FAMLog
PHP 5.5.33、PHP 5.6.19およびPHP 7.0.4が公開
March 04, 2016
「PHP 5.5.33」、「PHP 5.6.19」および「PHP 7.0.4」が公開されています。
PHP 5.5.33、PHP 5.6.19およびPHP 7.0.4では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。なお、PHP 5.5系統の保守は今年の7月に、PHP 5.6系統の保守は2018年12月に終了する予定となっています。
PHP 7では実行速度が高速化されていることから将来的にはPHP 7.0系統の普及が期待されますが、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。
FileMaker Go 14の新機能:オブジェクトフィールドでのメディア再生
March 03, 2016
FileMaker Go 14では、ビデオをフルスクリーンだけでなくオブジェクトフィールドでも再生できるようになっています。
ビデオの再生中でもレイアウトを操作できるようになっていて、バージョン14で追加された新しいスクリプトステップを使うことで、ビデオまたはオーディオの再生を開始/停止するポイントを自動化できます。
新しいAVPlayer関連のスクリプトステップには、ユーザーインタラクションの無効化や、再生コントロールの表示・非表示、再生開始位置などといったオプションが用意されており、従来のバージョンと比べるとビデオやオーディオの再生を細かく制御できるように機能強化されています。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)
OpenSSL 1.0.2gとOpenSSL 1.0.1sが公開
March 02, 2016
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.2g」と「OpenSSL 1.0.1s」が公開されています。
OpenSSL 1.0.2gおよびOpenSSL 1.0.1sではセキュリティ脆弱性が修正され、SSLv2が初期状態で無効化されています。OpenSSLのバージョン0.9.8系統およびバージョン1.0.0系統は2015年12月31日にセキュリティ修正を含むサポートが終了したため、今後はバージョン1.0.2系統もしくはバージョン1.0.1系統に移行する必要があります。バージョン1.0.1系統のサポートが2016年12月31日に終了する予定となっていることを考慮すると、今後はOpenSSL 1.0.2系列へのアップグレードが推奨されることになります。
なお、FileMaker Pro 14.0.5およびFileMaker Server 14.0.4aにはOpenSSL 1.0.2dが同梱されています。
OpenSSH 7.2が公開
March 01, 2016
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 7.2」が公開されています。
OpenSSH 7.2では、不具合の修正や機能追加が行われています。互換性に影響がありえる変更として、sshでいくつかの暗号方式がデフォルトで無効になっています。また、sshdで認証前のサンドボックス化がデフォルトで有効となるように変更されています。
バージョン7.0で、安全でない暗号を使用しないようにするために廃止された機能が複数あり、互換性や既存の設定に一部影響するものもあるので、古いバージョンからバージョンアップする際にはその点に留意する必要があります。
[参考]OpenSSH 7.2 がリリースされました(春山 征吾のくけー)
第26回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
February 29, 2016
2016年4月16日(土)午前10時より「第26回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-Mediator、FMAngular、Rfm、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/26
Ruby 2.0.0の公式サポートが終了
February 26, 2016
2016年2月24日をもってRuby 2.0.0の公式サポートが終了しています。
バージョン2.0.0のサポート終了に伴い、今後Ruby 2.0.0に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、より新しいバージョンのRubyに移行することが強く推奨されます。なお、現時点におけるRubyの最新安定版は、2015年12月に公開されたRuby 2.3.0です。
Ruby 2.1については、3月末までに予定されているバージョン2.1.9のリリースをもって通常メンテナンスを終了し、セキュリティメンテナンスに移行する予定となっています。これは、バージョン2.1.9以降は重大なセキュリティ修正のみが行われ、単なるバグなどの修正が行われなくなることを意味します。セキュリティメンテナンスの期間は1年間で、Ruby 2.1.9のリリース後1年でRuby 2.1の公式サポートは終了するとのことです。
[関連]Ruby 2.0.0 および Ruby 2.1 の今後について
Cyberduck 4.8が公開
February 25, 2016
オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェア「Cyberduck 4.8」が公開されています。
バージョン4.8では、SFTPにおいてEd25519鍵が新たにサポートされるようになっています。また、SFTPにおいて鍵交換アルゴリズムでdiffie-hellman-group-exchange-sha256とcurve25519-sha256@libssh.orgがサポートされるようにもなっています。
Cyberduck 4.8のライセンスはGPLであり、OS X版についてはMac OS X v10.7以降、Windows版についてはWindows Vista以降で動作します。なお、Windows 10への対応については特に言及されていない模様です。
(2016/10/20追記:「Windows XP(Service Pack 3)以降で動作」を「Windows Vista以降で動作」に変更・修正しました。)
FileMaker Pro 14.0.5 アップデータが公開
February 24, 2016
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 14.0.5 および FileMaker Pro 14.0.5 Advanced アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 14またはFileMaker Pro 14 Advancedをバージョン14.0.5に更新するものです。バージョン14.0.5では、[FileMaker Server で共有されているデータベースの表示]ダイアログボックスで正しくないSSLインジケーター(ロックアイコン)が表示されてしまうセキュリティ関連の問題が修正されているので、SSL/TLSを使用している場合には必ずアップデートする必要があります。
その他にも、ファイルがPDF形式で保存された場合に一部のOpenTypeフォントが表示されない問題や、OS Xで[印刷]ダイアログボックスを使用してファイルをPDFファイルとして保存した後に、コピー、カットおよびペーストのキーボードショートカットが反応しない問題などが修正されています。
Apache Tomcat 6.0.45、7.0.68および8.0.32ではセキュリティ脆弱性が修正済み
February 23, 2016
2016年2月に公開されたApache Tomcat 6.0.45、Apache Tomcat 7.0.68およびApache Tomcat 8.0.32では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
Apache Tomcat 6.0.45、7.0.68および8.0.32が公開されたのは今月上旬から中旬にかけてですが、上記修正に関する情報は今月下旬になってから公開されました。
なお、FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 AdvancedのWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 6.0系列が、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]JVNVU#94679988: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)
INTER-Mediator 5.3を公開
February 22, 2016
「INTER-Mediator 5.3」を公開しました。バージョン5.3にはセキュリティ修正が含まれています。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。HTMLへの属性追加と設定ファイルを作成するだけで、データベースと連動するWebアプリケーションを開発できます。
バージョン5.3では、Googleアカウントを利用したOAuth 2.0での認証や、navi-controlキーで制御するMaster/DetailスタイルUIがモバイル環境に対応するようになり、params.phpで変数$webServerNameを設定することでCSRF攻撃対策を有効にできるように修正されています。ファイルアップロードコンポーネントにおける脆弱性も修正されている他、多数の改善や不具合修正が含まれています。同時に、バージョン5.3をベースにしたINTER-Mediator-Server VMもリリースしました。