FAMLog
mod_ssl 2.8.20 for Apache 1.3.31
October 19, 2004
Apache 1.3.31用のモジュール「mod_ssl 2.8.20」がリリースされています。このバージョンでは2点のセキュリティ脆弱性の修正が含まれています。
1点目は、OpenSSL 0.9.7を使用していて、DirectoryあるいはLocationコンテキストにおいてSSLCipherSuiteディレクティブが使われ、特定の暗号アルゴリズムを指定している場合に、実際にはバーチャルホスト設定で許可されているあらゆる暗号アルゴリズムが許可されてしまう脆弱性(CAN-2004-0885)です。この脆弱性はApache 2.0.35からApache 2.0.52までのmod_sslにも存在します。
2点目は、mod_sslのログレベルがtraceもしくはdebugの場合に、サーバーのクラッシュを引き起こすprintf関数の書式文字列に関わる脆弱性です。
なお、Apache HTTP Server 1.3.32が近日中にリリースされる見込みなので、Apache 1.3用のmod_sslは再度アップデートされると思われます。
FileMaker Server 7 AdvancedのVLA販売開始
October 18, 2004
ファイルメーカー社が、ファイルメーカー SLP(Software Licensing Program)のもと、「FileMaker Server 7 Advanced」のVLA(ボリュームライセンスアグリーメント)を2004年10月18日から発売すると発表しています。VLAでは10ライセンス以上から一括購入できますが、FileMaker Server 7 Advancedの1ライセンスあたりの税込価格は26万9,587.5円となっています。
ファイルメーカー SLPには、購入数量や購入方法に応じ、下記の3種類のライセンスプログラムがあります。
・LP(ライセンスパック)
・VLA(ボリュームライセンスアグリーメント)
・Box Set(ボックスセットライセンスアグリーメント)
VLAは、企業・団体・教育機関などで10ライセンス以上の導入ニーズに柔軟に対応する、LP(ライセンスパック)よりも有利な一括購入用ボリューム割引プログラムです。
[関連]Box SetがSLA(サイトライセンスアグリーメント)に名称変更(FAMLog)
(2006/09/28追記:Box Setは2006年9月にSLA(サイトライセンスアグリーメント)に名称変更されました。また、2006年9月時点ではLP(ライセンスパック)はファイルメーカーSLPには含まれなくなっています。あわせて関連記事へのリンクを追加しました。)
(2006/09/28追記:リンク先のWebページがなくなっていたため「FileMaker Server 7 Advanced」のリンクを削除しました。)
Apple Remote Desktop 2.1
October 15, 2004
アップルから「Apple Remote Desktop 2.1 Admin」と「Apple Remote Desktop 2.1 Client」がリリースされています。
Apple Remote Desktop 2.1の改良点は下記の通りです。
・リモートコンピュータの制御・監視時のフルスクリーンモードに対応
・複数モニタを使用した、リモートコンピュータの制御・監視に対応
・リモートコンピュータの制御時のマウスのスクロールホイール、右クリックに対応
・再起動が必要なパッケージのためのコンピュータの再起動が可能
・UNIXコマンド送信時の出力レポート機能を改良
・ハードウェア、ソフトウェアのレポートのプリント機能を改良
・リモートデータ収集機能の改良
・ネットワーク化されたホームディレクトリ内のファイルについてのコピー機能を改良
・管理アプリケーションでのカラム並べ替え機能を改良
Apple Remote Desktop 2.1 ClientはApple Remote Desktop 2.1 Adminからのみ管理することができるもので、管理用ソフトウェアであるApple Remote Desktop 2.1 AdminにアップデートするためにはApple Remote Desktop 2があらかじめインストールされている必要があります。
FileMaker Server Web公開エンジン
October 14, 2004
FileMaker Server 7 Advancedには「FileMaker Server Web公開エンジン」(以下、Web公開エンジン)と呼ばれるソフトウェアコンポーネントのセットが含まれます。
Web公開エンジンを使用することにより、FileMaker Server 7 Advancedでは下記の方法でFileMakerデータベースのWeb公開が可能となります。
・XML(Extensible Markup Language)を使用したカスタムWeb公開
・XSLT(Extensible Stylesheet Language Transformations)を使用したカスタムWeb公開
・インスタントWeb公開
公開されるデータベースはFileMaker Serverでホストされ、旧バージョンのようにカスタムWeb公開を利用するためにFileMaker Pro(FileMaker Pro Unlimited)がインストールまたは実行されている必要はありません。
(2007/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
AppleScript Examples
October 13, 2004
フォーサイト社が、AppleScriptのサポートプログラム「AppleScript 救急隊(ASQs)」会員向けのサンプルスクリプトをMac OS X用に全面的に改訂し、「AppleScript Examples」として150本以上のスクリプトをフリーウェアとして配布しています。
これらのスクリプトは、AppleScriptのより一層の普及のため、ASQs会員だけでなく広く一般ユーザーにも開放され、誰でもダウンロードして自由に利用することができます。
