FAMLog
FileMaker WebDirectとGet(システムバージョン)関数
February 13, 2015
FileMaker ProのGet(システムバージョン)関数は、通常現在のオペレーティングシステムのバージョンを返しますが、FileMaker WebDirectの場合は「<オペレーティングシステムまたはデバイス> <Web ブラウザー名> <ブラウザーバージョン>」という形式の文字列を返します(例:「iPad Safari 8.0」)。
FileMaker Server 13.0v5のFileMaker WebDirectでは、オペレーティングシステムまたはデバイスについては、FileMaker WebDirectにアクセスしているWebクライアントのOSまたはデバイスの情報を返します。
・「Win」:Windowsの場合
・「Mac」:OS Xの場合
・「Linux」:Linuxの場合
・「iPad」:iPadの場合
・「iPhone」:iPhoneの場合
・「iPod」:iPodの場合
・「Other」:上記以外の場合(Android等)
ブラウザーバージョンについては、FileMaker WebDirectにアクセスしているWebブラウザーのバージョンを返します。また、Webブラウザーについては下記の値を返します。
・「Safari」:Safariの場合
・「IE」:Internet Explorerの場合
・「Chrome」:Google ChromeもしくはOpera(Chromiumベース)の場合
・「Firefox」:Firefoxの場合
・「Other」:上記以外の場合
[関連]Get(システムバージョン)関数とOS X Yosemite(FAMLog)
FileMaker Proで今後廃止されるAPI、技術または機能
February 09, 2015
ファイルメーカー社が、2013年12月にFileMaker Pro 13で非推奨になった機能についてFileMaker ナレッジベースで案内していましたが、FileMaker Pro 13v4 アップデータ公開時(2014年11月)にその内容を一部更新しています。
FileMaker Pro 13において非推奨となり今後廃止される予定の機能一覧は下記の通りです(2015年2月現在)。
・「QuickTime を挿入」コマンドを使用したQuickTimeメディアファイルタイプのオブジェクトフィールドへの挿入のサポート
・レコードをPDFとして保存する場合([ファイル]メニュー > [レコードの保存/送信] > [PDF...]を選択、または[レコードを PDF として保存]スクリプトステップ使用した場合)のAcrobat 5とAcrobat 6の互換性のサポート
・ビットマップフォントのサポート
・WindowsにおけるQuickTimeのサポート
・OS Xにおける「サウンドを挿入」コマンドを使用して録音されたサウンド再生のサポート
・OS XにおけるBentoデータのサポート
・一部レイアウトテーマのサポート(詳細はFileMaker ナレッジベースを参照)
上記の内容はFileMaker Pro 13の次バージョンから削除される可能性があるため、別のAPI、技術または製品の代替機能を使用するようにソリューションを移行することが推奨されています。
[関連]FileMaker Pro 13で非推奨になった機能(FAMLog)
FileMaker Developer Conference 2015の参加登録受付開始
February 04, 2015
ファイルメーカー社が、2015年7月20日から7月23日まで米国ネバダ州ラスベガスにあるザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガスにて開催される「FileMaker Developer Conference 2015」の参加登録受付を開始したと発表しています。
今年で20回目を迎えるFileMaker Developer Conferenceは、システム開発会社やユーザー企業のFileMaker開発技術者が世界中から一堂に会する大規模なイベントで、毎年開催されています。有償でカンファレンスに出席する参加者は特典として、FileMaker Pro 13 Advancedを受け取れます。
なお、2015年3月31日までに参加登録を完了すると特別早期割引が適用され、参加登録料の通常価格から72,000円の割引が提供され、118,000円で申し込むことができるとのことです。
FileMaker Pro 13v5 アップデータが公開
January 29, 2015
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 13 および FileMaker Pro 13 Advanced v5 アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 13またはFileMaker Pro 13 Advancedをバージョン13.0v5に更新するものです。バージョン13.0v5では、OS Xにおいてファイアウォール有効時にFileMaker Pro 13.0v4またはFileMaker Pro 13.0v4 Advancedを開くたびにFileMaker Proでネットワーク受信接続を許可するかどうかを尋ねるシステムメッセージが表示される問題が解決されています。
また、[フィールド指定]ダイアログボックスで選択したフィールドを表示するために利用者がスクロールする必要のある問題等も修正されています。
FileMaker Technical NetworkがFileMaker Communityとしてリニューアル
January 28, 2015
ファイルメーカー社が、FileMakerユーザー向けオンラインコミュニティ「FileMaker Community」にて、iPad、iPhone、Windows、Mac、Web向けのカスタム・ビジネスソリューションを構築・展開・運用する方法に関する情報やリソースを無料で提供すると発表しています。
FileMaker Communityは、以前にFileMaker Technical Networkとして知られていた会員向けサービスを刷新したものです。これまでTechNetメンバーのみがアクセス可能だった技術文書、サンプルやツールといった情報がすべて一般に公開され、会員登録しなくても、情報の検索や閲覧、リソースのダウンロードが可能になっています。
