FAMLog
APPLE-SA-2005-10-31 Mac OS X v10.4.3
November 04, 2005
Mac OS X v10.4.3およびMac OS X Server v10.4.3にはセキュリティ脆弱性を修正するアップデートも含まれていて、Finder、ソフトウェア・アップデート、memberd、キーチェーンおよびカーネルのセキュリティ脆弱性が修正されます。
Finderの情報を見るウインドウで表示されるファイルとグループの所有権情報が特定の状況下で正しくない場合がある問題や、カーネルが利用するメモリー内にある重要なデータをローカルユーザーに漏洩してしまうことがある脆弱性などが修正されています。
カーネルの脆弱性についてはMac OS X v10.4.2およびそれ以前に影響がありますが、それ以外についてはMac OS X v10.4より前のシステムには影響がないとのことです。
Mac OS X Update 10.4.3
November 02, 2005
Appleから「Mac OS X Update 10.4.3」および「Mac OS X Server 10.4.3」アップデートがリリースされています。
このアップデートにより、「ディスクユーティリティ」でMac OS X v10.4の起動ボリュームの検証を行うことが可能になり、Mac OS X TigerでサポートされていないQuartz 2D Extremeの機能が無効になります。その他にも数多くの機能や動作が改善されています。
また、Mac OS X Server v10.4に付属するApache 2はバージョン2.0.54にアップデートされ、Mac OS X Server v10.4でApache 2が64KBより大きなファイルを正常に取り扱えない状況が発生する不具合が修正されています。
[関連]Mac OS X v10.4で発生するApache 2.0.54の不具合回避策(FAMLog)
(2005/11/02追記:Apache 2に関する関連事項を追記しました。)
FileMaker Pro 8 Advancedの主な新機能一覧
November 01, 2005
2005年11月中旬にFileMaker Pro 8と同時発売される予定である「FileMaker Pro 8 Advanced」は、FileMaker Pro 8の機能をすべて備えているだけでなく、より優れたFileMakerソリューションをより速く作成できる開発ツールが含まれています。
FileMaker Pro 8 Advanced特有の主な新機能の一覧は、以下の通りです。
・カスタムメニュー
・ポップアップヘルプ
・データビューア
FileMaker Pro 8 Advancedは、FileMaker Developerを名称変更してバージョンアップした新製品であり、FileMaker Pro 8の新機能もすべて含まれています。
FileMaker Pro 8の主な新機能一覧
October 31, 2005
2005年11月中旬に発売される予定である「FileMaker Pro 8」では、「Work faster. Share more.」をコンセプトとして多くの機能が追加ならびに改善されています。
FileMaker Pro 8の主な新機能の一覧は、以下の通りです。
・PDF Maker
・Excel Maker
・Fast Match
・Fast Send
・オートコンプリート
・ドロップダウンカレンダー
・Email Merge
・タブコントロール
・視覚的なスペルチェッカー
・ホイールマウスのサポート
・テーブルのインポート
・機能強化されたリレーションシップグラフ
・Layout Alignment Tools
利用者にとってはより使いやすく、そして開発者にとってはより短時間で使い勝手のいいものを作ることを可能にする新機能が数多く備わっており、さらにFileMaker Proがない環境とのデータ共有が考慮された機能も追加されています。
[関連]New Features of FileMaker Pro 8(FileMaker Knowledge Base)
(2006/03/03追記:関連リンクを追加しました。)
FileMaker Pro 7v3a Windows版アップデータ
October 28, 2005
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 7v3a Windows版アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、Windows版のFileMaker Pro 7.0v3をFileMaker Pro 7.0v3aに更新します。この更新により、ポップアップリストを表示するときのパフォーマンスが改善されます。
本アップデータでは、Windows版のFileMaker Pro 7.0v3のみが更新されます。旧バージョンのFileMaker Pro 7を使用している場合は、このアップデータを実行する前にあらかじめバージョン7.0v3へ更新しておく必要があります。また、このアップデータではFileMaker Developer 7をアップデートすることができません。
(2007/01/06追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker Pro 8 評価版 & FileMaker Server 8 評価版
