FAMLog
Apache HTTP Server 2.1.8-beta
October 03, 2005
Apache HTTP Serverの次期バージョンの開発途上版「Apache HTTP Server 2.1.8-beta」がリリースされています。
Apache 2.1.8-betaでは新たにapachectlコマンドでgraceful-stopがサポートされています。既存のリクエストが終了するまで、もしくはGracefulShutdownTimeoutディレクティブで指定されている秒数が経過するまで、サーバーは終了処理を待機するようになります。
セキュリティ脆弱性の修正も行われており、バーチャルホスト構成のサーバーで「SSLVerifyClient optional」の設定をしている場合に、Locationコンテクストで「SSLVerifyClient require」の設定が正常に機能せずに、クライアント認証が行われない問題(CAN-2005-2700)が修正されています。
(関連)mod_ssl 2.8.24 for Apache 1.3.33
(2006/01/03追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
Mac版FileMaker Server 8の動作環境
September 30, 2005
FileMaker, Inc.のWebサイトによると、Mac版のFileMaker Server 8およびFileMaker Server 8 Advancedは、Mac OS X v10.4.x、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.4.xとMac OS X Server v10.3.9をサポートしています。
FileMaker Server 7でサポートされていたMac OS X v10.2.8とMac OS X Server v10.2.8は、FileMaker Server 8ではサポートされなくなっています。CPUとRAM容量についてはPowerPC G4 500MHz以上、RAMは256MB以上が要求され、この点はバージョン7と特に変わりありません。
クライアント数が50以上になる場合には、PowerPC G4 1GHz以上、RAMは512MB以上(1GB以上を推奨)となっていて、バージョン7と変わりありませんが、通常版のMac OS Xも動作環境として記載されています。
(2005/10/06追記:FileMaker Server 8 Administrator's Guide(PDF)では、クライアント数が50以上の場合には通常版のMac OS Xは動作環境として記載されていません。)
Jakarta Commons Email
September 29, 2005
Jakarta Projectが2005年9月27日(米国時間)にメール送信用のAPIを提供するJavaライブラリ「Jakarta Commons Email 1.0」を公開しています。
Commons Emailは、JavaMail APIをベースに、よりシンプルにメールの送信をできるようにすることを目的としていて、Apache License Version 2.0のもとオープンソースソフトウェアとして公開されています。
基本的なテキストベースのメールだけでなく、マルチパートの電子メールメッセージやHTML形式のメールを送信するためのクラスも用意されています。
(参考)JavaMailベースのメール操作API - Jakarta Commons-Email 1.0 公開 (MYCOM PC WEB)
Mac版GN-Byte
September 28, 2005
株式会社ジーネクストが、FileMaker 7以降で利用できなくなったバイト関数群を外部関数として利用することを可能にするFileMakerプラグイン「GN-Byte」のMac版を2005年9月26日から無償で配布しています。
GN-Byteは、FileMaker 7以降で利用できなくなったLeftb、Rightb、Lengthb、Middleb、PositionbおよびReplacebの各関数を、外部関数として利用できるようにするプラグインです。
今回新たにMac版が提供されるようになりましたが、同時にWindows版もFileMaker 7ネイティブ版に対応したものが配布されています。
FileMaker Server 8 Now Available
September 27, 2005
FileMaker, Inc.が2005年9月26日に「FileMaker Server 8」をリリースしたと発表しています。
FileMaker Server 8ではデータベースエンジンが改良され、処理内容によってはFileMaker Server 7と比較して最大89%処理能力が向上しているとのことです。同時に、FileMaker Server 8のベンチマーク結果が掲載されたページが公開されています。
なお、FileMaker 8 製品ラインの各製品について、日本市場での発売、仕様、価格等については現在のところ未定のままとなっています。
APPLE-SA-2005-09-22 Security Update 2005-008
September 26, 2005
Appleから「Security Update 2005-008」がリリースされています。
Security Update 2005-008は、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.2およびMac OS X Server v10.4.2向けのもので、下記のソフトウェアが更新対象となっています。
・Mail、malloc、QuickDraw Manager、securityd(Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.2、Mac OS X Server v10.4.2)
・ImageIO、Ruby、SecurityAgent(Mac OS X v10.4.2、Mac OS X Server v10.4.2)
・QuickTime for Java、Safari、LoginWindow(Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9)
FileMaker Pro 8 AdvancedでXcodeによるプラグイン開発が可能に
September 22, 2005
FileMaker Pro 8 Advancedには、FileMakerのプラグインを開発するために必要な、Metrowerks CodeWarrior Development StudioとMicrosoft Visual Studio .NET 2003(Microsoft Visual C++)用のプロジェクトファイルだけでなく、Apple Xcode用のプロジェクトファイルが新たに同梱されています。
日本では2005年4月30日にDesktop向けCodeWarrior各製品の販売が終了している状況でしたが、Xcode用のプロジェクトファイルが公式に用意されたことにより、Mac OS X用のFileMakerプラグインを作成する際、CodeWarriorではなくApple純正の統合開発環境であるXcodeを使って開発できるようになります。
(参考)FileMaker Pro 8 Advanced Development Guide(PDF)
(関連)プラグインを作ってみよう(FMPro.jp)
(2006/01/03追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
FileMaker Server 8 Advanced Development License
September 21, 2005
米国では、FileMaker Developer 7にFileMaker Server 7 Advancedの開発・テスト用ライセンスが付属していましたが、FileMaker Developer 7の後継にあたるFileMaker Pro 8 AdvancedにはFileMaker Server Advancedの開発・テスト用ライセンスが含まれなくなっています。
FileMaker Server 8 Advanced Development Licenseは、FileMaker Pro 8 Advancedには含まれず、FileMaker Server 8 Advancedが出荷され次第、FileMaker Solutions Alliance(FSA)のメンバーにのみ提供されるように変更されています。
なお、このDevelopment Licenseについては日本のファイルメーカー社からはこれまで特に案内されていませんので、Development Licenseの提供が今後日本でも行われるかについては現在も不明のままです。
(2006/01/13追記:日本のFSAメンバーにも上記の開発ライセンスが提供されることになりました。)
FileMaker DeveloperからFileMaker Pro Advancedに名称変更
September 20, 2005
FileMaker 8 製品ラインでは「FileMaker Pro 8 Advanced」が新しく登場しましたが、この製品は従来の「FileMaker Developer」に相当するものです。
FileMaker DeveloperからFileMaker Pro Advancedに名称が変更されましたが、ニュースリリースの抄訳では次のようにその理由が語られています。
「レベルの高いソリューションを作成されている FileMaker ユーザの数が増大しているにも拘らず、彼らはご自分達を従来型のデベロッパであるとは思っていないということが分かったので、FileMaker Developer から FileMaker Pro Advanced へと名称を変更したわけです。」(FileMaker, Inc.のニュースリリース(2005年8月29日米国時間)の抄訳より)
APPLE-SA-2005-09-13 Java Security Update
September 16, 2005
Mac OS X v10.3.9を対象とした「Java Security Update」がAppleからリリースされています。
Java 1.3.1 and 1.4.2 Release 2がMac OS X v10.4以降向けのものであるのに対し、今回リリースされたJava Security UpdateはMac OS X v10.3.9向けのものです。
このアップデートによりセキュリティ上の問題(CAN-2005-2527、CAN-2005-2530およびCAN-2005-2738)が修正されると共に、Java 1.4.2はバージョン1.4.2_09に、Java 1.3.1はバージョン1.3.1_16に更新されます。