FAMLog
LibreSSL 3.2.2が公開
October 23, 2020
LibreSSL 3.2.2が2020年10月中旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 3.2はこれまで開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン3.2.2で安定版として配布されるようになっています。
LibreSSL 3.2ではクライアント側だけでなくサーバー側でもTLS 1.3がサポートされるようになっていますが、OpenSSL 1.1 TLSv1.3 APIはまだ利用できない状態となっています。
Claris FileMaker Pro 19.1.2の変更点:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション
October 22, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、[ファイルオプション]ダイアログボックスの[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションの設定方法が、バージョン番号を一覧から選択するのではなく、バージョン番号を入力する方法に変更されています。
バージョン番号は「m.n」の形式で入力し、mはメジャーバージョン番号、nはマイナーバージョン番号です。例えば、ファイルをバージョン19.1以降でないと開くことができないようにするには「19.1」と入力します。
なお、現時点においてClaris FileMaker Server 19向けのアップデータはまだ公開されていません。[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションはサーバー製品利用時にも影響を与えるものであるため、クライアント側のバージョンだけでなく、利用しているサーバー製品のバージョンにも留意する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19の改善点:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション(FAMLog)
Claris FileMaker Go 19.1.2が公開
October 21, 2020
Claris FileMaker Go 19.1.2の提供が開始されています。
AD FS(Active Directory Federation Services)での認証に対応しているClaris FileMaker Go 19.1.2では、いくつかの問題が修正されているようですが、現在のところ変更点の詳細は不明となっています。
なお、FileMaker Pro 19.1.2 アップデータリリースノートによると、AD FSでの認証はバージョン 19.1.2以降のFileMaker Server for Linuxで共有されるカスタム Appでのみサポートされるようですが、現在のところFileMaker Server for Linuxの製品版はまだ登場していない状態です。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19.1.2はFileMaker Cloud for AWS 1.18に接続不可(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:Quick start experience
October 20, 2020
macOS版のClaris FileMaker Pro 19.1.2では、カスタム Appを作成する際に新しいFileMaker Pro Quick start experienceを使用できるようになっています。
バージョン19.1.2では、FileMaker Pro Quick start experienceはプレビュー機能として搭載されています。macOSにおいてオペレーティングシステムの言語が英語に設定されていて、[Use advanced tools]が無効になっている場合のみ使用できるようになっています。
なお、上述のプレビュー機能を使用する場合、FileMaker Proと同じコンピューター上でClaris FileMaker Serverが動作していないことや、違うバージョンのFileMaker Proが起動していないことを確認する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:バージョン19.1.2で追加された関数一覧
October 19, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では新しい関数が追加され、オペレーティングシステムのロケール情報および現在使用しているファイルのロケール情報を取得できる関数が新設されています。
バージョン19.1.2で追加された関数一覧は次の通りです。
・Get(システムロケール要素)
・Get(ファイルロケール要素)
これらの取得関数はロケール情報を含むJSONデータを返すようになっていて、JSONGetElement関数を併用することで各種ロケール情報を取得できるようになっています。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:「アペックスブルー」テーマ
October 16, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、「アペックスブルー」という名称のレイアウトテーマが新たに追加されています。
バージョン19.1.2では、新しいテーマのアペックスブルーが新規カスタム Appのデフォルトテーマになっています。また、バージョン19.1.2で追加されたアドオンでもアペックスブルーのテーマが使用されています。
レイアウトのテーマはFileMaker Proを使用して簡単に変更できます。テーマを変更する際には、FileMaker Proのレイアウトモードで[レイアウト]メニューの[テーマの変更...]を選択します。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:新しいアドオン(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:新しいアドオン
October 15, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、9つのJavaScriptアドオンが新たに組み込まれるようになっています。
バージョン19.1.2で追加されたアドオンは次の通りです。
・カレンダー
・カレンダーヒートマップ
・カンバン
・アクティビティタイムライン
・簡易グラフ
・写真ギャラリー
・バーコードジェネレータ
・リッチテキストエディタ
・タイマー
アドオン機能はバージョン19で追加されました。レイアウトモードに切り替えた後、オブジェクトパネルの[アドオン]タブにある[+]ボタンをクリックし、アドオンを選択した後に[選択]をクリックすることで、アドオンをインストールすることができます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19の新機能:アドオン(FAMLog)、FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)
curl 7.73.0が公開
October 14, 2020
curl 7.73.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。バージョン7.73.0では不具合の修正や機能追加が行われており、セキュリティ修正は含まれていません。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker 19の[URL から挿入]スクリプトステップでは、--cert-type、--cert(-E)、--key-type、--key、--passおよび--version(-V)オプションが新たに利用できるようになっています。
Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38ではセキュリティ脆弱性が修正済み
October 13, 2020
Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38ではHTTP/2使用時のセキュリティ脆弱性(CVE-2020-13943)が修正されています。
Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38が公開されたのは先月中旬ですが、上述の修正に関する情報は今月中旬になって公開されました。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.39です。なお、Claris FileMaker Server 19.0.1やFileMaker Server 18.0.4ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 8.5.46が使用されています。
[関連]Apache Tomcat 7.0.106、Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38が公開(FAMLog)
FileMaker オンライン学習 中級編が公開
October 12, 2020
Claris FileMakerによるアプリ開発を無料で学習できる動画コンテンツであるFileMaker オンライン学習の中級編がClaris ジャパンの公式YouTubeチャンネルで公開されています。
今回公開された「FileMaker オンライン学習 中級編」は、独習用公式テキスト「FileMaker Master Book 中級編」に沿った集合研修「FileMaker Master Training」の中級コースをカバーしています。
人気トレーナーである河村将博さんによる分かりやすい解説で、1つ1つの動画は10分前後の内容となっています。これから16回に分けて、週に2回順次動画が公開される予定になっています。
[関連]FileMaker Master Book 初級編の公式解説動画が公開(FAMLog)
(2021/06/23追記:Claris ジャパンのサブチャンネル開設に伴いURLが変更されていたので、「FileMaker オンライン学習の中級編」のリンク先URLを変更しました。)