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FileMaker Server 8v4 アップデータ

July 12, 2006

ファイルメーカー社が「FileMaker Server 8v4 アップデータ」を配布しています。

このアップデータは、FileMaker Server 8をバージョン8.0v4に更新するもので、FileMaker Server 8.0v1、8.0v2および8.0v3を対象としています。なお、Mac版のアップデータは、PowerPCベースのMac用アップデータとなっています。

FileMaker Server 8.0v4では、 使用状況ログを有効にするとFileMaker Serverが予期せず終了する問題や、FileMaker Serverを停止する際の安定性に関わる問題など、数多くの問題が解決されています。

このアップデータを適用する前に、あらかじめFileMaker ServerとFileMaker Server Helper、およびFileMaker Server Adminを終了させておく必要があります。アップデート方法や変更点の詳細については、アップデータに含まれるドキュメント「FMS アップデートお読みください.pdf」に記載されています。

(2007/01/08追記:リンク先のURLを変更しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 8.5 & FileMaker Pro 8.5 Advanced

July 11, 2006

FileMaker, Inc.が「FileMaker Pro 8.5」と「FileMaker Pro 8.5 Advanced」を発表しています(日本語訳)。

米国では「FileMaker Pro 8.5」および「FileMaker Pro 8.5 Advanced」の販売がすでに開始されており、同時に「FileMaker Server 8v4 アップデータ」と「FileMaker Server 8v4 Advanced Web公開エンジンアップデータ」の配布が開始されています

バージョン8.5では「Webビューア」が新機能として追加されていて、Mac版ではFileMaker Pro 8.5、FileMaker Pro 8.5 Advanced、FileMaker Server 8.0v4、およびFileMaker Server 8.0v4 Advancedを含む新製品ラインが、新たにユニバーサルアプリケーションとしてIntelベースのMacに対応しています。ただし、ユニバーサルアプリケーション版のFileMaker ServerおよびFileMaker Server Advancedを入手するにはCD($49)を購入する必要があるため、無償アップデートではありません。

今回発表された製品について、日本市場での発売、仕様、価格等について現時点では詳細は未定ですが、90日以内に発売される計画となっているそうです。

(2006/07/14追記:FileMaker ServerおよびWeb公開エンジンのアップデータの部分にリンクを設定しました。)

Tag: FileMaker

第13回「FileMaker Fun Night!」イベントレポート

July 10, 2006

セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。

2006年7月8日に行われた第13回のイベントレポートが追加されており、FileMaker 7から大きく変わったアクセス権を活用した開発事例について紹介されています。

次回は、「夏休みデベコン報告Special!」というテーマで、2006年8月26日(土)18:00-19:00に同イベントが開催される予定になっています。

(2007/01/07追記:リンク先のURLを一部変更しました。)

(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

fmsadminコマンドの活用 (5)

July 07, 2006

FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)で任意のタスクスケジュールを実行できます。

fmsadminコマンドを使ってスケジュールを手動で実行するには、RUNコマンドを使用し、引数にスケジュールIDを指定します。

(使用例)
$ fmsadmin run schedule 1

なお、スケジュールとID番号の一覧を取得するには、fmsadminコマンドのLISTコマンドを使用します。

Tag: FileMaker

fmsadminコマンドの活用 (4)

July 06, 2006

FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)でタスクスケジュールの一覧を確認できます。

fmsadminコマンドを使ってスケジュールの一覧を確認するには、LISTコマンドを使用して引数にSCHEDULESを指定します。

(使用例)
$ fmsadmin list schedules

これにより、スケジュールIDとスケジュール名、タスクスケジュールの種類、前回スケジュールが実行された日時、次回のスケジュール実行予定の日時もしくはスケジュールの状態を確認することができます。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 8で設定できるタスクスケジュール

July 04, 2006

FileMaker Server 8(およびFileMaker Server 7)では、FileMaker Server Adminを使用して、次の3種類のタスクスケジュールを定義できます。

・ホストされたデータベースのバックアップ
・シェルスクリプト(Mac)またはコマンドファイル(Windows)の実行
・データベースに接続しているクライアントへのメッセージの送信

新しいタスクスケジュールはデフォルトで有効になり、設定した曜日、時刻および間隔で定期的に自動実行されます。

FileMaker Server 8(およびFileMaker Server 7)では、最大で50のスケジュールを定義することができます。重なり合うスケジュールを設定した場合は、最初のタスクが開始され、次のタスクはキューに入れられます。最初のタスクが完了すると、次のタスクが開始されます。

