FAMLog
CakePHP 2.10.4が公開
October 20, 2017
CakePHP 2.10.4が公開されています。
CakePHP 2.10.4は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースです。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。
Java 8 Update 151およびJava 8 Update 152が公開
October 19, 2017
Java 8 Update 151およびJava 8 Update 152が公開されています。
バージョン8 Update 151では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。不具合の修正や一部仕様変更、機能追加が行われているバージョン8 Update 152も公開されていますが、バージョン8 Update 151で特に問題に直面していない場合にはバージョン8 Update 152に更新する必要はありません。
FileMaker Server 16、FileMaker Server 15、FileMaker Server 14および2017年9月にメーカーサポートが終了したFileMaker Server 13.0v10はJava 8に対応していますが、FileMaker Server 12やFileMaker Server 11以前はJava 8には対応していません。なお、Java 9が先月公開されていますが、FileMaker ServerとJava 9との互換性に関する情報はファイルメーカー社からの案内は現時点では特にない状況です。
[関連]FileMaker Server と Java - 概要とトラブルシュート(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 16の新機能:カード
October 18, 2017
FileMaker Pro 16では、親ウインドウに対してモーダルなウインドウであるカードを作成できるようになっています。
バージョン16では、[新規ウインドウ]スクリプトステップの[ウインドウスタイル]オプションに「カード」が追加されており、自動的にサイズが変更されてメイン画面上に適切に配置されるウインドウを簡単に作成できます。他のウインドウまたはファイルでの作業に影響を及ぼすことなく、ユーザーがメインウインドウに戻る前に処理を実行できるように誘導することができます。
なお、FileMaker WebDirectではカードウインドウスタイルはサポートされていません。
[関連]新規ウインドウ(FileMaker Pro 16 ヘルプ)
(2020/07/28追記:Claris FileMaker Server 19のClaris FileMaker WebDirectでカードウインドウスタイルがサポートされるようになっています。)
FileMaker Pro 16の新機能:レイアウトオブジェクトウインドウ
October 17, 2017
FileMaker Pro 16では、レイアウトオブジェクトウインドウが新たに追加され、レイアウト上にあるすべてのオブジェクトを階層的に表示された一覧で確認できるようになっています。
レイアウトモードで使用できるレイアウトオブジェクトウインドウでは、オブジェクトを選択したり、非表示にしたり、オブジェクト名を指定したり、重なり順を変更することが可能です。オブジェクトのグループ化を解除しなくても、グループ内のオブジェクトを操作することも可能です。
なお、レイアウトオブジェクトウインドウを使用して、スライドコントロールまたはタブコントロールのパネルを非表示にしたり、並べ替えたりすることはできません。
[関連]レイアウトオブジェクトウインドウを使用したオブジェクトの操作(FileMaker Pro 16 ヘルプ)
curl 7.56.0が公開
October 16, 2017
curl 7.56.0が2017年10月上旬に公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。バージョン7.56.0ではFTP利用時における1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、FileMaker 16では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。これにより、REST APIを用いて各種WebサービスやアプリケーションにJSONデータを要求するHTTPリクエストを手軽に作成することが可能です。
FileMaker Server 16.0.3 アップデータが公開
October 13, 2017
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 16.0.3 アップデータ」を公開しています。
FileMaker Server 16.0.3では、空のデータストリームを読み込むと FileMaker Serverが停止する問題や、特定の状況で再接続中にレコードを確定するとレコードが壊れることがある問題が修正されています。JavaについてはJava 8 Update 144に更新されます。
このアップデータを適用する前に、あらかじめWeb公開エンジンとデータベースサーバー、FileMaker Server Admin Console等を終了させておく必要があります。アップデート方法の詳細については、FileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Go 16.0.3が公開(FAMLog)、FileMaker Pro 16.0.3 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Pro 16.0.3 アップデータが公開
October 12, 2017
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 16.0.3 および FileMaker Pro 16.0.3 Advanced アップデータ」を公開しています。
バージョン16.0.3にアップデートするには、FileMaker Pro 16またはFileMaker Pro 16 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。バージョン16.0.3では、特定の状況で再接続動作中にレコードへの書き込みが発生するとレコードが破損する問題や、特定の状況でホストされたファイルに再接続するとスクリプトが破損する問題、macOS High Sierra 10.13でドロップダウンリストの操作に時間がかかる問題などが修正されています。
重大な不具合の修正が行われているので、現在FileMaker Pro 16もしくはFileMaker Pro 16 Advancedを使用している場合にはバージョン16.0.3に更新することが強く推奨されます。
FileMaker Go 16.0.3が公開
October 11, 2017
FileMaker Go 16.0.3の提供が開始されています。
FileMaker Go 16.0.3では、特定の状況で再接続中にレコードを確定するとレコードが壊れることがある問題や、関連レコードをポータルで修正してからEnterキーを使用して確定した場合に関連レコードに基づく非保存の計算が更新されない問題が修正されています。重大な不具合の修正が行われているので、現在FileMaker Go 16を使用している場合にはバージョン16.0.3に更新することが強く推奨されます。
なお、FileMaker Go 14はApp Storeからすでに削除されており、現在新規にダウンロードできるFileMaker GoはFileMaker Go 16とFileMaker Go 15となっています。
ファイルメーカー社が無料のビデオチュートリアル「カスタム App アカデミー」を発表
October 10, 2017
ファイルメーカー社が、「カスタム App アカデミー」ならびに「Developer Conference ビデオ」の公開を2017年10月上旬に発表しています。
カスタム App アカデミーは、学習者のレベルに合わせたステップバイステップのガイダンスが付属する日本語のビデオチュートリアルで構成されています。学習用の動画コンテンツでユーザーはFileMakerプラットフォームを使用してカスタム Appを作成する方法を自分で学ぶことができます。
カスタム App アカデミーに含まれるビデオチュートリアルのほか、米国で開催されたFileMaker開発者会議「FileMaker Developer Conference」にて収録されたセッション録画ビデオ(英語のみ)も視聴できます。
Apache HTTP Server 2.4.28が公開
October 06, 2017
「Apache HTTP Server 2.4.28」が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.28は、Apache HTTP Server 2.4系統の最新版です。バージョン2.4.28では、OptionsBleed脆弱性(CVE-2017-9798)が修正されています。
Apache HTTP Server 2.2系統の保守はバージョン2.2.34をもって終了となっていて、今後はApache HTTP Server 2.4系統を利用することが推奨される状況となっています。バージョン2.2系統のセキュリティ修正は2017年12月までの予定となっており、CVE-2017-9798を修正するセキュリティパッチについてはhttps://www.apache.org/dist/httpd/patches/apply_to_2.2.34/で公開されています。