FAMLog


FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:名前を付けて XML として保存

August 14, 2019

FileMaker Pro 18 Advancedでは、FileMaker Pro Advancedのデータベースファイルを、スキーマ、レイアウト、スクリプトなどの各部分を表すXML形式として保存できるようになっています。

XMLファイルはテキストであるため、ファイルをGitなどのバージョン管理システムに保存し、各バージョンを比較することが可能です。ファイルのコピーをXMLとして保存するには、[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップもしくは[ツール]メニュー>[名前を付けて XML として保存...]を使用します。なお、当該メニュー項目を使用するには[環境設定]ダイアログボックスの[一般]タブで[高度なツールを使用する]を選択した後にFileMaker Pro Advancedを再起動する必要があります。

上記のXML形式は、ユーザーからのフィードバックを収集するためのプレビュー機能として提供されています。今後のバージョンで大幅に変更される可能性があることから、運用システムでの使用は想定されていないのでその点は注意が必要です。

Tag: FileMaker

FileMaker 18 資格認定試験の日本語版が開始

August 13, 2019

FileMaker 18 プラットフォームに対応した日本語の資格認定試験の提供が開始されています。

FileMaker資格認定は、Claris International Inc.(旧FileMaker, Inc.)によって提供される公式の資格認定です。FileMaker 18 資格認定試験の合格者は、認定証の授与に加え、Webサイトや名刺でFileMaker資格認定ロゴを使用できます。

資格認定試験「Developer Essentials for FileMaker 18」は、ピアソンVUEが提供する世界中の試験会場で、コンピューターを使用して実施されます。日本語のほか英語でも受験でき、受験料は18,000円(税別)です。

[関連]FileMaker, Inc.がClaris International Inc.に社名を変更(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Master Book 中級編(バージョン18対応)

August 09, 2019

FileMaker 18に対応したトレーニング教材「FileMaker Master Book 中級編」が無料でダウンロードできるようになり、冊子版の販売も開始されています。

本書は、FileMaker Pro Advancedでカスタム Appを作成したことがある方が「ネットワーク上で共有されて、複数人が利用するカスタム Appの作成について学ぶこと」を目的としています。FileMaker Master Bookは、中級編だけでなく、6月に発売済みの初級編および今後発売予定の上級編からなる全3部構成となっています。

FileMaker Master Book 中級編の冊子版はFileMaker Storeでは2,800円(税別)で販売されていますが、PDF版であれば無料でPDFファイルをダウンロードできます。

[関連]FileMaker Master Book 初級編(バージョン18対応)(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 18の復元ログフォルダ

August 08, 2019

FileMaker Server 18では、起動復元機能で使用する復元ログは通常下記のフォルダ内に書き込まれます。

(macOS)
/Library/FileMaker Server/Data/Restoration/

(Windows Server)
[ドライブ名]:\Program Files\FileMaker\FileMaker Server\Data\Restoration\

FileMaker Admin APIを使用すれば、復元ログを保存するためのフォルダパスを指定、変更することができます。最適な結果を得るには、復元ログフォルダの場所を別のディスクドライブに変更することが推奨されます。

なお、起動復元はデータベースバックアップの代用にはなりません。ディスクが損傷している場合はFileMaker Serverで起動復元を使用できないのでその点には留意する必要があります。

[関連]FileMaker Server 18の新機能:起動復元

Tag: FileMaker

FileMaker, Inc.がClaris International Inc.に社名を変更

August 07, 2019

FileMaker, Inc.がClaris International Inc.(クラリス インターナショナル インク)に社名を変更したと、ファイルメーカー社が発表しています。

あわせてFileMaker, Inc.の日本法人であるファイルメーカー社も2019年8月20日付けで「クラリス・ジャパン株式会社」(英語表記:Claris Japan, Co., Ltd.) に社名を変更するとのことです。