Tag: FileMaker

KP-Backup 1.0.2 アップデート

June 30, 2006

株式会社キー・プランニングが「KP-Backup 1.0.2 アップデート」を公開しています。

KP-BackupはFileMaker Serverの標準機能では実現できない機能を提供するバックアップソフトウェアであり、価格は税込13,440円です。

Windows版およびMac OS X版が共にアップデートされ、FileMaker Server 7/8がpauseおよびresumeコマンドの引数でOS標準のパス書式を理解しない点に対応し、データベースの一時停止に失敗してもバックアップ処理を実行してしまう場合がある不具合が修正されています。

Mac OS X版では、Java 2 Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 4がインストールされた環境に対応し、さらにUniversal Binary対応を果たしているとのことです。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 8のデフォルトバックアップフォルダ

June 26, 2006

FileMaker Server 8では、[データベースのバックアップ]タスクスケジュールが実行されると、ホストされているデータベースファイルは通常下記のフォルダ内にバックアップされます。

(Mac版)
/Library/FileMaker Server/Data/Backups/

(Windows版)
\Program Files\FileMaker\FileMaker Server\Data\Backups\

FileMaker Server Admin ツールを使用すれば、上記のデフォルトバックアップフォルダのパスを指定、変更することができます。パスは、FileMaker独自の形式で指定し、「filemac:/」もしくは「filewin:/」で始まりスラッシュ(/)で終わるようにしなければなりません。

(指定例)
filemac:/Macintosh HD/Library/FileMaker Server/Data/Backups/
filewin:/C:/Program Files/FileMaker/FileMaker Server/Data/Backups/

なお、デフォルトデータベースフォルダ、およびそのサブフォルダにあるデータベースは、FileMaker Serverの起動時にすべて自動的に開かれるため、デフォルトバックアップフォルダのパスとしてそれらのフォルダを使用しないように注意する必要があります。

[関連]FileMaker Server 8のデフォルトデータベースフォルダ

Tag: FileMaker

fmsadminコマンドの活用 (3)

June 23, 2006

FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)でホストされているデータベースファイルをバックアップすることができます。

fmsadminコマンドを使って、ホストされているデータベースファイルをバックアップするには、BACKUPコマンドを使用します。データベースファイルが開かれている状態でもバックアップが可能であり、クライアントによるファイルの使用を妨げることなく、ライブバックアップを実行することができます。

(構文)
fmsadmin BACKUP [FILE...] [PATH...] [options]

(使用例)
$ fmsadmin backup
$ fmsadmin backup DATABASENAME
$ fmsadmin backup -d "filemac:/Macintosh HD/Library/FileMaker Server/Data/Backups/"

パスを指定しなかった場合には、データベースはデフォルトバックアップフォルダにバックアップされます。また、ファイルを指定しなかった場合、ホストされているデータベースがすべてバックアップされます。

オプションには「-d」もしくは「--dest」を指定することができます。このオプションを利用すると、指定したパスにデータベースをバックアップします。指定したパスが存在しない場合は、通常FileMaker Serverによってフォルダが作成されることになります。

Tag: FileMaker

-lay.responseクエリー引数

June 22, 2006

-lay.responseクエリー引数は、FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開において、リクエストの処理に使用するレイアウトとは異なるレイアウトを利用して応答データを出力させる場合に使用します。

(使用例)
-db=employees&-lay=Budget&Salary=100000&Salary.op=gt&-find&-lay.response=ExecList

例えば、ある特定のフィールド(上記例では「Salary」フィールド)を検索対象にしたいが、そのフィールドのデータを出力する必要がない場合などに使用できます。ソーステーブルが違うレイアウトでも指定することは一応可能ですが、-lay.responseクエリー引数による処理が発生するまでにどこかでエラーが発生すると、途中で処理が中断され、-lay.responseクエリー引数の指定が無効になってしまいます。通常は、ソーステーブルが同じレイアウトを指定するとよいでしょう。

-lay.response引数が含まれていない場合は、リクエストの処理時も、応答の処理時も、-layクエリー引数で指定されているレイアウトが使用されます。ただし、意図しないレイアウトが指定されることを防止するために、常に-lay.responseクエリー引数の値を指定するようにしておくことが大事です。

Tag: FileMaker

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