FAMLog


FileMaker 8 カスタムWeb公開の新機能と改善点 (2)

May 01, 2006

FileMaker Server 8 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開では、XSLTスタイルシートにおいてJavaScriptで独自の拡張関数を作成できるようになっています。

FileMaker Server 8 Advancedをインストールすると、この新機能に関連する2つのJavaライブラリ(bsf.jarとjs.jar)も同時にインストールされます。これにより、Web公開エンジンに含まれるXSLTプロセッサーに、スクリプト言語のサーバーサイド処理機能が組み込まれることになり、JavaScriptを使って、XSLTスタイルシートから直接呼び出せる、独自の拡張関数を開発することができます。

FileMaker Server 7 Advancedでも上記のライブラリファイルを追加することによりJavaScriptで独自の拡張関数を作成できましたが、バージョン8では標準でこの拡張機能がサポートされるようになりました。

[関連]Extending the functionality of FileMaker Server 7 Advanced(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 8 5ライセンスパック キャンペーン

April 28, 2006

ファイルメーカー社が、「FileMaker Pro 8 5ライセンスパック」を特別価格159,600円(税込)で提供する「FileMaker Pro 8 5ライセンスパック キャンペーン」を実施しています。

「FileMaker Pro 8 5ライセンスパック」は、4本分の値段で5本分のFileMaker Pro 8を購入できるキャンペーン製品です。期間限定のキャンペーンであり、実施期間は2006年4月28日から2006年8月31日までとなっています。

このキャンペーン製品は、販売店およびFileMaker Storeにおいて誰でも購入することが可能です。

Tag: FileMaker

Mac OS X版KP-Backup 1.0とJ2SE 5.0 Release 4

April 27, 2006

株式会社キー・プランニングが、Mac OS X版のKP-Backup 1.0はJava 2 Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 4を適用した環境には対応していないと案内しています。

Java 2 Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 4をインストールすると、J2SE 1.4.2に代わってJ2SE 5.0の環境が優先されるように自動的に設定が変更されるため、アップデートの適用だけで非互換の問題が生じるとのことです。KP-Backup 1.0を利用している場合には、J2SE 5.0 Release 4をインストールしないように注意する必要があります。

KP-Backupは、次回のマイナーアップデートもしくはメジャーアップデートで、J2SE 5.0 Release 4への対応が行われるようです。

[関連]J2SE 5.0 Release 4(FAMLog)

(2006/06/30追記:KP-Backup 1.0.2でJ2SE 5.0 Release 4に対応しています。)

Tag: FileMaker

FileMaker 8v3 アップデータ

April 26, 2006

ファイルメーカー社が、「FileMaker Pro 8v3 アップデータ」と「FileMaker Pro 8v3 Advanced アップデータ」、「FileMaker Server 8v3 アップデータ」、および「FileMaker Server 8v3 Advanced Web公開エンジン アップデータ」の提供を開始しています。

バージョン8.0v3では、バージョン7または8.0v1のクライアントが、バージョン8.0v2のホストに接続している場合に、非保存の計算フィールドに対して検索を実行するとレコードセット全体が返されてしまう問題が解決されています。

なお、FileMaker Pro 8v3およびFileMaker Pro 8v3 AdvancedをFileMaker Server 8と組み合せて日本語を使用する場合には、FileMaker Server 8を必ずFileMaker Server 8v3にアップデートする必要があります。

(2007/01/08追記:リンク先のURLを変更しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker 8 カスタムWeb公開の新機能と改善点 (1)

April 24, 2006

FileMaker Server 8 AdvancedのカスタムWeb公開では、FileMakerのスクリプトに引数を渡すことができるようになり、そのためのクエリー引数が新たに3つ追加されています。

バージョン8で追加されたクエリー引数一覧は下記の通りです。

・-script.param
・-script.prefind.param
・-script.presort.param

-script.paramクエリー引数は、-scriptクエリー引数で指定されたスクリプトに引数を渡すために使用します。

検索する前に引数をスクリプトに渡す-script.prefind.paramクエリー引数は、-script.prefindクエリー引数で指定されたスクリプトに引数を渡すために使用します。

