FAMLog
FileMaker Pro 17 Advancedでコピーしたカスタムメニュー情報は他のアプリケーションにXMLとしてペースト可能
January 10, 2019
FileMaker Pro 17 Advancedではカスタムメニューのコピーと貼り付けが可能になりましたが、FileMaker Pro 17 Advancedでコピーしたカスタムメニュー情報は他のアプリケーションにXMLのテキストとして貼り付けて表示することが可能です。
FileMaker Pro Advancedでテーブルやフィールド、スクリプト、スクリプトステップ、カスタム関数、レイアウトオブジェクト、値一覧やテーマをコピーした場合は、クリップボードの内容をXMLに変換できるサードパーティのアプリケーションもしくはプラグインを使わないと他のアプリケーションにXMLを貼り付けることができませんが、バージョン17でコピー&ペーストがサポートされるようになったカスタムメニューについては他のアプリケーションに直接XMLを貼り付けられるようになっています。
なお、サードパーティのアプリケーションでXMLを編集してから、編集済みのXMLをコピーしてFileMaker Pro Advancedに再度貼り付けることでカスタムメニューを作成する方法は公式には推奨やサポートはされていません。
[関連]FileMaker Pro Advanced でのカスタムメニューのコピーと貼り付けのサポート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:カスタムメニューのコピー&ペースト(FAMLog)
FAMLog News Archive:第83回 2018年冬号
January 09, 2019
■macOS Mojaveに対応したFileMaker Server 17のインストーラが公開(2018年12月)
FileMaker Server 17.0.2.252 インストーラが2018年12月に公開されました。これにより、FileMaker Server 17がmacOS Mojave 10.14上での動作をサポートするようになっています。
[関連]FileMaker Server 17がmacOS Mojave 10.14に対応(FAMLog)
■INTER-Mediator 5.8が公開(2018年11月)
PDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワークであるINTER-Mediator 5.8が2018年11月に公開されました。INTER-Mediator 5.8では、FileMaker Server 17のFileMaker Data APIに正式に対応しています。
[関連]INTER-Mediator 5.8を公開(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.37とApache Tomcat 9.0.14が公開
January 08, 2019
Apache Tomcat 8.5.37とApache Tomcat 9.0.14が2018年12月中旬に公開されています。
Apache Tomcat 8.5.37およびApache Tomcat 9.0.14では、主に不具合の修正が行われており、Tomcat Native Libraryがバージョン1.2.19に更新されています。Apache Tomcat 8.0系列については2018年6月30日にサポートが終了しており、ダウンロードページからApache Tomcat 8.0が削除されている状態になっています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.14です。なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。
FileMaker Go 17の新機能:オートコンプリート
January 07, 2019
FileMaker Go 17では、オートコンプリート機能が新たにサポートされるようになっています。オートコンプリートはFileMaker Go 16以前のバージョンでは使用できませんでした。
FileMaker Pro Advancedにはオートコンプリートオプションがあり、このオプション設定を有効にすると、ブラウズモードまたは検索モードで値を入力する際に、以前にフィールドに入力された内容または値一覧の値に基づき候補が表示されます。この機能を使用することで、データをより速く、より正確に入力することができるようになっています。
なお、FileMaker Go 17をiPhoneで利用した場合には、オートコンプリートを有効にしたフィールド内にあるアイコンをタップすることで、候補の一覧とキーボードを切り替えることができるようになっています。
[関連]FileMaker Go 17 - オートコンプリート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 8の新機能:オートコンプリート(FAMLog)
「FileMaker カンファレンス 2018」講演資料
January 04, 2019
2018年11月8日に行われたFileMaker カンファレンス 2018のジェネラルトラック(G-18)講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「FileMaker Admin API の使い方と活用方法」(PDF形式/ファイルサイズ:約3.8MB)
「FileMaker_Admin_API_2018.pdf」のSHA-2ダイジェスト:
75ad0760569ddff1b14968a542c4b8821a74ae5388d9c3bc36d5290be8bf709e