AppleScript Examplesの対象アプリケーションは下記の通りです。
・Finder (10.3.2)
・Adobe Illustrator 10 (10.0.3)
・Adobe Illustrator CS (11.0.1)
・Adobe Photoshop 7.0 (7.0.1)
・Adobe Photoshop CS (8.0.1)
・InDesign 2.0J (2.0.2)
・InDesign CS_J (3.0.1)
・FileMaker Pro 7 (7.0v3)
・ファイルメーカーPro (6.0Jv4)
・QuarkXPress 6.1J (6.1)
・その他 (Image Events 1.0、System Events 1.2.1)
必要な動作環境はMac OS X v10.3で、v10.3.5で動作検証が行われています。
FileMaker Pro7 一目瞭然
October 12, 2004
FileMaker Pro 7のフィールド定義やレイアウト作成といった基本的な操作やWeb共有、そして関数やスクリプトの活用などの応用的な操作を分かりやすく解説した書籍「FileMaker Pro7 一目瞭然」が2004年10月上旬に発売されています。価格は税込3,150円です。
簡単なデータベースの作成例を通して、基本操作やデータベース作成の流れをつかむことができ、活用法別に分類されたページ構成により機能を効率的に修得することができるそうです。巻末には便利な関数の用法と用例が掲載されています。
FileMaker Pro 7の新機能であるリレーションシップグラフ、マルチテーブル、マルチウインドウなども詳しく紹介されています。
FileMaker Pro 7で索引の再構築
October 08, 2004
バージョン7v2および7v2より前のバージョンからバージョン7v3にアップデートすると、索引を再構築する必要がありますが、FileMaker Pro 7で索引を再構築する場合には下記のいずれかの方法で行います。
・ファイル内のすべての索引を再構築する場合は、「データなしのコピー」でファイルを別名保存して、新しく保存したファイルに、元のファイルからデータをインポートする。
・各フィールドごとに索引を再構築する場合は、フィールド定義のオプションの「データの格納」において、「索引設定」をオフ、「必要時に索引を自動設定」にチェックをつけて、フィールドごとにこの操作を繰り返す。
詳しい手順については、バージョン7v3アップデータの付属文書「FM アップデートお読みください.pdf」に記載されています。
FileMaker Pro 7v3 & FileMaker Developer 7v3
October 07, 2004
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 7v3 アップデータ」と「FileMaker Developer 7v3 アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 7.0v1、7.0v1aもしくは7.0v2のプログラムをFileMaker Pro 7.0v3に、FileMaker Developer 7.0v1、7.0v1aもしくは7.0v2のプログラムをFileMaker Developer 7.0v3にアップデートするものです。
バージョン7v3では日本語の索引設定に変更が加えられたため、バージョン7v1またはv2にて作成されたファイル内のテキストフィールドにおいて日本語で索引が作成されている場合には、その索引を再構築する必要があります。
(2007/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
Security Update 2004-09-30
October 06, 2004
Appleから米国時間2004年10月4日にSecurity Update 2004-09-30がリリースされました。
Security Update 2004-09-30では下記のソフトウェアが更新されます。
・AFP Server、NetInfo ManagerおよびPostfix(Mac OS X v10.3.5、Mac OS X Server v10.3.5)
・CUPSおよびQuickTime(Mac OS X v10.3.5、Mac OS X Server v10.3.5、Mac OS X v10.2.8、Mac OS X Server v10.2.8)
・ServerAdmin(Mac OS X Server v10.3.5、Mac OS X Server v10.2.8)
このセキュリティアップデートのタイトルとリリース日は一致していませんが、これは先週末にクパティーノと周辺の街の一部で停電があったために実際の公開日に影響が出たとのことです。
FileMaker Server 7 Advancedが販売開始
October 05, 2004
FileMaker Server 7の上位バージョン「FileMaker Server 7 Advanced」の販売が本日より開始されました。価格は税込303,450円です。
FileMaker Server 7 Advancedは、FileMaker Server 7のすべての機能や特徴を含むだけでなく、最大100までのWebクライアントおよび、最大250までのデスクトップクライアントにデータベースの同時ホスティングを行うことができます。
業界標準のXML、ODBC、JDBCなどを使用することで、FileMakerデータベースを他のアプリケーションと統合させることもできますが、Mac OS X上では現在のところODBC、JDBCのデータソースとして利用することはできません。
FileMaker, Inc.は、将来のリリースにおいてMac OS X上のODBCとJDBCをサポートすることを計画しているとのことです。
(2007/01/03追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)