ソートする前に引数をスクリプトに渡す-script.presort.paramクエリー引数は、-script.presortクエリー引数で指定されたスクリプトに引数を渡するために使用します。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 8の新機能と改善点 (3)

April 21, 2006

FileMaker Server 8では、バージョン8で追加された新しい関数やスクリプトステップ、検索パターンなど、FileMaker Pro 8の新機能をサポートしています。

FileMaker Server 7ではバージョン8の新機能はサポートされていないため、FileMaker Serverのクライアントとして、FileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedを最大限に活用するためには、FileMaker Server 8が必要になります。

なお、一部注意点がありますが、FileMaker 8とFileMaker 7のクライアントをネットワーク上で混在させて使用することも可能です。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 8の新機能と改善点 (2)

April 18, 2006

FileMaker Server 8では、データベースエンジンが改良および最適化されており、各種処理のパフォーマンスが向上しています。

FileMaker Server 8は、FileMaker Server 7よりも高速にデータを検索、追加、削除および編集するように設計された強力なデータベースエンジンを備えています。ファイルメーカー社のWebサイトでは、WindowsとMacの両方のプラットフォームでの、FileMaker Server 7v3とFileMaker Server 8のベンチマークテストの結果に関するページも公開されていて、パフォーマンス向上に関する参考資料を確認することができます。

バージョン8でFileMaker Serverの処理が高速化することで、Web公開機能もその高速化の恩恵を受けることができます。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 8の新機能と改善点 (1)

April 17, 2006

FileMaker Server 8では、ファイルの一貫性をチェックする機能が新機能として追加されています。

バージョン8のFileMaker製品で開いたことのないデータベースファイルや、正常に終了処理がされなかったデータベースファイルをFileMaker Server 8で開く際に、ファイルの一貫性チェック機能が自動的に実行され、イベントログにチェックの結果が記録されます。FileMaker Server Adminで「一貫性チェックなしでファイルを開く」設定にしていればこのチェック機能は働きませんが、通常この機能は有効になっています。

なお、データベースが壊れている可能性がある場合には、そのデータベースファイルをFileMaker Server 8で開くことができません。その場合には、FileMaker Pro 8の[修復]コマンドを使用してデータベースを修復する必要があります。

Tag: FileMaker

FileMaker 8 インスタントWeb公開の新機能と改善点 (6)

April 13, 2006

FileMaker 8のインスタントWeb公開機能では、FileMakerのレイアウトで定義されているタブ順の設定が反映されるようになっています。

バージョン8では、内部的にHTMLのtabindex属性が使われることで、Webブラウザーにおいても、フィールドを移動する際のタブ順設定が反映されるようになりました。

ボタンおよびタブコントロールもタブで移動することが一応可能ですが、インスタントWeb公開では、WindowsのInternet Explorer 6.0でのみ使用可能であり、その他のWebブラウザーではこの機能がサポートされていません。また、Windows版Internet Explorerを使用しても、FileMakerのレイアウトで定義した順番が、ボタンおよびタブコントロールにも反映されるわけではないという制限事項があります。

その他にも、フィールドへの入力が禁止されていない限り、タブ順から除外したフィールドにも移動できることや、ステータスエリアもタブ順に含まれるため、ステータスエリアを使用できないようにする必要が生じる場合もある、などといった注意点があります。

Tag: FileMaker

第9回「FileMaker Fun Night!」イベントレポート

April 11, 2006

セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。

2006年4月8日に行われた第9回のイベントレポートが追加されており、リレーションシップやFileMaker Server利用時のグローバルフィールドに関する話題を中心として、FileMakerでデータベース構築を行う際の定番的な落とし穴とその回避方法が紹介されています。

次回は、「開発事例シリーズ2 よくある業務系」というテーマで、2006年5月14日(日)17:00-18:00に同イベントが開催される予定になっています。

(2007/01/07追記:リンク先のURLを一部変更しました。)

(2021/01/20追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

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