FAMLog
FileMaker Pro 12v3 アップデータが公開
October 26, 2012
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 12v3 アップデータ」と「FileMaker Pro 12v3 Advanced アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 12またはFileMaker Pro 12 Advancedをバージョン12.0v3に更新するものです。バージョン12.0v3では、オブジェクトに条件付き書式が含まれている場合のレイアウトレンダリングおよびデータビューアで多数の値を評価する場合のパフォーマンスが改善され、一定期間使用するとインスタントWeb公開でクラッシュする場合がある問題など数多くの不具合が修正されています。
日付入力時に年月日を「+」で区切って入力すると和暦として認識されて入力されますが、年を1桁もしくは2桁で入力した場合の仕様がバージョン12.0v3で一部変更されています。具体的には入力値が26から35までの場合については、昭和ではなく平成として入力されるようになっています。
第86回「FileMaker Fun Night!」発表資料
September 10, 2012
2012年9月8日に行われた、セブンズドア主催のFileMakerユーザー向けイベント「FileMaker Fun Night!」(第86回)で発表した資料を下記よりダウンロードできます。
・ダウンロード:「FileMaker Server 12で使用するポート番号とその舞台裏」(PDF形式/ファイルサイズ:約570KB)
「FMS12_PortNumbers.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
af25712e7d191792d90509a4993d656767841f23
■関連リンク
・FileMaker Server 12 および FileMaker Server Advanced 12 のポート番号(FileMaker ナレッジベース)
・オブジェクトフィールドに対するインタラクティブコンテンツとその他の機能強化(FileMaker ナレッジベース)
・インタラクティブなオブジェクトフィールドのセキュリティ(FileMaker ナレッジベース)
・オブジェクトフィールドでの PDF のストリーミング(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 12の新機能:刷新されたプラグインの更新方法
August 17, 2012
FileMaker Pro 12では、スクリプトを使用してプラグインをインストールおよび更新する方法が新しくなり、FileMaker Serverを使わずにプラグインを自動インストールおよび自動アップデートできるようになっています。
プラグインファイルをデータベースファイルのオブジェクトフィールド内に格納した上で、[プラグインファイルのインストール]スクリプトステップを使用することで、プラグインをインストールおよびアップデートできます。
プラグインをインストールする場合、クライアントの[プラグイン]環境設定で[ソリューションにファイルのインストールを許可]オプションが選択されている必要があります。ただし、この設定は最初から有効になっており、プラグインを使用しない場合にはセキュリティ上の理由からこの設定を無効にしておくことが推奨されます。
FileMaker Pro 12の新機能:レイアウトオブジェクト書式設定の機能強化
July 19, 2012
FileMaker Pro 12では、レイアウトオブジェクトの書式設定をより詳細に制御できるようになっています。なお、レイアウトオブジェクトの属性はインスペクタで変更します。
バージョン12では、レイアウトオブジェクトの塗りつぶしにグラデーションやイメージを使用したり、レイアウトオブジェクトの状態に応じた表示調整、およびレイアウトオブジェクトの透過性や角の丸みを調整できるようになっています。
現在使用しているテーマのデフォルトスタイルをレイアウトオブジェクトに適用したり、選択したレイアウトオブジェクトからスタイルを取り除くこともできます。
[関連]FileMaker Pro 11の新機能:インスペクタ(FAMLog)
FileMaker Pro 12v2 アップデータとFileMaker Go 12.0.4が公開
July 13, 2012
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 12v2 アップデータ」と「FileMaker Pro 12v2 Advanced アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 12またはFileMaker Pro 12 Advancedをバージョン12.0v2に更新するものです。バージョン12.0v2では、スクリプトが間違ったウインドウで実行される可能性がある問題、Mac版でブラウズモードでの入力が禁止されているインタラクティブオブジェクトでファイルのドラッグ&ドロップが可能になる問題など、数多くの問題が解決されており、スクロール機能も改善されています。
同時にFileMaker Go 12.0.4も公開されており、詳細は不明ですが、いくつかの問題と互換性に関する問題が解決されているとのことです。
FileMaker Pro 12の新機能:新しいレイアウト支援ツールの追加
