FAMLog
OpenSSL 1.0.2hとOpenSSL 1.0.1tが公開
May 06, 2016
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.2h」と「OpenSSL 1.0.1t」が公開されています。
OpenSSL 1.0.2hおよびOpenSSL 1.0.1tでは複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。OpenSSLのバージョン0.9.8系統およびバージョン1.0.0系統は2015年12月31日にセキュリティ修正を含むサポートが終了したため、今後はバージョン1.0.2系統もしくはバージョン1.0.1系統に移行する必要があります。バージョン1.0.1系統のサポートが2016年12月31日に終了する予定となっていることを考慮すると、今後はOpenSSL 1.0.2系列へのアップグレードが推奨されることになります。
なお、FileMaker Pro 14.0.5、FileMaker Server 14.0.4aおよび14.0.4bにはOpenSSL 1.0.2dが同梱されています。
FileMaker Pro 14の新機能:[すべてのツールバーを隠す]オプション
May 02, 2016
FileMaker Pro 14では、ファイルオプションの設定に[すべてのツールバーを隠す]オプションが追加されています。
[すべてのツールバーを隠す]にチェックを付けておくと、当該ファイルを開いた際にすべてのツールバーが非表示になります。具体的には、[ツールバーの表示切り替え]スクリプトステップおよび[メニューバーの表示切り替え]スクリプトステップを実行した場合と同様にツールバーが非表示になります。
なお、このオプション設定を確認するには、[ファイル]メニューの[ファイルオプション...]を選び、[開く]タブを選択します。
FileMaker Go 14の改善点:[メニューバーの表示切り替え]スクリプトステップのサポート
April 28, 2016
FileMaker Go 14では、[メニューバーの表示切り替え]スクリプトステップが動作するように機能強化されています。
[メニューバーの表示切り替え]スクリプトステップは、バージョン13で追加された、FileMaker WebDirectで使用できるスクリプトステップです。
バージョン14では、当該スクリプトステップがFileMaker WebDirectに加えてFileMaker Goにも対応し、メニューバーの表示・非表示を調整できるようになっています。また、FileMaker Goでメニューバーの状態が変更されないようにロックできるようにもなっています。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:バージョン13で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)、FileMaker Pro 14 でのスクリプトステップの変更および機能強化の概要(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Go 14の新機能:署名キャプチャの機能強化
April 27, 2016
FileMaker Go 14では、署名キャプチャの機能が強化されています。
FileMaker Go 14では、iPadで署名キャプチャ画面を縦方向にも横方向にも表示できるようになっています。また、スクリプトを使用すれば、敬称や説明、署名行の下のテキストなど、情報を追加することもできるようになっています。
FileMaker Go 13以前では、ユーザーが署名キャプチャ画面に入ったときには、署名の内容のみが表示されていました。バージョン14では[デバイスから挿入]スクリプトステップが強化され、署名オプションとしてタイトル、メッセージおよびプロンプトという3つの追加パラメータを指定できるようになっています。
[関連]FileMaker Go 14 - 署名キャプチャの強化(FileMaker ナレッジベース)
Ruby 2.3.1とRuby 2.2.5が公開
April 26, 2016
Ruby 2.3.1とRuby 2.2.5が公開されています。
Ruby 2.3.1とRuby 2.2.5では多数のバグ修正が行われています。なお、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。
Ruby 2.1系列の保守は来年3月頃に終了する予定となっており、今後はRuby 2.3系統もしくはRuby 2.2系統に移行することが推奨されます。
Apache Tomcat 7.0.69が公開
April 25, 2016
Apache Tomcat 7.0.69が公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新バージョンはバージョン8.0系統です。Apache Tomcat 7.0.69では主に不具合の修正が行われており、セキュリティ修正が含まれているかは現状では不明です。Apache TomcatはHTTP/2がサポートされたバージョン8.5系統の開発も進められており、現在「Apache Tomcat 8.5.0 beta」が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使われていて、バージョン13.0v5以降およびバージョン14ではApache Tomcat 7.0.55が使用されています。
FileMaker Server 14の新機能:fmsadmin RESETPWコマンド
April 22, 2016
FileMaker Server 14では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにRESETPWコマンドを利用できるようになっています。
RESETPWコマンドを使うことで、FileMaker Server Admin Consoleのパスワードをリセットできます。Admin Consoleのパスワードをリセットする際には、インストール時に入力した4桁のPINを入力する必要があります。
[使用例]
$ fmsadmin resetpw
$ fmsadmin -z XXXX resetpw
新しいパスワードを入力してリセットに成功した場合、新しいパスワードの強度を示すメッセージが表示されます。
[関連]FileMaker Server Admin Console のパスワードを忘れてしまったときの対処方法(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 14の新機能:パスワードの強度に関する通知(FAMLog)
FileMaker Server 14の新機能:パスワードの強度に関する通知
April 21, 2016
FileMaker Server 14では、Admin Consoleのパスワードを作成または更新するときに、パスワードの強度に関する通知が表示されるようになっています。
パスワードの強度を向上させるにあたり、長いパスワードを使用し、大文字と小文字のアルファベット文字を含めて、さらに数字や特殊記号などアルファベット以外のASCII文字も含めることが推奨されています。文字を繰り返すことや、キーボードの配列と同じ順番で文字を使用すること、アルファベット順で文字を使用すること、数字を順に使用すること、簡単に推測できる文字列の使用等は避けるべきです。
なお、FileMaker Server 14では、パスワードを思い出すためのヒントを設定できたり、FileMaker Serverのインストール時に設定する4桁の暗証番号を入力してパスワードをリセットすることもできるようになっています。
Java 8 Update 91およびJava 8 Update 92が公開
April 20, 2016
Java 8 Update 91およびJava 8 Update 92が公開されています。
バージョン8 Update 91では複数のセキュリティ脆弱性が修正されており、できる限り早く更新することが強く推奨されています。バージョン8 Update 92も公開されていますが、バージョン8 Update 91で特に問題に直面していない場合にはバージョン8 Update 92に更新する必要はありません。なお、Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要があります。
FileMaker Server 14およびFileMaker Server 13.0v10はJava 8に対応していますが、2016年9月にメーカーサポートが終了するFileMaker Server 12はJava 8との互換性に関する情報はファイルメーカー社からの案内は特にない状況です。
[関連]FileMaker Server 10/11のAdmin ConsoleとJava 8 Update 71は非互換(FAMLog)、FileMaker Server 12のテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)
第6世代のIntelプロセッサーを搭載したMacBookが登場
April 19, 2016
Appleが新しいMacBookを発表しています。
新たにローズゴールドの仕上げを選べるようになった新しいMacBookは、第6世代のIntelプロセッサーや高速化されたフラッシュストレージ、最大10時間持続するバッテリー等を搭載しています。
新しいMacBookの価格は、旧モデルと同様、256GBフラッシュストレージ搭載モデルが148,800円(税別)、512GBフラッシュストレージ搭載モデルが184,800円(税別)となっています。なお、新しいMacBookの登場と同時に、13インチモデルのMacBook Airが8GBのメモリーを標準搭載するように変更されています。