FAMLog
Apache Tomcat 8.5.8、Apache Tomcat 8.0.39、Apache Tomcat 7.0.73およびApache Tomcat 6.0.48が公開
November 21, 2016
Apache Tomcat 8.5.8、Apache Tomcat 8.0.39、Apache Tomcat 7.0.73およびApache Tomcat 6.0.48が2016年11月上旬から11月中旬にかけて公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン8.5系統です。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在Apache Tomcat 9.0.0.M13 (alpha)が公開されている状況です。Apache Tomcat 6.0系列は2016年12月31日にサポートが終了する予定となっており、2017年4月になるとApache Tomcat 6.0のダウンロードページは削除される予定となっています。
なお、FileMaker Server 13、FileMaker Server 14およびFileMaker Server 15のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]JVNVU#92250735: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 6.0.48、7.0.73、8.0.39および8.5.8ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)
(2016/11/24追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
FileMaker Server 15.0.3 アップデータが公開
November 17, 2016
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 15.0.3 アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、バージョン15.0.1もしくはバージョン15.0.2のFileMaker Server 15をバージョン15.0.3に更新するものです。FileMaker Server 15.0.3には、セキュリティ更新、サードパーティ製コンポーネントの更新および不具合の修正が含まれています。セキュリティ修正の内容としては、FileMaker Server マシンの「Documents」フォルダおよびテンポラリフォルダの外部にあるファイルに対するユーザーアクセスの問題に対応したという説明となっています。
JavaについてはJava 8 Update 111に、OpenSSLについてはOpenSSL 1.0.2jに更新されます。バージョン15.0.3ではPHP 5.6がインストールされますが、OS X/macOSでPHP 5.6(5.6.24)を利用できるのはmacOS Sierraのみとなっており、OS X YosemiteもしくはOS X El Capitanを利用してPHP Web公開機能を使用している場合にはmacOS Sierraへのバージョンアップが推奨されます。なお、macOS Sierra 10.12にFileMaker Server 15.0.1をインストールしている場合は、FileMaker Serverをアンインストールしてから、アップデータソフトウェアではなくFileMaker Server 15.0.3 インストーラを使用する必要があります。
[関連]ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 15.0.3(FileMaker ナレッジベース)、Java 8 Update 111およびJava 8 Update 112が公開(FAMLog)
(2016/11/18追記:macOS Sierra 10.12上でFileMaker Server 15.0.2からFileMaker Server 15.0.3にアップデートした場合、FileMaker Server 15.0.3に同梱のPHP 5.6を使用するには、アップデート後に展開アシスタントを使用して再設定する必要があるのでご注意ください。)
Ruby 2.3.2とRuby 2.2.6が公開
November 16, 2016
Ruby 2.3.2とRuby 2.2.6が公開されています。
Ruby 2.3.2とRuby 2.2.6では、RubyGemsが利用するSSL証明書の更新が含まれている他、多数の不具合修正が行われています。なお、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。
Ruby 2.1系列の保守は来年3月頃に終了する予定となっており、今後はRuby 2.3系統もしくはRuby 2.2系統に移行することが推奨されます。
CakePHP 2.9.2が公開
November 15, 2016
CakePHP 2.9.2が公開されています。
CakePHP 2.9.2は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースで、不具合の修正が行われています。CakePHP 2.8系統からCakePHP 2.9系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.9に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.9で動作可能な状態になっています。なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.3.8ですが、FMCakeMixはCakePHP 3に対応していないのでご注意ください。
[関連]CakePHP 2.9.2 がリリースされました(mbstring.com)
OpenSSL 1.1.0cが公開
November 14, 2016
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.1.0c」が公開されています。
OpenSSL 1.1.0cでは3件のセキュリティ脆弱性が修正されています。OpenSSL 1.1.0系統を利用している場合には、バージョン1.1.0cへのバージョンアップが推奨されています。