■関連リンク
・FileMaker Server 17 ヘルプ(FileMaker)
・Data API / Admin API Packages/Wrappers For FM 17+
・FileMaker Admin API Demo for FMS/FMC17
・JavaScript App Extension to FileMaker Server 17 Admin Console(Soliant Consulting)
・fmcsadmin – CLIでFileMaker Admin APIを操作(株式会社エミック)
・FileMaker Cloud 17 Admin API Guide(FileMaker)
(2022年4月24日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
第45回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
December 28, 2018
2019年2月9日(土)午前10時より「第45回カスタムWeb勉強会」を開催します。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開やFileMaker Data APIに関する、出席者全員参加型の勉強会として進めてきましたが、2018年8月から読書会形式として開催しています。
「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」を読んで、参加者の間で知識を共有したり議論をしていきます。時間を決めて黙読した後、内容について議論していく予定です。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
https://www.famlog.jp/cwpstudy/45
Java SE 8のパブリック更新終了によるFileMaker Serverへの影響について
December 27, 2018
FileMaker ServerとJava SE 8に関する情報がFileMaker ナレッジベースに掲載されています。
オラクル社がJava SE 8のパブリック更新終了を発表していましたが、個人ユーザー向けには少なくとも2020年12月まで、商用ユーザー向けには2019年1月までOracle Java SE 8の無償でのパブリック更新と自動更新の提供を継続します。
今月発表されたFileMaker ナレッジベースの記事によると、FileMaker ServerはJava SE 8を用いてFileMaker WebDirectやカスタムWeb公開(CWP)といったWebテクノロジーを実装していますが、オラクル社によるJava SE 8のパブリック更新終了に関する決定はFileMaker プラットフォームには特に影響はないと記載されています。
[関連]Java SE 8 のパブリック更新終了による FileMaker への影響について(FileMaker ナレッジベース)
LibreSSL 2.8.3とLibreSSL 2.7.5が公開
December 26, 2018
LibreSSL 2.8.3とLibreSSL 2.7.5が2018年12月中旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.8.3にはPortSmash脆弱性(CVE-2018-5407)に対する影響低減策が追加されています。
現時点でのLibreSSLの最新安定バージョンはバージョン2.8.3です。LibreSSLはバージョン2.9系統の開発も進められており、今回同時に開発版のバージョン2.9.0が公開された次第です。
Ruby 2.6.0が公開
December 25, 2018
Ruby 2.6系列の安定版である「Ruby 2.6.0」が公開されています。
Ruby 2.6.0では、JIT(Just-in-time)コンパイラや抽象構文木を扱うRubyVM::AbstractSyntaxTreeモジュールが導入がされています。サポートするUnicodeのバージョンが11に更新され、終わりがないRangeが書けるようになっているほか、さまざまなパフォーマンス改善や機能追加が行われています。
なお、2019年3月末頃を目処に保守が終了する予定であるRuby 2.3系列は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として重大なセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。
FileMaker 18 プラットフォームで削除される機能
December 21, 2018
ファイルメーカー社が、次期バージョンのFileMaker 18 プラットフォームで廃止予定または削除される機能についてFileMaker ナレッジベースで案内しています。
FileMaker 18 プラットフォームでは、macOS Sierra 10.12のサポートを終了し、FileMaker Serverのスウェーデン語版は提供されなくなる予定となっています。また、FileMaker Pro Advancedのピアツーピア共有は将来的に廃止予定となり、この機能は接続テスト目的でのみ使用できる位置付けとなるとのことです。
なお、FileMaker Pro Advancedのピアツーピア共有機能は、安全性と安定性の観点から実際の運用で利用することは推奨されていませんが、一時的な動作確認等のためにテスト目的での使用を想定して機能の提供は継続されるようです。
[関連]FileMaker Cloud 1のサポート終了予定日(FAMLog)