FAMLog
FileMaker Serverドキュメントフォルダ
July 14, 2009
FileMaker Server 10では、レコードのインポートおよびエクスポートに使用できる「FileMaker Serverドキュメントフォルダ」が新たに用意されています。
このフォルダは、FileMaker ServerのBackups、DatabasesおよびScriptsフォルダと同じところにあるもので、Mac OS Xの場合には下記のパスが相当するフォルダになります。
/Library/FileMaker Server/Data/Documents
バージョン10では、[レコードのインポート]および[レコードのエクスポート]スクリプトステップがFileMaker Serverのスケジュールスクリプトでもサポートされるようになりましたが、インポートファイルやエクスポートファイルを配置するための共有場所としてFileMaker Serverドキュメントフォルダを使用できます。
[関連]FileMaker Server 10の新機能:レコードのインポートとエクスポート(FAMLog)
FileMaker Server 10の新機能:スクリプトシーケンスタスクスケジュール
June 03, 2009
FileMaker Server 10では、タスクスケジュールでFileMakerスクリプトを実行する際、FileMakerスクリプトの実行前後にシステムレベルのスクリプトを実行できるようになっています。
バージョン10では、Admin Consoleでタスクスケジュールを作成する際、「スクリプトシーケンス」というスクリプトタイプを選択できるようになりました。
[レコードのインポート]および[レコードのエクスポート]スクリプトステップとスクリプトシーケンスを併用すると、例えば、レコードのインポートを実行する前にインポート用のファイルに対して前処理を実行した後に、FileMakerスクリプトを実行してファイルをエクスポートし、さらにそのエクスポートしたファイルに対して後処理を実行する、といった一連の処理が可能になります。
FileMaker Server 10の新機能:レコードのインポートとエクスポート
May 29, 2009
FileMaker Server 10では、[レコードのインポート]および[レコードのエクスポート]スクリプトステップが、FileMaker Serverのスケジュールスクリプトでもサポートされるようになっています。
指定されたファイルはすべてFileMaker Serverドキュメントフォルダもしくはテンポラリフォルダ内にある必要があり、「..」を含むパスはすべて無効とみなされます。使い方によってはエラーが発生するケースもあるので、FileMaker Serverのスケジュールスクリプトとして使う場合には注意点がいくつかあります。
なお、[レコードのインポート]および[レコードのエクスポート]スクリプトステップはWeb公開ではサポートされていません。
FileMaker Pro 10の改善点:検索モードにおける改善
April 28, 2009
FileMaker Pro 10では、検索モードにおいて検索に使用できるフィールドを虫眼鏡のアイコンで表示するようになっています。
FileMaker Proでレコードを検索するには検索モードで作業をしますが、バージョン10から表示されるようになった虫眼鏡のアイコンにより、現在のモードや検索可能なフィールドを視認しやすくなっています。
検索モードにおいて現在入力対象となっているフィールドや、フィールドへの入力を許可しないフィールドには上記のアイコンは表示されません。また、コントロールスタイルの表示形式によってアイコンが表示されない場合もあります。
FileMaker Pro 10の新機能:Bento 2からのデータのインポート
March 10, 2009
FileMaker Pro 10では、Mac版でBento 2からデータを直接インポートできる機能が追加されています。
クイックスタート画面、または[ファイル]メニューから、Bento 2のデータをFileMaker Proデータベースに直接インポートすることができます。
なお、Bento内のフィールドタイプにおいて、メディア、ファイルリストおよび関連レコードリストについては、FileMaker Proではサポートされていません。
FileMaker Pro 10の新機能:ダイナミックレポート
February 23, 2009
FileMaker Pro 10では、ダイナミックレポートと呼ばれる機能が新機能として追加されています。
この機能により、ブラウズモードでデータを変更する際に、再計算された集計値をリアルタイムに表示させることができます。従来では、小計パートにある集計フィールドの値はソート実行時にプレビューモードでしか表示されませんでしたが、バージョン10ではブラウズモードでも表示されるようになっています。
グループ化されたデータの集計値が再評価されるだけでなく、レコードも再度並び替えが行われ、レポートが動的に更新されるようになっています。
FileMaker Pro 10の新機能:保存済み検索
January 30, 2009
FileMaker Pro 10では、任意の検索条件を保存できるようになり、保存済みの検索条件を用いて検索を実行できる機能が追加されています。
任意の検索条件を保存できるだけでなく、検索モードで指定した条件が「最近使った検索」として一時的に自動保存され、それぞれステータスツールバーやメニューなどを使用して素早くレコードを検索できます。
保存済みの検索条件を編集することも可能であり、スクリプトを作らなくても複雑な条件の検索を手軽に実行できます。
FileMaker Pro 10の新機能:スクリプトトリガ
January 27, 2009
FileMaker Pro 10では、スクリプトトリガと呼ばれる機能が新機能として追加されています。
この機能により、ユーザーまたはスクリプトによるフィールドの入力、変更、終了時、キー入力、フィールド修正、レコード確定などの特定のイベント発生時に、任意のスクリプトを実行するよう指定できます。
開発者は、決まった種類の出来事が発生した際に自動的に任意の処理が行われるように指定できるので、より自然な形で利用者が使いやすいようにデータベースを作ることが可能になっています。
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:第3章の変更点
November 21, 2008
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。
第3章の「データの取得と処理」では、主にバージョン8および9の新機能についての内容もカバーし、下記の節を新たに追加しました。
・3.2.4 FileMakerデータベースのエラーコード番号を取得する
・3.3.21 スクリプトに引数を渡す
・3.3.22 FileMakerクエリー文字列で複雑な検索条件を指定して検索を行う(複合検索)
・3.3.24 ポータルレコードの取得にポータル設定オプションを利用する
・3.3.27 ポータル内のレコードを削除する
上記以外も全体的に文章の見直しを行い、細かい注意点や解説を追加、更新しました。また、各クエリーコマンドおよび引数が、FileMaker API for PHPにおけるどのメソッドに対応しているかという記述も参考までに追加しました。
[関連]FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:内容の立ち読み(FAMLog)
Mac OS X Leopardではディスクパーティションのサイズ変更が可能
August 21, 2008
Mac OS X Leopardでは、ディスクユーティリティでディスク全体を初期化せずにパーティションのサイズ変更ができるようになっています。
あらかじめ削除してよい予備のパーティションを用意しておけば、ディスク全体を初期化せずに任意のパーティションのサイズを増やすことも可能です。Mac OS X Leopardでは、マスターブートレコード(MBR)パーティション以外、どのディスクパーティションの大きさでも変更できます。
ただし、パーティションの大きさを変更するには予備のパーティションが必要になったり、パーティションに含まれるデータを消去しなければならない場合があるため、影響のあるパーティションに含まれるデータを事前にすべてバックアップする必要がある、といった重要な注意点があります。
[関連]Mac OS X 10.5: ディスクパーティションの大きさを変更する(アップル)