なお、新しいオンラインコミュニティの公開と併せて、ファイルメーカー株式会社日本語オフィシャルWebサイトのURLがhttp://www.filemaker.com/jpに変更になっています。
INTER-Mediator 4.7が公開
January 27, 2015
HTMLへの属性追加と設定ファイルを作成するだけで、データベースを利用したWebアプリケーションを開発できるフレームワーク「INTER-Mediator 4.7」が公開されています。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。
バージョン4.7では、論理削除がサポートされ、FileMaker Serverのポータルアクセスモードが高速化されています。その他、media-root-dirキーによるメディアアクセスもしくはファイルアップロードコンポーネントを利用している場合に影響を受ける可能性があるセキュリティ関連の修正も行われています。
第18回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
January 26, 2015
2015年2月28日(土)午前10時より「第18回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-Mediator、FMAngular、Rfm、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/18
ScriptMaster 4.32が公開
January 15, 2015
360WorksがFileMakerプラグインであるScriptMasterの新バージョン「ScriptMaster 4.32」を2014年12月中旬に公開しています。
ScriptMasterは、Javaプラットフォーム用のスクリプト言語であるGroovyを使用してScriptMasterのモジュールを記述することにより、FileMaker Proでさまざまな機能拡張を行うことができるプラグインです。
バージョン4.32では、FileMaker Server 13で利用可能な[サーバー上のスクリプト実行]スクリプトステップおよび64bit環境での運用に全面的に対応し、Windows Server 2012がサポートされるようになっています。
OS X版FileMaker Server 13に含まれるTomcatのバージョンを確認する
January 14, 2015
Apache Tomcatに含まれるversion.shスクリプトを使用することで、OS X版のFileMaker Server 13に同梱されているTomcatのバージョンを確認できます。
FileMaker Server 13.0v5がインストールされているOS X Yosemite v10.10.1ではバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ sudo sh "/Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/bin/version.sh"
(実際には1行で入力します)
[実行結果]
java version "1.7.0_71" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_71-b14) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 24.71-b01, mixed mode)
Using CATALINA_BASE: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat
Using CATALINA_HOME: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/temp
Using JRE_HOME: /Library/Internet Plug-Ins/JavaAppletPlugin.plugin/Contents/Home
Using CLASSPATH: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/bin/bootstrap.jar:/Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/bin/tomcat-juli.jar
Server version: Apache Tomcat/7.0.55
Server built: Jul 18 2014 05:34:04
Server number: 7.0.55.0
OS Name: Mac OS X
OS Version: 10.10.1
Architecture: x86_64
JVM Version: 1.7.0_71-b14
JVM Vendor: Oracle Corporation
現時点におけるFileMaker Serverの最新バージョンはバージョン13.0v5です。FileMaker Server 12ではTomcat 6.0系列が使用されていましたが、FileMaker Server 13.0v5にはTomcat 7.0.55が同梱されています。
[関連]Mac版FileMaker Server 12に含まれるTomcatのバージョンを確認する(FAMLog)
FileMaker WebDirectとGet(システムプラットフォーム)関数
January 06, 2015
FileMaker Proの「Get(システムプラットフォーム)関数」は、現在のプラットフォームを示す数値を返します。
この関数の戻り値は下記のようになります。
・「1」:プラットフォームがOS Xの場合
・「-2」:プラットフォームがWindowsの場合
・「3」:プラットフォームがiOSの場合
・「4」:プラットフォームがFileMaker WebDirectの場合
FileMaker WebDirectでGet(システムプラットフォーム)関数を実行すると、この関数の戻り値は「4」となります。
[関連]FileMaker GoとGet(システムプラットフォーム)関数(FAMLog)