なお、FileMaker Pro 15.0.2およびFileMaker Server 15.0.2にはOpenSSL 1.0.2hが同梱されています。
PHP 5.6.28とPHP 7.0.13が公開
November 11, 2016
PHP 5.6.28とPHP 7.0.13が公開されています。
PHP 5.6.28とPHP 7.0.13ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。PHP 5.5系統の保守は終了したため、バージョン5.6系統もしくはバージョン7.0系統へのアップグレードが強く推奨される状況となっています。
下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。なお、PHPはバージョン7.1系統の開発も進められており、現在バージョン7.1.0 Release Candidate 6が公開されている状況です。
FileMaker 15の新機能:SSL接続でワイルドカードSSLサーバー証明書とサブジェクトの別名に対応
November 09, 2016
FileMaker Pro 15およびFileMaker Go 15では、FileMakerネットワーク共有のSSL接続時にワイルドカードSSLサーバー証明書とサブジェクトの別名(Subject Alternative Name)に新たに対応するようになっています。
ワイルドカードSSLサーバー証明書は、1枚のSSLサーバー証明書で複数のサブドメインに対応した証明書(例:*.example.jp)です。サブジェクトの別名は、SAN(Subject Alternative Name)と呼ばれる証明書の拡張領域を利用して1枚のSSLサーバー証明書で複数の別ドメイン(FQDN)に対応した証明書です。
なお、FileMaker Proについてはバージョン14.0.3以降でワイルドカードSSLサーバー証明書を認識するようになっていますが、正式にサポートされるようになったのはバージョン15からとなっています。
[関連]FileMaker Server 15の改善点:中間CA証明書のインポート(FAMLog)、FileMaker Pro 14.0.3 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker 15でサポートされるSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧
November 07, 2016
FileMakerネットワーク共有で暗号化通信を実現するには、バージョン13.0v9以降のFileMaker Serverでデータベースファイルをホストした上で、FileMaker製品でサポートされているSSLサーバー証明書を認証局から購入する必要があります(2016年11月現在)。
FileMaker 15でサポートされているSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧は下記の通りです。
・コモドジャパン 企業認証タイプ SSL(Comodo Elite SSL Certificate)
・コモドジャパン EVタイプ SSL
・ジオトラスト トゥルービジネスID
・DigiCert SSL Plus/EV SSL Plus/Multi-Domain (SAN)/EV Multi-Domain
・シマンテック セキュア・サーバ ID
・Thawte SSL 123
・GoDaddy Standard SSL
・InCommon
なお、ワイルドカードSSLサーバー証明書およびSAN(Subject Alternative Names)はFileMaker Server 14以前では正式にサポートされていません。
[関連]FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FAMLog)
FileMaker Server 15の新機能:fmsadmin CERTIFICATEコマンドの削除操作
November 04, 2016
FileMaker Server 15では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理する際に使用するfmsadminコマンドにおいて、CERTIFICATEコマンドでインポートした証明書を削除できるようになっています。
[使用例]
fmsadmin certificate delete
証明書の削除操作を実行した後、FileMaker Serverフォルダの直下にあるCStoreフォルダ内にFMS_Removedフォルダが作成され、プライベートキーファイル (serverKey.pem) とCSRファイル (serverRequest.pem) についてはファイル名にタイムスタンプが付加された上でFMS_Removedフォルダに移動します。
なお、変更内容を有効にするにはFileMaker Serverを再起動する必要があります。
[関連]カスタム SSL 証明書のインポート(FileMaker Server 15 ヘルプ)
Touch Barを搭載したMacBook Proが登場
October 28, 2016
Appleがこれまでで最も薄くて軽いMacBook Proを発表しています。
新しいMacBook Proは、第6世代のクアッドコアおよびデュアルコアプロセッサー、前世代に比べて最大2.3倍のグラフィックスパフォーマンス、超高速SSD、そして最大4基のThunderbolt 3ポートを搭載しています。また、従来のファンクションキーに代えて、Touch Bar(タッチバー)という名称の、鮮明なRetinaクオリティのMulti-Touchディスプレイを搭載したモデルが登場しています。
新しいMacBook Proの価格は、256GBのフラッシュストレージを搭載した13インチモデルが148,800円(税別)、Touch BarとTouch IDを搭載した13インチモデルのMacBook Proが178,800円(税別)から、Touch BarとTouch IDを搭載した15インチモデルのMacBook Proが238,800円(税別)からとなっています。なお、新しいMacBook Proの登場と同時に、11インチモデルのMacBook Airおよび光学式ドライブを搭載したMacBook Proが販売終了となっています。
(2017/06/08追記:リンク先のURLを変更しました。)