FAMLog
FileMaker Go 14の新機能:バーコードの挿入
February 10, 2016
FileMaker Go 14では、FileMaker Pro上でスクリプトを作成せずにバーコードをスキャンできるようになっています。
FileMaker Go 13ではバーコードスキャン機能を利用できるようになっていましたが、バーコードスキャン機能を利用するには[デバイスから挿入]スクリプトステップを利用してスクリプトを作成する必要がありました。
バージョン14では、オブジェクトフィールドにバーコードオプションが配置されるようになり、スクリプトが用意されていない状態でもユーザーはバーコードをスキャンできるように改善されています。
[関連]FileMaker Go 13の新機能:バーコードスキャン(FAMLog)、FileMaker Go 14 - バーコードスキャンのメニューと挿入オプション(FileMaker ナレッジベース)
Java 8 Update 73およびJava 8 Update 74が公開
February 09, 2016
Java 8 Update 73およびJava 8 Update 74が公開されています。
バージョン8 Update 73ではWindowsプラットフォームのみに影響するセキュリティ脆弱性(CVE-2016-0603)が修正されています。攻撃方法が複雑であるものの、WindowsプラットフォームでJava 8、7あるいは6をインストールする際にシステムを乗っ取られる可能性があった点が修正されているとのことです。
なお、Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要がある状況です。
[関連]FileMaker Server 10/11のAdmin ConsoleとJava 8 Update 71は非互換(FAMLog)
FileMaker Server 10/11のAdmin ConsoleとJava 8 Update 71は非互換
January 28, 2016
セキュリティ脆弱性が多数修正されたJava 8 Update 71およびJava 8 Update 72が今月公開されましたが、Java 8 Update 71以降を適用したクライアント環境ではFileMaker Server 10およびFileMaker Server 11のAdmin Consoleを起動できなくなっています。
上記は、Java 8 Update 71において署名ハッシュアルゴリズムがMD5である証明書との互換性がなくなったことに起因しています。なお、バージョン12およびそれ以前のFileMaker ServerとJava 8の互換性に関する情報はファイルメーカー社からの案内は特にない状況であり、FileMaker Server 10や11では元々Java 8はサポートされていませんでした。
現在Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要がある状況です。FileMaker Server 13以降では管理用の端末にJavaをインストールする必要がなくなっており、安全性を考慮すると、Java 8に対応しているFileMaker Server 14もしくはFileMaker Server 13.0v10へのバージョンアップが強く推奨される状況になっていると言えます。
[関連]Java と FileMaker Server - 概要とトラブルシュート(FileMaker ナレッジベース)、Java™ SE Development Kit 8, Update 71 Release Notes(Oracle)、Java 8 Update 71およびJava 8 Update 72が公開(FAMLog)
OS XでSHA-256メッセージダイジェストを確認する方法
January 27, 2016
OS XでSHA-256メッセージダイジェストを確認するには、ターミナルで次のように入力します。
shasum -a 256 [ファイル名 or ファイルのフルパス名]
(例)shasum -a 256 jre-8u71-macosx-x64.dmg
配布されているファイルが正式に配布元から提供されているものか確かめるための手段の1つとして、最近ではSHA-256メッセージダイジェストを確認することがあります。
[関連]SHA-1ダイジェストを確認する方法(FAMLog)、MD5チェックサムを確認する方法(FAMLog)
FileMaker 14とGet(アプリケーションバージョン)関数
January 26, 2016
FileMakerプラットフォームの「Get(アプリケーションバージョン)関数」は、FileMaker製品の種類およびそのバージョン情報を示す文字列を返します。
FileMaker 14では戻り値の形式が一部変更され、「14.XvX」ではなく「14.X.X」という形式でバージョン番号を返すようになっています。例えば、FileMaker Pro 14.0.1では「Pro 14.0v1」ではなく「Pro 14.0.1」を返します。
なお、Get(ホストアプリケーションバージョン)関数も上記と同様に戻り値の形式が変更されています(例:「Server 14.0.4」)。
[関連]Get(アプリケーションバージョン)関数(FAMLog)、FileMaker GoとGet(アプリケーションバージョン)関数(FAMLog)
Java 8 Update 71およびJava 8 Update 72が公開
January 20, 2016
Java 8 Update 71およびJava 8 Update 72が公開されています。
