FAMLog
データベースアップロードアシスタント利用時の注意点 (2)
May 20, 2008
Mac版のFileMaker Serverでは、データベースアップロードアシスタントにより、アップロードしたデータベースファイルのオーナーがfmserverに自動的に設定されます。
データベースファイルのオーナーとグループにはいずれも読み取りと書き込みアクセス権が設定され、その他のユーザーには読み取りアクセス権のみ付与されるよう調整されます。
旧バージョンのMac版FileMaker Serverでホストされるすべてのデータベースファイルは、通常fmsadminグループが読み書きできるようにアクセス権を変更する必要がありましたが、データベースアップロードアシスタントによりその作業を行う必要がなくなりました。
ただし、データベースを手動でアップロードする場合、旧バージョンと同様に所有権とアクセス権を別途設定する必要があります。
Cyberduck 3.0
May 16, 2008
Mac OS Xで動作するオープンソースのSFTP/FTPクライアントソフトウェア「Cyberduck 3.0」が公開されています。
バージョン3.0では、WebDAVとAmazon S3に新たに対応しています。Mac OS X LeopardのQuick Lookもサポートされるようになり、その他にも数多くの新機能が追加されています。
Cyberduck 3.0のライセンスはGPLバージョン2であり、Mac OS X v10.4以降で動作します。
Mac版FileMaker Server 9.0v3の動作環境
May 12, 2008
Mac版のFileMaker Server 9.0v3およびFileMaker Server 9.0v3 Advancedは、Mac OS X v10.5.1以降およびMac OS X Server v10.5.1以降もサポートしています。
Mac版のFileMaker Server 9では、Web公開のためにApache HTTP Serverが利用されます。バージョン10.5では、OSに付属のApacheのバージョンが2.2であるため、サポートされているApacheのバージョンは2.2系列になっています。
なお、FileMaker Server 9.0v3で要求されるハードウェア要件については、Mac OS X v10.4 TigerとMac OS X v10.5 Leopardで特に差はありません。
[関連]Mac版FileMaker Server 9の動作環境(FAMLog)
Mac OS X LeopardでSpotlightを無効にする
April 25, 2008
Mac OS X LeopardでSpotlightを無効にするには、ターミナルで次のように入力します。
launchctl unload /System/Library/LaunchAgents/com.apple.Spotlight.plist
(実際には1行で入力します)
sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchAgents/com.apple.Spotlight.plist
(実際には1行で入力します)
sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.metadata.mds.plist
(実際には1行で入力します)
Mac OS X v10.4では/etc/hostconfigファイルを編集する方法でSpotlightを無効にすることができていましたが、Mac OS X Leopardでは/etc/hostconfigファイルを編集しても特に効果はありません。
[参考]macosxhints.com - 10.5: Disable Spotlight completely
Ruby on RailsとFileMaker ServerによるWebサイト構築事例
April 24, 2008
毎月FileMaker Proで作られたツールを紹介する記事も連載されている月刊パソコン活用誌「アスキー・ドットPC」の新しいWebサイト「アスキー・ドットPCウェブ-パソコンFAQ」が本日公開されました。
同サイトは、パソコンの操作方法やテクニックが紹介されており、パソコンを使う上で直面する疑問の解決に役立つWebサイトです。今後、ExcelやFileMaker Proなどに関するテクニックも追加されて、コンテンツが拡充されていく予定となっています。
サーバーの運用には「FileMakerホスティングサービス プラン9」をベースにしたカスタムホスティングが利用されており、Ruby on RailsとFileMaker Serverで構築された同サイトは、FileMakerの可能性と拡張性を示す開発事例でもあります。
[関連]Ruby on RailsとFileMaker ServerによるWebサイト構築事例を発表(株式会社エミック)
FileMaker 9 "10+1"バンドル キャンペーン
April 22, 2008
ファイルメーカー社が、FileMaker Pro 9(10ライセンス)とFileMaker Server 9(1ライセンス)をキャンペーン価格で購入できる「FileMaker 9 "10+1"バンドル キャンペーン」を実施すると案内しています。
このキャンペーン製品は、VLAのキャンペーン製品であり、FileMaker Pro 9 (10ライセンス)と FileMaker Server 9(1ライセンス)が含まれます。最初の1年間有効なメンテナンスも付いていて、キャンペーン価格は税込378,000円となっています。
同時に、4本分の値段で5本分のFileMaker Pro 9をキャンペーン価格で購入できる「FileMaker Pro 9 5ライセンスパック キャンペーン」も実施されています。
キャンペーン期間は共に2008年4月22日から2008年9月26日までです。
Passenger(mod_rails for Apache)
April 14, 2008
Ruby on Railsで構築されたWebアプリケーションを運用するためのApacheモジュール「Passenger(mod_rails for Apache)」が公開されています。
事前に必要なインストール作業や設定をしておけば、MongrelやWEBrickを起動させることなく、業界標準のWebサーバーであるApache HTTP ServerでRuby on Railsを利用できるようになります。
PassengerのライセンスはGPLバージョン2であり、オープンソースとして公開されているソフトウェアです。POSIX準拠のOSで動作するため、Mac OS Xでの動作もサポートされています。
なお、PassengerはWindowsでは動作しません。
OpenSSH 5.0
April 09, 2008
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 5.0」が公開されています。
OpenSSH 5.0は、先月末に公開されたOpenSSH 4.9のセキュリティ修正版であり、セキュリティ脆弱性が1点(CVE-2008-1483)修正されています。
それ以外の変更は行われておらず、機能的にはバージョン4.9と変わりありません。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 5.0/5.0p1 リリース
FileMaker Pro大全 ver.7〜9 edition
April 07, 2008
FileMaker Proの初心者からエキスパートまで、幅広い層に絶大な人気を誇る書籍「FileMaker Pro 9: The Missing Manual」の翻訳書「FileMaker Pro大全 ver.7〜9 edition」が2008年3月下旬に発売されています。
この書籍は、Geoff CoffeyとSusan Prosserが執筆した「FileMaker Pro 9: The Missing Manual」の完訳版であり、「FileMaker Pro大全」のバージョン9対応版です。単に最新バージョンの機能解説が追加されただけではなく、多くの場面で表現や図版を変えて、より分かりやすい解説を目指す工夫がなされています。
カスタムWeb公開に関する内容は含まれませんが、FileMaker Proのみに限らずFileMaker Pro AdvancedやFileMaker Serverに関する情報も網羅されており、FileMakerを使用する開発者および利用者必携の書籍です。
定価:4,410円(税込)
サイズ:B5
ページ数: 768
著者:Geoff Coffey、Susan Prosser
訳者:小山香織
共訳・技術監修:茂田カツノリ、蜷川晋、今泉みゆき、竹内康二
出版社:ラトルズ
ISBN:978-4899772132[Amazon.co.jpで購入...]
OpenSSH 4.9
April 02, 2008
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 4.9」が公開されています。
OpenSSH 4.9にはセキュリティに関連する修正が1点含まれており、sshd_configのForceCommand設定項目でコマンドが強制されているセッションでは、~/.ssh/rcの実行が無効になるように変更されています。
機能追加や不具合の修正も行われており、sshdでchrootが新たにサポートされています。chroot機能は注意して使う必要がありますが、新しい設定項目ChrootDirectoryで制御することができます。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 4.9/4.9p1 リリース