FAMLog
FileMaker Cloud 1.16.0の新機能:OAuth 2.0のサポート
January 04, 2018
2017年10月に発表されたFileMaker Cloud 1.16ではOAuth 2.0が新たにサポートされています。
FileMaker Cloud 1.16では、FileMaker Server 16と同様に、AmazonやGoogle、Microsoft Azureのアカウント認証情報を使用してFileMakerベースのカスタムAppにログインできるようになっています。
なお、Amazonをアイデンティティプロバイダとして使用する場合、[Client Authentication]のページでAmazon認証を無効にすると、管理者のAmazon認証も無効になり、FileMaker Cloudのサインインページに[Login with Amazon]ボタンが表示されなくなるので注意が必要です。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:OAuth 2.0のサポート(FAMLog)
第38回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
December 30, 2017
2018年2月17日(土)午前10時より「第38回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FileMaker Data API、FX.php、INTER-Mediator、FMCakeMix、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/38
FileMaker Go 16の新機能:署名キャプチャの機能強化
December 29, 2017
FileMaker Go 16では、署名キャプチャの機能が強化され、フルスクリーンに加え、署名キャプチャ画面をオーバーレイまたはレイアウトに埋め込む形で表示できます。これにより、ユーザーは何に署名しているかを同じ画面上で確認できます。
バージョン16では[デバイスから挿入]スクリプトステップが強化され、署名オプションとして「フルスクリーン」、「オーバーレイ」および「埋め込み」という3つの表示オプションを指定できるようになっています。[フルスクリーン]オプションはFileMaker Go 15以前と同じで、[フルスクリーン]を選択すると署名キャプチャ画面がフルスクリーンで表示されます。
[オーバーレイ]を選択するとモーダルな署名キャプチャ画面がドキュメントの前面に表示されます。[埋め込み]を選択すると、フィールドが小さ過ぎない場合はモーダルな署名キャプチャ画面がオブジェクトフィールドに表示され、フィールドが小さ過ぎる場合は[オーバーレイ]に置き換わります。
[関連]FileMaker Go 16 - インライン署名キャプチャ(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Go 14の新機能:署名キャプチャの機能強化(FAMLog)
LibreSSL 2.6.4が公開
December 28, 2017
LibreSSL 2.6.4が2017年12月中旬に公開されています。
LibreSSL 2.6.4では不具合の修正が行われています。LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。
現時点でのLibreSSLの最新安定バージョンはバージョン2.6.4であり、LibreSSLはバージョン2.7系統の開発が今後進められる予定となっています。
Ruby 2.5.0が公開
December 27, 2017
Ruby 2.5系列の安定版である「Ruby 2.5.0」が公開されています。
Ruby 2.5.0では、do/endブロック内において例外処理の記述が可能になり、分岐カバレッジとメソッドカバレッジの計測がサポートされるようになっています。サポートしているUnicodeのバージョンが10.0.0に更新されている他、さまざまなパフォーマンス改善や機能追加が行われています。
なお、2018年3月末頃を目処に保守が終了する予定であるRuby 2.2系列は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として重大なセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。
Ruby 2.4.3、Ruby 2.3.6およびRuby 2.2.9が公開
December 26, 2017
Ruby 2.4.3、Ruby 2.3.6およびRuby 2.2.9が2017年12月中旬に公開されています。
Ruby 2.4.3、Ruby 2.3.6およびRuby 2.2.9では、Net::FTPにおけるコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2017-17405)が修正されています。また、Ruby 2.3.6およびRuby 2.2.9ではRubyGemsにおける安全でないオブジェクトの逆シリアル化の脆弱性も修正されています。
なお、Ruby 2.2系列は現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、このフェーズ中は重大なセキュリティ上の問題への対応のみが行われます。現在の予定では、2018年3月末頃を目処に、Ruby 2.2系列のセキュリティメンテナンスならびに公式サポートが終了する見込みとなっています。
2017年12月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
December 25, 2017
2017年12月23日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:fmcsadmin CLI for FileMaker Admin API (Trial)(PDF形式/ファイルサイズ:約130KB)
「fmcsadmin-trial.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
0957bb00e804ddd1b1ad58e1e66556b5bd6c427981d81dfb2a6e1cfb668c7d20
■関連リンク
・FileMaker Admin API (Trial)を操作するコマンドラインツール「fmcsadmin」を公開(株式会社エミック)
・FileMaker Cloud 1.16.0.55 リリースノート (FileMaker)
・FileMaker Cloud 16 Admin API Guide(FileMaker)
(2022年5月1日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
fmcsadmin 0.9.0を公開
December 22, 2017
FileMaker Cloud 1.16で利用できるようになったFileMaker Admin API (Trial)を操作するコマンドラインツール「fmcsadmin」を公開しました。
fmcsadminは、コマンドラインインターフェース(CLI)でFileMaker Admin APIを手軽に操作できるようにするツールであり、FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現します。FileMaker Cloud上で利用できるLinux版を用意している他、macOSやWindows上でFileMaker Cloudをリモートで管理することもできます。
fmcsadminは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。Go言語で実装されており、ライセンスはApache License, Version 2.0です。
[関連]FileMaker Admin API (Trial)を操作するコマンドラインツール「fmcsadmin」を公開(株式会社エミック)
カードとGet(ウインドウスタイル)関数
December 21, 2017
FileMaker ProのGet(ウインドウスタイル)関数は、スクリプトが実行されているウインドウのスタイル情報を示す数値を返しますが、ウインドウがカードである場合は3を返します。
Get(ウインドウスタイル)関数が返す値は次の通りです。
・「0」:ウインドウがドキュメントウインドウの場合
・「1」:ウインドウがフローティングドキュメントウインドウの場合
・「2」:ウインドウがダイアログウインドウの場合
・「3」:ウインドウがカードの場合
FileMaker Pro 16では、[新規ウインドウ]スクリプトステップの[ウインドウスタイル]オプションに「カード」が追加されており、これに伴いGet(ウインドウスタイル)関数の仕様が一部変更されてカードの場合には3を返すようになっています。
[関連]Get(ウインドウスタイル)関数(FAMLog)、FileMaker Pro 16の新機能:カード(FAMLog)
CakePHP 2.10.6が公開
December 20, 2017
CakePHP 2.10.6が公開されています。
CakePHP 2.10.6は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであり、Controller::postConditions()におけるセキュリティ脆弱性が修正されています。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。