バージョン8 Update 71では複数のセキュリティ脆弱性が修正されており、できる限り早く更新することが強く推奨されています。バージョン8 Update 72も公開されていますが、バージョン8 Update 71で特に問題に直面していない場合にはバージョン8 Update 72に更新する必要はありません。なお、Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要があります。
FileMaker Server 14およびFileMaker Server 13.0v10はJava 8に対応していますが、バージョン12およびそれ以前のFileMaker ServerとJava 8の互換性に関する情報はファイルメーカー社からの案内は特にない状況です。
[関連]FileMaker Server 10/11のAdmin ConsoleとJava 8 Update 71は非互換(FAMLog)
(2016/01/28追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
FileMaker Server 14.0.4におけるテクノロジーテストページの修正点
January 19, 2016
FileMaker Server 14.0.4 アップデータを適用すると、カスタムWeb公開用テクノロジーテストページに存在していたセキュリティ脆弱性が修正されます。
独自調査の結果、バージョン14.0.4ではカスタム Web 公開 with PHPのテストを行うテクノロジーテストページに存在していたXSS(クロスサイトスクリプティング)脆弱性が修正されています。脆弱性の存在を確認したFileMaker製品は下記の通りで、PHP カスタムWeb公開機能を有効にしている場合に影響を受けます。
・FileMaker Server(バージョン9からバージョン14.0.3まで)
・FileMaker Server Advanced(バージョン9から12まで)
FileMaker Server 14.0.4以降に更新できない場合の回避策は、FileMaker Serverがインストールする「phptest.php」という名称のテクノロジーテストページファイルを削除することです。
[関連]FileMaker Server 14.0.4で修正されたXSS脆弱性に関するご案内(株式会社エミック)、2015年12月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)
2016年1月「INTER-Mediator勉強会2016-#1」発表資料
January 15, 2016
2016年1月13日に行われた「INTER-Mediator勉強会2016-#1」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:Qualys SSL Labs SSL Server Test(PDF形式/ファイルサイズ:約170KB)
「QualysSSLLabsSSLServerTest.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
7c38bc0a2c7a8c415dd9fdfb719baa4629d2c2e4
■関連リンク
・SSL Server Test(Qualys SSL Labs)
(2022年5月9日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
2015年12月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
January 14, 2016
2015年12月20日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:FileMaker Server 14.0.4 Security Updates(PDF形式/ファイルサイズ:約155KB)
「FMS14SecurityUpdate.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
bf21848de798cfb641afb1ab08b9cad2b7d8a1e3
■関連リンク
・Software Update: FileMaker Server 14.0.4(FileMaker Knowledge Base)
・FileMaker 14.0.4 - important installation note(FileMaker Knowledge Base)
・Software Patch: FileMaker Server 14.0.4a(FileMaker Knowledge Base)
・FileMaker, Inc. support policy(FileMaker Knowledge Base)
(2022年5月9日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
INTER-Mediator 5.2はPHP 7に非対応
January 06, 2016
INTER-Mediatorは、2016年1月現在PHP 7をサポートしていません。
現時点でのPHPの最新バージョンは、2015年12月に公開されたバージョン7.0.1です。INTER-Mediatorは将来のバージョンでPHP 7への対応を検討していて対応準備をすでに進めていますが、実際の対応予定時期は現時点では未定です。
PHP 7への対応にあたっては同梱しているphpseclibをバージョンアップする必要があるため、PHP 7に対応する際には名前空間をサポートしていないPHP 5.2系列のサポートを廃止する予定でいます。
[関連]PHP 7.0.0が公開(FAMLog)