今回の社名変更に加えて、Stamplay社を買収したことも発表されており、Claris社はStamplayのサービスを統合した新サービスであるClaris Connectの提供を開始する予定であるとのことです。

Tag: FileMaker

fmsadminコマンドでFileMaker Serverの起動復元を無効にする方法

August 06, 2019

FileMaker Server 18で追加された起動復元機能は、初期状態では有効になっていますが、fmsadminコマンドを使用して当該機能を無効または有効にすることができます。

データベースサーバーの再起動が必要ですが、fmsadminコマンドを使って起動復元を無効にするにはSETコマンドを使用します。

[使用例]
$ fmsadmin set serverprefs StartupRestorationEnabled=false

復元ログを作成するプロセスはパフォーマンスに影響する可能性があるため、パフォーマンスに懸念がある場合には無効にすることを検討した方が良いでしょう。なお、FileMaker Admin APIを使用して起動復元機能を無効または有効にすることもできます。

[関連]FileMaker Server 18の新機能:起動復元(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 18の新機能:起動復元

August 05, 2019

FileMaker Server 18には起動復元機能が新たに追加されています。

バージョン18のFileMaker Serverでは、起動復元機能を無効にしていなければ、ハードウェアの障害またはソフトウェアの障害の後でファイルの復元に役立てることができる復元ログを作成するようになっています。ハードウェアまたはソフトウェアがクラッシュした後、ディスクの状態が正常であれば、復元ログを使用してFileMakerファイルを自動的に復元します。

なお、復元ログにはすべての共有データベースのデータが含まれており、各データベースの起動復元を個別に有効または無効にすることはできません。

[関連]起動復元についての白書(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

PHP 7.1.31、PHP 7.2.21およびPHP 7.3.8が公開

August 02, 2019

PHP 7.1.31PHP 7.2.21およびPHP 7.3.8が公開されています。

PHP 7.1.31、PHP 7.2.21およびPHP 7.3.8ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 5.6系統およびPHP 7.0系統の保守は終了しており、PHP 7.1系統の保守は2019年12月に終了する予定となっています。

現時点でのPHPの最新安定バージョンはバージョン7.3.8です。FileMaker Server 18ではPHP 7.1系統が同梱されるようになっていてPHP 5.6系統から変わっているので、バージョンアップの際にはPHPスクリプトを変更・更新する必要が出てくる場合があります。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.1やPHP 7.3等に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。

[関連]FileMaker Server 18でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)

Tag: Apache

FileMaker Server 18.0.2はJavaを非同梱

August 01, 2019

FileMaker Server 18.0.2では、Javaのライセンス変更に伴い、カスタムWeb公開およびFileMaker WebDirectの使用に必要なJava Runtime Environment(JRE)がFileMaker Serverによってインストールされなくなっています。

FileMaker Server 18.0.2を新規にインストールした場合、カスタムWeb公開もしくはFileMaker WebDirectを使用するにはOracle JREまたはOpenJDKのいずれかをインストールする必要があります。なお、Oracle JREを利用する場合にはOracle Java SE Subscriptionをオラクル社から購入する必要があります。

バージョン18.0.2ではAdmin ConsoleでWeb公開エンジンを起動しようとすると、[Java Runtime Environment の使用]ダイアログボックスが表示されるようになっており、Oracle JREまたはOpenJDKのいずれかを一度選択する必要があります。後から使用するJREを変更する手順については特に明記されていないので、JREの選択手順やOpenJDKのインストール方法の詳細についてはFileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。

[関連]FileMaker Server 18.0.2 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 18.0.2 アップデータが公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

CakePHP 2.10.19が公開

July 31, 2019

CakePHP 2.10.19が2019年7月下旬に公開されています。

CakePHP 2.10.19は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであり、PHPUnit 5.2系統との互換性が一部改善されています。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.8.1ですが、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 3.xに対応していないのでご注意ください。

Tag: Apache

このページの上へ