October 27, 2005
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 8 評価版」、「FileMaker Server 8 評価版」および「FileMaker Server 8のデータシート」を配布しています。
それぞれの評価版は30日間試用できるもので、インストール後30日が経過すると、期限切れのため機能しなくなります。FileMaker Pro 8は来月中旬に発売される予定になっていますが、FileMaker Server 8は2005年12月中旬発売予定であるため、FileMaker Server 8 評価版を試用する際にはその点について注意が必要です。
なお、これらの無料評価版にはサポートサービスは提供されません。
Linux版FileMaker Serverの行方
October 26, 2005
ファイルメーカー Server 5.5にはWindows版とMac版だけでなく、Red Hat Linux 6.2および7.0で動作するLinux版がありましたが、FileMaker Server 7およびFileMaker Server 8にはLinux版がありません。
FileMaker 7 製品ラインが発表されたときには、Linux版FileMaker ServerおよびFileMaker Server Advancedの計画があると案内されていましたが、現在のFileMaker, Inc.のWebサイトや各種発表内容を見る限り、Linux版FileMaker Serverの開発計画があるのか不明な状態です。
(2020/05/25追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
ファイルメーカー Mobile for i-modeはバージョン7以降に対応せず
October 25, 2005
FileMaker 8 製品ラインが国内で発表されましたが、その発表資料において「ファイルメーカー Mobile for i-mode」の将来バージョンをFileMaker 8 製品ラインの一部として開発する計画はないことが案内されています。
ファイルメーカー Mobile for i-modeは、iモード対応携帯電話向けのWeb公開用データベース・サーバーソフトウェアであり、日本でのみ販売されていた製品でした。FileMaker 7対応版は出荷されておらず、さらに上記の発表でFileMaker 8にも対応しないことが明らかになりました。
なお、「ファイルメーカー Mobile for i-mode」と「FileMaker Mobile」は全く違う製品であり、Pocket PCおよびPalm OSハンドヘルド用に設計されているFileMaker Mobile 8は2006年1月に日本国内で発売される予定になっています。
(2007/01/06追記:「ファイルメーカー Mobile for i-mode」のリンク先URLを変更しました。)
FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (3)
October 24, 2005
FileMaker Pro 8とFileMaker Pro 8 Advancedに関する新しい製品ドキュメントのPDFファイルが、FileMaker, Inc.のWebサイトから入手できるようになっています。
新たに追加されていた製品ドキュメントは次の通りで、関数およびスクリプトステップのリファレンス、およびチュートリアルのPDFファイルがダウンロードできるようになっています。また、チュートリアルで説明に使用されるデータベースファイルも同ページから配布されています。
・FileMaker Pro Tutorial(PDF)
・FileMaker 8 Functions Reference(PDF)
・FileMaker 8 Script Steps Reference(PDF)
[関連]FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (1)、FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (2)
Apacheセキュリティ
October 21, 2005
株式会社オライリー・ジャパンからApacheベースのシステムをセキュリティで保護するために必要な情報をすべて盛り込んだ書籍「Apacheセキュリティ」が2005年10月17日に発売されています。定価は3,780円(税込)です。
この書籍は、ModSecurityの開発者であるIvan Risticが執筆した「Apache Security」の翻訳書であり、 Apacheセキュリティの原則、SSL、サービス妨害攻撃、サーバーの共有、アクセス制御など基礎的なことから、インフラストラクチャー、Webセキュリティの診断、Web侵入検知など高度なトピックまで、Apacheをセキュアに保つ方法を詳細な解説と豊富なサンプルで分かりやすく説明しています。
WebアプリケーションのセキュリティやModSecurityの使用方法、関連ツールについても記述および紹介されていて、システム管理者だけでなく、プログラマーやシステムアーキテクトなどWebセキュリティに関わるすべての人に必携の一冊となっています。