FAMLog
FileMaker Server 11の変更点 (6)
July 08, 2011
FileMaker Server 11では、データベースの使用状況で確認できる統計データに、ホストされている各ファイルに関連するテンポラリファイルのI/O 統計データも収集されるようになっています。
これにより、旧バージョンと比較して、より正確にデータベースサーバーの使用状況が反映されるようになっています。
なお、バックアップファイルやインポート・エクスポートのスクリプトステップで使用されるファイルに関しては統計情報には含まれていないため、その点を考慮しておく必要があります。
[関連]FileMaker Server 11 での細かな動作変更(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Server 11の変更点 (5)
July 07, 2011
FileMaker Server 11では、バックアップフォルダや追加データベースフォルダの検証機能が強化され、混乱を回避するための制限が新たに設けられています。
バージョン11では、追加データベースフォルダにデフォルトデータベースフォルダ(Macの場合は「/Library/FileMaker Server/Data/Databases/」)の親フォルダまたは子フォルダを指定することができなくなっています。親フォルダや子フォルダを指定して[検証]ボタンを押すと、「無効なパス」と表示されます。
バックアップフォルダについても同様で、バックアップフォルダの親フォルダまたは子フォルダを指定することはできません。
FileMaker Server 11の変更点 (4)
July 06, 2011
FileMaker Server 11では、視覚的にFileMaker ServerとFileMaker Server Advancedを判別できるようにAdmin Console内での表示がいくつか変更されています。
Admin Consoleの[一般設定]ペインにある[サーバ情報]タブにおいて、Advanced版の場合には製品名として「FileMaker Server 11 Advanced」の文字列が表示されるようになっています。
また、[表示]メニューの[管理]や[構成]を選択して表示される画面や、アプリケーションメニューの[FMS11-(サーバー名) について]メニュー項目を選択すると表示されるダイアログボックス内に、Advanced版の場合にはFileMaker Server 11 Advancedを示す黒地の画像が表示されるようになっています。
第71回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
July 04, 2011
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2011年6月11日に行われた第71回のイベントレポートが追加されており、FileMakerにおける集計、および条件判定と論理値に関する情報などが紹介されています。
次回は「『集計』についてしつこく掘り下げる 打ち止め編」と「FileMakerでDrag & Dropしてみる」というテーマで2011年7月9日(土)19:00-20:30に同イベントが開催される予定になっています。
Mac版FileMaker Server 11に含まれるTomcatのバージョンを確認する
June 30, 2011
Tomcat 5に含まれるversion.shスクリプトを使用することで、Mac版のFileMaker Serverに同梱されているTomcatのバージョンを確認できます。
FileMaker Server 11v3がインストールされているMac OS X v10.6.8ではバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ sh "/Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/bin/version.sh"
(実際には1行で入力します)
[実行結果]
Using CATALINA_BASE: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat
Using CATALINA_HOME: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/temp
Using JRE_HOME: /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.5/Home
Using CLASSPATH: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/bin/bootstrap.jar
Server version: Apache Tomcat/5.5.33
Server built: Feb 8 2011 05:13:31
Server number: 5.5.33.0
OS Name: Mac OS X
OS Version: 10.6.8
Architecture: x86_64
JVM Version: 1.6.0_26-b03-384-10M3425
JVM Vendor: Apple Inc.
なお、現時点におけるFileMaker Serverの最新バージョンはバージョン11.0v3であり、FileMaker Server 11v3に同梱されているTomcatのバージョンはTomcat 5.5系列において最新のバージョン5.5.33です。
(2011/07/02追記:「最新のバージョン5.5.33」という表記を「Tomcat 5.5系列において最新のバージョン5.5.33」に変更しました。2011年6月現在、Tomcatの最新安定版はバージョン7.0.16です。)
FileMaker Go 1.2の新機能:簡体字中国語をサポート
June 27, 2011
FileMaker Go 1.2では、アプリケーション言語として簡体字中国語が新たにサポートされています。
従来の英語、日本語、フランス語、イタリア語、ドイツ語およびスペイン語に加えて、バージョン1.2.1で簡体字中国語に新たに対応したことで計7言語に対応しています。
その他の言語に関しては、メニューリストやコマンドは英語で表示されますが、他の言語で作成されたFileMaker Proデータベースをサポートしています。
FileMaker Go 1.2の新機能:レコードロック時のメッセージ送信
June 22, 2011
FileMaker Go 1.2では、共有データベース上のロックされているレコードにアクセスしたときに、そのレコードを使用しているユーザーにメッセージを送信できるようになっています。
他のユーザーが編集している最中のレコードを編集しようとしたときに、現在レコードを編集しているユーザーにメッセージを送信するか確認するダイアログボックスが表示されます。
iOSのガイドラインに従っているためにユーザーインターフェースは異なりますが、機能および操作感覚はFileMaker Proの場合と特に変わりありません。
FileMaker Goのバージョン1.2.2が登場
June 17, 2011
FileMaker Go for iPadとFileMaker Go for iPhoneがそれぞれバージョン1.2.2にアップデートされています。
バージョン1.2.2では、[カスタムダイアログを表示]スクリプトステップで入力フィールドにデータを入力するとクラッシュする問題や、[ウインドウの固定]スクリプトステップを使用すると印刷したときにFileMaker グラフおよびWeb ビューアが表示されなくなる問題などが解決されています。
FileMaker Go for iPhoneの価格は2,300円、FileMaker Go for iPadの価格は4,600円で、それぞれiTunes App Storeで購入できます。すでに購入済みの場合には無料でバージョン1.2.2にアップデートできます。
FileMaker Go 1.2の新機能:AirPrintのサポート
June 16, 2011
FileMaker Go 1.2では、AirPrintに対応することでiOS互換プリンターでの印刷が新たにサポートされています。
iOS 4.2で追加されたAirPrintに対応したことで、FileMaker Goを使用してiPhoneやiPadから直接印刷できるようになっています。さらに、印刷から直接PDFファイルへの保存もサポートされています。
FileMaker Goでは、[印刷]スクリプトステップの[ダイアログなしで実行]オプションはサポートされていません。また、[印刷設定]スクリプトステップでは、ダイアログは表示されず、スクリプトステップに保存されている設定が適用されるようになっています。
「FileMaker Pro 11 + FTS 特別パッケージ」が数量限定で発売
June 15, 2011
ファイルメーカー社が、キャンペーン製品「FileMaker Pro 11 + FileMaker Training Series (FTS) 特別パッケージ」を数量限定で2011年6月13日より発売すると発表しています。
本キャンペーン製品には、FileMaker Pro 11の通常パッケージ製品(通常希望小売価格:39,900円)に、FileMaker公式トレーニングカリキュラム教材であるFileMaker Training Seriesの日本語版(通常希望小売価格:12,600円)がバンドルされており、FileMaker Pro 11の通常パッケージ製品単体と同じ、39,900円(希望小売価格)で提供されます。
FileMaker Training Seriesは、FileMakerソリューション開発における必要な知識を総合的に習得できる13のモジュールから構成されており、昨年発売されたiPhoneおよびiPad向けアプリケーションであるFileMaker Goをトピックとするモジュールも含まれています。