていましたが、一部は未解決のままとなっています。
[関連]Safari 17.4の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 20.3.2、Claris FileMaker Server 20.3.2およびClaris FileMaker Server 19.6.4の提供が開始(FAMLog)
macOS Ventura 13.6.5およびmacOS Monterey 12.7.4の提供が開始
March 12, 2024
macOS Ventura 13.6.5およびmacOS Monterey 12.7.4の提供が開始されています。
macOS Ventura 13.6.5およびmacOS Monterey 12.7.4ではそれぞれ複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。すでに悪用された可能性のある脆弱性(CVE-2024-23225)も修正されていることから、macOS Venturaを使用している場合にはmacOS Ventura 13.6.5に、macOS Montereyを使用している場合にはmacOS Monterey 12.7.4に更新することが推奨されます。
なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverは、バージョン19.4.1以降でmacOS Montereyに対応するようになっており、バージョン19.6.1以降でmacOS Venturaでのインストールがサポートされるようになっています。
[関連]macOS Sonoma 14.4の提供が開始(FAMLog)、Safari 17.4の提供が開始(FAMLog)
OpenSSH 9.7の提供が開始
March 13, 2024
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョンであるOpenSSH 9.7が公開されています。
将来廃止される機能の告知も行われており、2025年初頭にDSA署名アルゴリズムに対するサポートを取りやめる予定であることが案内されています。
DSA鍵のサポートをコンパイル時に選択できるようになっているOpenSSH 9.7ではDSAのサポートが初期状態で有効になっていますが、次回更新時にはコンパイル時にDSAのサポートが初期状態で無効となる予定であるとのことです。
[参考]OpenSSH 9.7p1 がリリースされました(春山征吾のBlog)
Apache Tomcat 8.5.99、9.0.86および10.1.19ではセキュリティ脆弱性が修正済み
March 14, 2024
2024年2月に公開されたApache Tomcat 8.5.99、Apache Tomcat 9.0.86およびApache Tomcat 10.1.19ではセキュリティ脆弱性が修正されています。
Apache Tomcat 8.5.99、Apache Tomcat 9.0.86およびApache Tomcat 10.1.19では、サーバー側がWebSocket接続を中断した場合にクライアントがWebSocket接続のクローズを完了できずリソースを消費する問題(CVE-2024-23672)と、HTTP/2リクエストの処理中にリクエストがヘッダーに設定された制限を超えるとすべてのヘッダーが処理されるまで関連するHTTP/2ストリームがリセットされない問題(CVE-2024-24549)が修正されています。
なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.19ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.3.2)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。
[関連]JVNVU#99626420: Apache Tomcatにおける複数のサービス運用妨害(DoS)の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
Contact Form 7 5.9.2が公開
March 15, 2024
Contact Form 7 5.9.2が公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。Contact Form 7 5.9.2では、反射型クロスサイトスクリプティング脆弱性が修正されているため、直ちにバージョン5.9.2への更新が必要です。
なお、Contact Form 7 5.8においてWordPressとPHPに関する新しいサポート方針が導入されており、Contact Form 7 5.9.2の動作にはPHP 7.4以降かつWordPress 6.3以上の環境が必要です。
[関連]WordPress と PHP のサポート方針について(Contact Form 7)
PHP 8.2.17とPHP 8.3.4が公開
March 18, 2024
PHP 8.2.17とPHP 8.3.4が公開されています。
PHP 8.2.17およびPHP 8.3.4では不具合の修正が行われています。PHP 8.0系統の公式セキュリティサポートは2023年11月に終了しており、今後はバージョン8.1系列以降に更新することが推奨される状況になっています。
なお、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日まで、PHP 8.3は2026年11月23日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。PHPはバージョン8.4系統の開発も進められており、現在のところ2024年11月下旬にPHP 8.4が公開される予定となっています。
LibreSSL 3.8.3が公開
March 19, 2024
LibreSSL 3.8.3が2024年3月上旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークされたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。ARM版Windowsで異常終了する問題が修正されているLibreSSL 3.8.3の公開と同時に、LibreSSL 3.9.0も開発版として公開されています。
なお、LibreSSLは約半年ごとに新しいバージョンの安定版がリリースされ、1年間更新が行われるスケジュールになっています。
Contact Form 7 5.9.3が公開
March 21, 2024
Contact Form 7 5.9.3が公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。いくつかの不具合の修正や改善が行われているContact Form 7 5.9.3では、フォーム送信時に内部的に配列値への型キャスト前に送信された値を確認するようになっています。また、Listoとの連携時において、内部処理でロケールを指定する前にコンタクトフォームの存在を確認するようになっています。
Contact Form 7 5.8においてWordPressとPHPに関する新しいサポート方針が導入されており、Contact Form 7 5.9.3の動作にはPHP 7.4以降かつWordPress 6.3以上の環境が必要です。