July 06, 2012
FileMaker Pro 12のレイアウトモードでは、ダイナミックガイド、定規からドラッグできるガイド、およびグリッドのスナップ機能を使用できるようになり、それらを活用して新しいレイアウトのデザインおよび既存のデザインの変更を行うことができます。
レイアウト上でオブジェクトを作成および編集するためのガイドは2種類用意されており、「ダイナミックガイド」はレイアウト上でオブジェクトを正確にサイズ変更および配置する支援を、「ガイド」は同じレイアウト内および複数レイアウト全体でオブジェクトを配置する支援を行います。
バージョン12では、レイアウトの編集を複数回元に戻したりやり直せる機能も新たにサポートされています。元に戻す機能と再実行機能は、レイアウト上の変更およびオブジェクトへの変更を、最大で1000回の変更まで段階的に削除または置き換えるために使用できます。なお、レイアウトへの変更履歴は、レイアウトの保存時にクリアされるようになっています。
[関連]ガイドおよびダイナミックガイドの使用(FileMaker Pro 12 ヘルプ)
(2012/07/19追記:記事のタイトルを「FileMaker Pro 12の新機能:レイアウト支援ツール」から「FileMaker Pro 12の新機能:新しいレイアウト支援ツールの追加」に変更しました。)
FileMaker Pro 12の新機能:オブジェクトフィールドの強化
July 04, 2012
FileMaker Pro 12では、パフォーマンスと使い勝手が向上するように、ファイル保管に利用できるオブジェクトフィールドが再設計されています。これによりオブジェクトフィールドに関連する機能が各種強化されています。
バージョン12では、オブジェクトフィールドに[オブジェクトデータを外部に保存]オプションが追加されています。このオプション機能を利用することで、マルチユーザーでデータベースを共有している際のオブジェクトデータが管理しやすくなり、効率的にバックアップできるように改善されています。さらに、データを暗号化してFileMaker Proでのみ読み取り可能にする[セキュア格納]オプションも利用できます。
また、ファイルのデータベースへのドラッグ&ドロップ、サムネールのイメージレンダリング速度向上、PDFおよびオーディオ/ビデオファイルをインタラクティブに操作できるオプションなど、数多くの機能が強化されています。
FileMaker Pro 12の新機能:バージョン12で追加された関数一覧
June 29, 2012
FileMaker Pro 12では新しい関数が追加され、オブジェクトフィールド内のデータを扱う関数や、FileMaker Goで位置情報を取得する関数などが新設されています。
バージョン12で追加された関数一覧は下記の通りです。
・ExecuteSQL
・GetHeight
・GetThumbnail
・GetWidth
・Location
・LocationValues
・VerifyContainer
・Get ( 接続状態 )
・Get ( インストールされた FM プラグイン )
・Get ( 持続 ID )
・Get ( トリガ現在のタブパネル )
・Get ( トリガターゲットタブパネル )
・Get ( UUID )
・Get ( ウインドウスタイル )
なお、バージョン12では、Get ( ツールバーの表示状態 )関数はGet ( 書式設定バーの表示状態 )関数に名称が変更されています。
[関連]FileMaker Pro 11の新機能:バージョン11で追加された関数一覧(FAMLog)
FileMaker Pro 12の新機能:バージョン12で追加されたスクリプトステップ一覧
June 01, 2012
FileMaker Pro 12では、下記のスクリプトステップが新しく追加されています。
・一致するレコードを検索
・オーディオ/ビデオを挿入
・URL から挿入
・PDF を挿入
・プラグインファイルのインストール
・オブジェクトの管理を開く
・レコードをフィールド順でソート
ヘルプおよび[スクリプトの編集]ダイアログボックスで確認できる互換性セクションも表示方法が改善されています。これにより、各スクリプトステップが、FileMaker Pro(デスクトップ)、FileMaker Server スクリプトスケジュール(サーバー)、FileMaker Go(iOS)、カスタムWeb公開およびインスタントWeb公開でサポートされているかどうか確認できるようになっています。
なお、ヘルプでは、スクリプトステップがランタイムソリューションでサポートされているかどうかも記載されています。
FMClipboardBroker 1.2.0が公開
May 30, 2012
株式会社キー・プランニングが、FileMaker Proのクリップボード・データを編集可能にするツール「FMClipboardBroker 1.2.0」を2012年5月下旬に公開しています。
FMClipboardBrokerを使うと、FileMaker Proのクリップボード・データをXMLファイルとして出力したり、XMLファイルからクリップボードのデータに変換できます。
FMClipboardBrokerはMac OS X上で動作するフリーウェアとして公開されており、バージョン1.2.0ではFileMaker 12のレイアウトオブジェクト形式に対応しています。
(2019/01/15追記:「クリッポボードのデータに変換」を「クリップボードのデータに変換」に修正しました。)