[関連]WordPress と PHP のサポート方針について(Contact Form 7)、Contact Form 7 5.9.2が公開(FAMLog)
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3.1)の新機能:HTTPS トンネリング
March 22, 2024
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3.1)では、HTTPS トンネリングを使用してClaris FileMaker ProとClaris FileMaker Server間の通信ができるようになっています。
5003番ポートではなく標準の443番ポートを経由した通信になるため、既存のファイアウォールルールとの互換性を維持でき、別途ポートを開ける必要がなくなります。
HTTPS トンネリングはプレビュー機能として搭載されています。この機能を利用するには、Ubuntu 22.04 LTS上にインストールされたFileMaker Serverが必要です。さらに、有効なSSLサーバー証明書がFileMaker Serverにインストールされている場合にのみ機能するようになっています。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker 2023 (バージョン 20.3) の新機能をご覧ください。(Claris ナレッジベース)、FileMaker Pro と FileMaker Server 間で HTTPS トンネリングを使用する(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Cloud 2.20.1.5の提供が開始
March 25, 2024
Claris FileMaker Cloud 2.20.1.5の提供が開始されています。
FileMaker Cloudは、Claris FileMakerで個別のビジネス課題を解決するツールセットを構築・運用できる、Claris純正クラウドサービスです。FileMaker Cloud 2.20.1.5では、Admin Consoleの[バックアップ]でバックアップをダウンロードできるようになっています。Admin Consoleの [バックアップ]>[削除されたファイル]で、削除されたファイルの暗号化パスワードを復元して表示することもできます。
FileMaker Cloud 2.20は、Claris FileMaker 19.4.2、19.5、19.6.3および20のクライアントと互換性(相互運用性)があります。
[関連]FileMaker Cloud リリースノート(Claris)、Claris FileMaker 2023 動作環境(Claris ナレッジベース)
macOS Sonoma 14.4.1の提供が開始
March 26, 2024
macOS Sonoma 14.4.1の提供が開始されています。
Javaを含むアプリが突然終了することがある問題が修正されているmacOS Sonoma 14.4.1ではCoreMediaおよびWebRTCのセキュリティ脆弱性(CVE-2024-1580)が修正されています。macOS Sonomaに対応しているMacは、iMac(2019以降)、iMac Pro(2017)、MacBook Air(2018以降)、MacBook Pro(2018以降)、Mac Pro(2019以降)、Mac Studio(2022以降)およびMac mini(2018以降)です。
Claris ナレッジベースによると、Claris FileMaker Pro 2023(20.2)およびClaris FileMaker Pro 2023(20.3)はmacOS Sonomaと互換性があるとのことです。FileMaker Pro 2023(20.3)でmacOS Sonomaとの互換性に関する既知の問題が一部修正されていましたが、一部は未解決のままとなっています。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 20.3.2、Claris FileMaker Server 20.3.2およびClaris FileMaker Server 19.6.4の提供が開始(FAMLog)
(2024-03-29追記:「macOS Sonoma 14.4.1では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています」を「macOS Sonoma 14.4.1ではCoreMediaおよびWebRTCのセキュリティ脆弱性(CVE-2024-1580)が修正されています」に変更しました。)
Safari 17.4.1の提供が開始
March 27, 2024
AppleからSafari 17.4.1の提供が開始されています。
Appleが開発および提供しているWebブラウザーであるSafariのバージョン17.4.1ではWebRTCのセキュリティ脆弱性(CVE-2024-1580)が修正されています。macOS MontereyおよびmacOS Ventura向けに配布されているSafari 17.4.1はmacOS Sonoma 14.4.1にも搭載されています。
なお、macOS Big Sur用のSafari 17が提供されていないことから、macOS Monterey以降にバージョンアップすることが推奨される状況になっています。
[関連]macOS Sonoma 14.4.1の提供が開始(FAMLog)
macOS Ventura 13.6.6の提供が開始
March 28, 2024
macOS Ventura 13.6.6の提供が開始されています。
macOS Ventura 13.6.6ではCoreMediaおよびWebRTCのセキュリティ脆弱性(CVE-2024-1580)が修正されています。
なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.6.1以降でmacOS Venturaでのインストールがサポートされるようになっています。
[関連]macOS Sonoma 14.4.1の提供が開始(FAMLog)、Safari 17.4.1の提供が開始(FAMLog)
iOS 17.4.1およびiPadOS 17.4.1の提供が開始
March 29, 2024
iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 17.4.1と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 17.4.1の提供が開始されています。
iOS 17.4.1およびiPadOS 17.4.1では、CoreMediaおよびWebRTCのセキュリティ脆弱性(CVE-2024-1580)が修正されています。
なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作します。
[関連]macOS Sonoma 14.4.1の提供が開始(FAMLog)、macOS Ventura 13.6.6の提供が開始(FAMLog)、Safari 17.4.1の提供が開始(FAMLog)